スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

この世で一番怖い話

ヒッチコックが、「この世で一番怖い話」として、ロアルド・ダールの「訪問者」を挙げた……。

って、この話、有名(^^ゞ?

自分が知ってる話は有名なんだと思い込んでるところがあるんですが、でもこの話は少なくとも、数か所で聞いたから、有名だと思う!!

……んだけど、
「そもそも、ロアルド・ダールって誰?」
という声が聞こえてきそうな気も(^^ゞ
どうなんでしょ。
有名?

ロアルド・ダールは、「奇妙な味の短編小説家」とか言われてる人です。

う~んと、噛み砕いて言えば、「世にも奇妙な」の原作になりそうな小説がいっぱい……っていえば伝わるでしょう。

もしくは、「イギリスの星新一」とか(笑)

ラストのオチで、
「あ、そういうことか!」
とわかる話が多いです。

「訪問者」は、ハンセン氏病に対する誤解と差別がある話なので、絶対ドラマ化はされないでしょうね。

あるプレイボーイが、エジプトを旅したとき、上品な紳士と出会い、彼の家に一晩宿を借りることになるんです。
紳士には一人娘がいて、そりゃあ別嬪さんなんですね。しかも奥さんも若くて綺麗だという。

主人公はプレイボーイなもんで、宿の恩を忘れて、「こりゃぁ今晩どっちかを……」とか考えるわけ。
で、食事の間中、二人に秋波を送り続けます。
アホか。

で、夜になると、果たして女性が部屋に入ってきます。
強い香水をつけているので、奥さんか娘さんかはわからないけど、
「とにかく間違いなく女だ。奥さんでも娘さんでもどっちでもいいや」
ってことで、やっちゃう。

で、満足してその家を出て、旅を続けます。
そして、ガソリンスタンド(だったっけ?)に立ち寄ったときのこと。

店員が、意味ありげな笑顔で、
「昨日、○○氏の家に泊まったでしょ?」
と聞いてきます。

そして、
「あそこには二人の娘さんがいるんですよ。二人とも綺麗な娘さんだったけど、可哀そうに姉娘はハンセン氏病にかかってしまったんですけどね」
と。

まぁ、いろいろ考えちゃう話ですな。
紳士が親切げに男を泊めたのは、「このこと」をたくらんでいたからだと考えても恐ろしいし。
周囲の人たちも、紳士がそういうことを続けていると薄々知りながら、面白がってる風なのも怖い。

そしてこの小説が書かれた時代、ハンセン氏病は恐ろしい病でした。
その上、感染力の弱さがまだわかってなかったでしょうから、
「いい気になっていたプレイボーイが、恐ろしい病を伝染された」
という落差も、怖いといえば怖い。

そういう複合した「怖さ」が、ヒッチコックの心をとらえたんでしょうか?

まぁね。
「本当の意味で怖い話」
ってのは、いろいろあると思いますよ。

そりゃ、目の前に幽霊が出たら、それがどんなに芸のない幽霊でも、怖いに違いありません。
夏になれば、「怖い本」を読みたくなるんですが、読んでゾッとする話はたくさんあります。

が、私が「一番怖い話」として何か一つ小説をあげろと言われたら、小川未明の「黒い人と赤いそり」を挙げたい。

単純な話なんですよ。
村人が災害に遇ったとき、ある人たちは助けようといい、ある人たちは怖くて助けにいけないと言った。
助けにいった人たちは戻らず、残った人たちは彼らを忘れた。
そしてそんなある日、残った村人たちは、助けに行った人たちの幽霊を見た。

ただそれだけ。

それなのに何が怖いんすかねぇ(^^ゞ

小川未明という作家は、不思議な作家だと思います。
彼の作品を読むと、どれもこれも、デジャブを感じる。

「殿様の茶碗」と小泉八雲の「茶碗の中」は、全然違う話なのに、なぜか、片方を読むともう片方も読みたくなるんですよね、なんでかしら(^^ゞ

「飴チョコの天使」は、都筑道夫の「遠い日の空の色」を。

つまり、誰でも心の中にある情景を拾いだし、それを美しい光景に置き換えて物語にしているということじゃないのかしらん。

調べてみたら、小川未明の怪談集が出てるみたい。
レビューを見たら、
「似たような話しばかり」
と書いている方がおられます。

確かに、「似たような話し」と感じるのはわかる。
でも、未明の小説に描かれているのは、決して同じシチュエーションではありません。

なぜ「似てる」と感じるのか。

そこに未明の恐ろしさがあるのかもね。
わからんけど。

昨日も半日資料本を読んでたんで、ネタがないんすよ(^^ゞ
なのでまぁ、こんなところで(笑)
今日も午後から図書館へ行って、資料読みっす。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

小池真理子の怖い本はめっちゃ怖いよ
短編も怖いし
長編の「墓地の見える家」なんて私の中でトップクラスで怖いです

小池さん

なんか、怖い小説ばっかり集めたアンソロジーで読みましたわ。
加門七海さんとかの小説もあったような。
長編も怖いんですね。

今度読んでみます。
今は資料読むので精いっぱいですが(^^ゞ
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。