スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

水の女

「遊女の社会史」は放りだしました(^^ゞ

「遊女という制度は女性差別!」みたいな話が聞きたいんじゃないんだってば。
純粋に、どういう風に遊女というものが生まれたのかが知りたいんだって……。

どうも、対象を不幸だと決めつけるのって苦手ですわ(^^ゞ

だって自分だったらいやじゃない?

「あなた、つらかったのね、悲しかったのね。誰にも言えずに明るくふるまってたんでしょ?大丈夫、私はあなたのことがわかるし、あなたの味方だから!!」
とか突然言われたら、ひくでしょ(笑)?

まぁ、たまにそういうことがありますけどね(^^ゞ

幸も不幸も主観的なものだから、他人から、
「あなた不幸だったのね?」
って言われたら、確かに思い当たることもあるような気がしてくるのが怖いところですよね~。
あぁ、怖。

ってことで投げだして、何を読んでたかというと、「大和の伝説」の本編です。

いや~……。
読んでみて初めてわかりました。
今まであちらこちらで見掛けた「奈良の伝説」のほとんどは、どうやらこの本がタネ本のようです。

今までこの本を知らなかった私は不明を恥じねばね~(^^ゞ

そんでもって勢いがついたんで、折口信夫の「水の女」を再読してみたんです。

この論文は、私にとってはかなり難解でした。
なんていうのか、前提となる知識を私が持ってないってことなんだと思います。

ですから、かなり浅い理解ですが、折口博士のおっしゃるには、昔むかしその昔、日本には、「ミルメ・ミツメ・ミヌメ」などと呼ばれる「水の女」がいた。

彼女たちは、「神」を迎え入れ、「神」のパワーの源を封印し、また開放する役目を持っていた。

……と書けば幻想的ですが、「神」というのは、その資格を持つ人間の男だと種明かしされたら、まったく文脈が変ってきません(笑)?

つまり、水の女は、「神たる男」に使える女性。
彼は「神」になるために、パワーのみなもと、つまりオチンチンを封印され、物忌みに入る。
そして一定期間を過ぎた後、また「水の女」の手によりそれを開放される。
とすればまぁ、その後の儀式は……ナンですな?

でも多分、このような儀式は、「現人神」相手ではなく、先祖霊やら山霊やらの、「目に見えない神」に対しても行われていたでしょう。
それが、「タナバタツメ」などが関わる神事であったのではないかというような。

ざっくりそういう風に理解しているのですが。

それにしても不思議です。

なぜこの難解(なのは私だけかもしらんけどさ)でかつ、学術論文とは思えないような感覚的な文章が、かくも多くの人に読まれ、支持されているんでしょう。

まず「水の女」という言葉の響きの美しさが原因だと思うんですね。

「みずのおんな~」
あら、素敵。

そしてやはり、この幻想的とも言える文章の流れに惹かれる人も多いんじゃないでしょうか。
頭で読むより、体全体で受け止めたいような文章だと思いません?
頭の中に映像がそのまま流れ込んでくるような。

だから、だから、だから。
なんの根拠もありませんが、この論文は、古代日本における女の存在感について、かなり的を射ているのではないか、と。
そう直感してます。

「母なる大地」

なぁんて言いますよね。

「女」は受け入れる、受けとめる存在としてあったとき、最高に魅力的なのかもしれないな~なんて思ったのでございます。

ただ、私はいろんな人に、
「あなたは火だわねぇ」
って言われるんですよね(^^ゞ

西洋占星術で私はしし座ですから、思いっきり火の星座ですし。
なんか、四柱推命でもそうだとか?

性格的にも「火」っぽいです、私。
えぇ、怒りっぽいっす……。

ということで、どうやら私は「水の女」の資格はなさそうなのですが(^^ゞ

ただ、「遊女」というものに、私は「水の女」を見ます。
江戸時代以降の、組織として完成されてしまったものはよくわかりませんが、そもそもの遊女は、男を受け入れ、その神聖をも受け入れる存在だったんじゃないのかと。

司馬遼太郎さんの「一夜官女」なんかはまさにそういう女性の巫女的性格を描いてはりますね。
時代は……薄田兼相の時代だから、伏見桃山時代の末期ですか。

女は(ま、私は違うかもしれませんけどね、へっ!)みな、巫女なのですねぇ。
そういう世界観の美しさが、折口信夫の「水の女」が愛される理由ではないかと思うわけで。

だからこそ、「遊女の社会史」は「美しくない」と思ってしまうのでございます。

他人……自分以外の人を、あるがままに受け入れるって難しいことですよね。
自分の目に見えたものを、自分の感情を交えずに表現するのはとっても難しい。
「水の女」は、それがかなりできている論文なんじゃないのかなと思ったり。あぁ思ったり。

相手を可哀そうだと思うことも、羨ましいと思うことも、多分、相手をあるがままに見られていないからおきることなんでしょう。
自分の価値観でみるからそうなるんですよね。

でも、「あるがままに」って難しいよねぇ。

ということで、今日はカワセミ見てきます。
可愛い姿を「あるがまま」に堪能してきま~す!!
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。