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チャイナ・シンドローム

「空海の風景」読了しました。
で、しばし当惑。

空海はいいんですけどね(^^ゞ
最澄という人がさっぱり理解できなくて……。

ネットなどで見てみても、残っている手紙などから、最澄は弟子たちに対しても腰が低く、純粋で真面目な人だったというのが定説のように思えます。
でも、空海の真言密教に対する態度は、腰が低いどころじゃないんですよね(^^ゞ

そもそも、密教というのは、頭で理解するものではなく、体で覚えるものであるがゆえに、机に座って勉強するものではない……んだそうな。
なので、書物だけで勉強しようとするのは、密教では許されないことだそうで。

空海と最澄の違いは、同じ遣唐使でありながらも、前者は自費でかつ長期の「留学生」として入唐したのに対し、後者は国の費用をふんだんに与えられてかつ天台宗の経文を持ち帰るための短期の「還学生」として入唐したということが大きいように思われます。

とはいっても、空海はわずか2年で密教のすべてを伝授され、日本に帰ってきますから、結果的に唐にいた期間はさほど変りませんが、それでも彼の地での人気・名声ともに最澄は空海に比べるべくもない感じ。

そして、帰ってくるなり、日本でも天台宗は過去の宗教となっていて、
「玄宗皇帝が愛した」
ということで密教の人気が高まっていたこと、しかも不運なことに、最澄が持ち帰った中に、密教のごく一部が混じっていたために、彼を愛する桓武天皇から、密教についても最澄の手腕を期待されたんですね。

そして、「最初に密教をもたらした僧」としてもてはやされているところに空海が帰国。
彼の密教に比べれば、最澄のものはみすぼらしく、ごくごく一部でしかなかったことがわかります。

……というところで、このときの最澄の気持を想像すると、痛々しくもあるんですが(^^ゞ

ただ、最澄は天台宗のすべてを授かったのかというとそうとも言えないんです。

「体で覚えるもの」である密教のすべてを伝授された空海はもちろん、帰国時には密教のすべてを知り、体で表現することも既にできています。
それに引き換え、最澄は、「すべての経文を持ち帰った」というだけですから、まだ読んでさえなかったってことでしょう。

その状況で、最澄は、空海に、
「私にも密教を伝授して欲しい」
と頼むんですね。

それは、朝廷の希望により、天台宗に密教のエッセンスを加えてしまった経緯上、密教を知らないわけにはいかないという事情もあったんでしょうが、それより先に自分の起こす宗教の経文を読破しろよと思いません??
いくらへりくだった態度で頼んだとしても、私にはそれが「腰が低い」とは思えないんです。

希望を聞いた空海は、まず潅頂をほどこしますが、記録によれば、最澄と一緒に子供たちが潅頂を受けてるそうな。
つまりこの「潅頂」は、すべてを授けたものに与える「伝法潅頂」ではなく、縁を結んだ者に、いわばサービスで請けさせる「結縁潅頂」のたぐいだったろうという話しなんですね。
それにしても、子供たちと一緒にというのは、帰国するなり朝廷の命で南都六宗の高僧たちに潅頂をほどこした最澄に対しては、かなりの嫌味というか非礼だと思うんですが(^^ゞ

こんなことをされても最澄は、
「それで、伝法潅頂はいつ請けさせていただけるんでしょうか?」
と空海に確認している……と記録に残ってるんだそうです。

このときの空海の気持、想像してみると面白い。
多分間違いなく、
「ぎゃぁ!」
と叫んだと思います(笑)

そして、
「密教をすべて授けるには三年はかかる」
と言った空海に対して最澄は、
「一夏で済むと思っていた」
とションボリしてみせるんですよね。

空海はたしかに2ヶ月ほどですべてを教わっていますが、それが彼が何年もかけて予習・自習した末に唐に渡ったから。
それを「ひと夏で」って言われちゃぁ、ムカつきますわな(^^ゞ

しかも、「あなたにできたんだから、私にもできるはず」なんていう考え方なわけですし。

空海の失礼と、最澄の失礼は、かなり性質が違いません?
最澄は自分が失礼なことをやってると自覚してたんだろうか?

