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相棒

今は少しマシになりましたが、私は本当~に理屈っぽい人間でした。
その理屈っぽさを嫌いだったんですが、同時に、理屈が通じない人が苦手でした(笑)

今は理屈が通じない人も結構好き(笑)

で、ですね。
そういう理屈っぽかった頃によく考えたのは、「人」は「H」のような形で表す方がいいんじゃないかってことでした。

「人という字はぁ、人と人が支え合ってぇ~」
と言うのがこの字の起源なら、片方が倒れたらもう片方も倒れちゃうようなのはダメじゃん?……って思ってたんですよね。

一人でもちゃんと立っていられる人間が、もう一人の自立した人間と手をつなぎ合い、支え合うのが「人」なんじゃないのかってね。

基本的にはそうだなと今でも思ってます。
お互いによっかかり合う関係ってしんどいと思う。

でも、相手に自分の体を預けてしまえる関係というのもまたやっぱり「人」の形だなと思うのでございます。
場合場合によってですけどね。
「この場面では、あの人がいなきゃ、一人ではやっていけない」
ってことってあるじゃないですか。

結果的に一人でこなしたにしても、その人の心の中には、「あの人」がいるというような。

それはまぁ夫婦もそうなんですが、仕事上の「相棒」なんかもそうなんだと思います。

今、夢枕獏さんの「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を読んでます。
歴史小説かと思って読み始めましたが、全然ちゃいました(^^ゞ
が、夢枕獏さんは、人を「よいもの」として表現されるので、割と素直に読めます。

ただ……「≪陰陽師≫の場所と人を変えただけじゃん」とも思った(笑)

いや、「陰陽師」は、岡野玲子さんの漫画バージョンしか読んでないので、原作である夢枕さんの小説はちょっと違うのかもしれませんけどね。

「陰陽師」では、安倍晴明がいろいろな事件を解決するわけですが、彼にとって重要なパートナーが、源博雅なんですね。
博識で胆力もあり、すべての面においてたぐいまれなる才能を発揮する上に美男の晴明。
それに対して、博雅は、とても不器用。ただ心映えのまっすぐさ、そしてそれがゆえの勇気は抜きんでていて、音楽の才と音楽を愛することについては天才の域である……というように、描かれています。

正直、この設定も、
「ホームズとワトソン君じゃ~ん」
って思った(笑)

その後、知人が「面白いから」と貸してくれた、岡野玲子さんの「妖魅変成夜話」を読んだら、やっぱりまったく同じタイプの二人が活躍する話でずっこけたんですけどね(^^ゞ

夢枕獏さんの他の小説は、何か読んだ記憶があるんだけど忘れましたから、この「沙門空海」に限って言えば、やっぱり同じパターンを踏襲しておられます。

博識で何事においても人より秀でた空海。
そして、頭は良いけれども空海と並ぶと凡人にしか見えない橘逸勢は、「よき漢」であります。
決して何かについて天才・異才ではないけれど、まっすぐで誰かのために命を落とすことにためらいがない。

でも考えてみたら、京極夏彦さんの「京極堂と榎木津(+関口)」も同じパターンなんですよね。

島田荘司さんの「御手洗潔と石岡和己」もそうだし。

博識で天才的頭脳の持ち主と、彼の親友である心が美しくまっすぐで、勇敢な人間。
そしてこの親友がいるからこそ、天才は才能を発揮できる。

小林信彦が、「素晴らしい漫才コンビとは、天才肌と役者肌の取り合わせである」とか書いてはったのを思いだします。

例として、「えんたつ&あちゃこ」や「やすきよ」を出してはりましたが、ダウンタウンも同じパターンですよね。

彼らの場合、「H」じゃあないんですね。
二人とも自立しているのに、「人」になっちゃうという。

それは美しいことだよなぁとは思うんだけどさ。
そして、確かに、推理小説はそれでいいかなと思うけどさ(夢枕さんのは推理小説じゃあないけど、とりあえず謎ときはある)。
だって、謎とその謎解きが主眼なんだからさ。

でもなんか違和感は感じるっていうか……。
ねぇ(^^ゞ?

「造り物の世界」を見ている感じだけが強くなる。

だってさ。
普通、そんなにパッキリ役割分担しないもんねぇ?

たとえば、うちの夫婦の場合は、多くの場面で、旦那が右脳派、私が左脳派です。
でも、ときには私が右脳派で旦那が左脳派になる場面もある。
割合にしたら、7:3。
いや、6:4ぐらいかも?

そしてそれだからこそ、「相棒」は、お互いにお互いしかないってことになるんだと思うんですよ。

もし、上記の空海と逸勢、晴明と博雅、ホームズとワトスンのように、あまりにもはっきりとした役割分担だったとしたら。
例えば、空海と博雅、晴明とワトスンでも成り立っちゃうじゃん。

「相棒」ってのはそうじゃないでしょ?
お互いにお互いだからこそ、「人」になれるのが相棒なんだと思うんですね。

と言いつつ、「沙門空海」も最終巻まで読み進めました。
謎ときもクライマックスですよ。
というわけで、今日の午後には読了しようと思います。
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のりちゃん1968

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