その後最澄は、空海から密教の書を何度も借り出します。

「密教は書物で勉強するものではありません」
と何度も言われても、
「どうぞ私を見捨てず、これからも書を貸してください」
と言葉丁寧に懇願するのみ。

結局空海を激怒させるわけですが……。

怒りながらも空海は、
「私はあなたにすべてを授けるつもりでいる。だから直接私のところにきなさい」
と書いてるんですね。
でも、来ない。
あげくは、
「空海は、書によって仏教を学ぶという日本の伝統を壊した」
とため息をつくように、記してるらしく……。

いくらなんでもKYにすぎるんじゃないかと思えてしかたないんですけど(^^ゞ

ありていに言えば、
「現在でいうアスペルガー症候群や高機能自閉症といったような発達障害があったのでは?」
としか思えないんですよね。

そうであれば、こういう人と並んで称された空海はかなり苦労したんじゃないかという気もしますし、このあたりの最澄に対する態度でもって、「高慢の僧」というように言われるのはあまりにも理不尽だと思う(笑)

まぁ、これはすべて司馬遼太郎さんの引く資料による感想なので、当たってるかどうかはわかりませんけどね(^^ゞ
それにしてもいくらなんでもこれはムチャやないのかと、最澄について考えずにはいられないのでした。

ただ、昨今の中国共産党の態度をみていると、相手の事情を考慮せず、自分の希望を押し通そうとうするはもしかしたら唐土では普通の感覚だったのかもとも思えたりして。
たった数ヶ月の唐生活で、そういうとこだけ影響受けて帰ってきたのかもしれません(笑)


さて。
昨日旦那がチリから戻って参りました。

日本からまっすぐ地球の中心まで掘り進め、そのまま反対側に出ると、だいたいチリのあたりに着くんじゃないでしょうか。

つまり、季節も時間もほぼ逆。

こっちが朝の8時に、
「仕事終わった~」
と電話がかかってきたりします。

んでもって、見える景色もこんなん↓↓↓
0810_tori7.jpg

♪はるか~、アンデスを~~~~~~~~~~~~……ただひとつのぅおぅおぅ~~~、雲がぁああああああん

と歌いたくなるんですけどね、毎回(^^ゞ
今は咽喉が痛いので、やめときます(笑)
はい。
アンデス山脈です。

標高6000とか7000とかいう高い山脈ですから、山頂付近は万年雪でしょうが、この写真はとても寒そうでしょ(^^ゞ

野鳥たちも知らない鳥ばかりです。
0810_tori6.jpg
この目つきの悪さ(失礼)は、アオジ系じゃないかと思う。
スズメ科の一種かなと思います。

これは、マミジロマネシツグミかなぁ?
0810_tori5.jpg

0810_tori4.jpg
目がつぶらで人相……もとい、鳥相はいいですね(#^.^#)

そして、不思議な柄に目を惹かれるこの鳥もやっぱりアオジ系の一種かと思える、フテブテしい表情をしてます(笑)
0810_tori2.jpg

0810_tori3.jpg

0810_tori1.jpg

首の模様の切り替わりが艶やかですね(#^.^#)

と言う風に、旦那が出張するたびに、
「この鳥の名前が知りたい~」
と思うのですが、チリの鳥なんてどこでどう調べたらええのやら。

「鳥図鑑を買ってきて!」
と頼んだら、分厚くて写真がたくさん載った鳥図鑑を買ってきてくれましたが、フィルムをはずして中身を見たら、
「ヨーロッパの鳥図鑑」
でやんの(^^ゞ

ということで、この鳥の名前がわかるかたは、ぜひ教えてください。
私の方でも調べてみます。

では、今日もそろそろ出かけます!
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のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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Mail:norichan★norichan.jp
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