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息吹

「花鎮祭」「風鎮祭」「星鎮祭」など、いろいろな「鎮祭」があります。
でも、な~んか不思議な気がしません?

風を鎮めるお祭りってのは、まだわかりますよね。
台風が吹いたら農作物は被害を受けますから、

「どうぞひどい風が吹きませんように」
つぅて、お祭りをするのはわかります。

でも、星や花は?

「どうぞ臭い花が咲きませんように」
って……??

あぁ、ラフレシアって、むっちゃ臭いって言うもんねぇ。
庭にラフレシアが咲いたら、大変だわ!!
わかるわかる。

……わかりませんわな。
アマゾンのジャングルならともかく、日本に咲く花では、そこまで臭い花はないと思うんだわ。

あ、もしかしたら、
「どうぞ花粉が飛ばず、くしゃみが出ませんように」
っていうお祭りかも?

……ちゃいますよね、多分(笑)

星だってそう。

「どうぞ流れ星がたくさん流れますように」
なんて祈るのも変だし、
「七夕の夜、晴れますように」
って言うてもねぇ、いわゆる織姫・彦星の物語は、多分、道教由来だろうから、日本に入ってきたのはそうそう早い時期じゃあないと思います。

まぁつまり、「花鎮祭」や「星鎮祭」。
もしかしたら、「風鎮祭」も、それそのものを鎮めるための祭りじゃないんじゃないか……?

そういうことでしょう。

ちなみに花鎮祭は、桜の花の咲くころ、星鎮祭は節分のころ。
風鎮祭は、上半期が終わるころに催行されることが多いようです。

花の咲くころや上半期が終わるころは季節の変わり目。
節分は一番寒いとき。

疫病が流行りやすいときですよね。

ということで多分、「鎮祭」は、疫病鎮めの祭りである可能性が高いんだろうと思います。

そして昨日、7月の第一日曜日には、龍田大社の風鎮祭なのでした。

龍田大社は、崇神天皇の時代に創建されたと伝わる由緒ある風神の神社。

この神社に伝わる、「龍田風神祭祝詞」によれば、疫病の流行した際、崇神天皇の夢に神が表れ、
「天下の公民の作りと作る物を、悪しき風、荒き水に相はせつつ、成さず傷るは我が御名は天乃御柱乃命・國乃御柱乃命と、御名は悟し奉りて、吾が前に奉らむ幣帛は、御服は明妙・照妙・和妙・荒妙・五色物・楯・戈、御馬に御鞍具へて、品品の幣帛備へて、吾が宮は朝日の日向ふ處、夕日の日隠る處の龍田の立野の小野に吾が宮は定め奉りて、吾が前を稱辭竟へ奉らば、天下の公民の作りと作る物は、五穀を始めて草の片葉に至るまで成し幸へ奉らむと悟し奉りき」
と告げたのが、この神社建立のきっかけだとか。

朝日の日が向かうところ、夕陽の日が隠れるところ……という文言は、あちこちの祝詞で見掛けるような気がしますが、つまりそれが「良い場所」の条件なんでしょう。

お祭りは、神職さんたちの清め祓え、そして入場から始まります。

0703tatsuta_6.jpg

雅楽が演奏され、厳かな雰囲気。
0703tatsuta_4.jpg

そして、本殿の第一扉、第二扉が開かれます。

このとき、ちょっと興味深く思ったのが、警蹕がなく、拍子木であったこと。

神社の大祭に参加したことがある方なら、本殿の扉が開かれる際、
「おぉ~ん」
という、神職さんたちの声を聞かれると思います。

これは、「貴人・神様」の先ぶれの声。
「尊い方が通られるから、畏みなさい」
という注意喚起の声です。

でもこの神社は、人の声でなく、拍子木で先ぶれをされるんです。

「チョンチョン」という音と共に、平頭が促されます。

そして神饌を供す。
宮司さんが神前へと神饌を運ばれます。

拝殿のこちら側から見た限りですが、神饌は果物やら野菜が多いような気がします。
0703tatsuta_3.jpg

海の産物もあるのかなぁ?
あるにしても、中心は、山の恵みですよね。

古代、この地は海から遠かったのかなぁ?
龍田川がありますから、川魚は採れたと思うんだけど。

そして、祝詞の奏上です。
ところどころ違う文言があったような気もするのですが、「龍田風神祭祝詞」が奏上されました。

ところどころというのは、祝詞最初にある「志貴嶋に大八嶋國に知しめしし皇御孫命」という部分。
私の耳には、「磯城瑞籬宮に知しめしし皇御孫命」と聞こえたんですよ。

つまり、どちらも崇神天皇のことになるんでしょうけども。
「敷島」は日本を指す言葉ですから、歴代の天皇すべてを指すかもしれない。

さてさて?

今回は東日本大震災の後ということで、復興を祈る祝詞も奏上されました。

その後は巫女舞です。
寿ぎの言葉を謳いながらの舞で、雅楽は太鼓だけ。

鈴と剣で四方を清めておられます。
0703tatsuta_2.jpg

そして、居合いの奉納。
柳生新陰流の居合いだとか。
0703tatsuta_1.jpg

多分、本来はこの居合い、神事とは関係なかったんでしょう。
奉納の後、「拍手(はくしゅ)」の催促が。

そしてその後、玉串の奉奠。
宮司さんが神前に捧げられた後、崇敬者の方たちが順々に拝殿の前に設けられた祭壇に玉串を捧げていきます。

見届けたかったんですが、なんせ崇敬者の多いこと(^^ゞ

1時間じゃ終わりそうもなかったんで、ここで神社を後にしました。

多分、この後、撤饌、閉扉という運びになると思うのですが、ただ、祝詞の中で、「巫女舞、居合い、花火を楽しみ給え」というような言葉があったように思います。

巫女舞と居合いは神事の中で行われましたが、花火は夜に催行される予定。
その祭りを、神に楽しんでいただこうというのなら、閉扉は花火の後になるはず。

それを確認したかったんですが、このとき時計は11時過ぎ。
……旦那のお腹が鳴りだす時間ですから(^^ゞ
ぐぅぐぅ言いだす前に、食事処に向かいます。

インドカレーでお腹を満たした後、私たちが向かったのは、酒屋さん。
この日は、愛宕登山で世話になった友人も一緒だったのですが、
「日本酒のおいしさを知りたい」
という希望があったんで、おいしい地酒を置いてある上に、試飲もさせてくれる「きとら」へ。

10種類近く試飲させてもらった中で、友人が選んだのは、私イチオシの一品でした。
そやねん。うまいねん(#^.^#)

このとき太陽はまだ南中状態。

近所にある奈良豆彦神社に参拝することにしました。

この神社の御祭神、「平城津彦命」とおっしゃいます。

「奈良豆彦」「平城津彦」のどちらも「ならづひこ」。
多分、平城京以前の地主神でしょう。
この地が猿楽発祥の地であるとも言われ、非常~に興味がそそられます。

何より、本殿裏にある大楠の存在感は圧倒的。

0703tatsuta_8.jpg

友人が映ってますが……。
顔などはまったく見えないんで、お許しをばm(__)m
樹木のでかさがわかるでしょう?

木の下に立って見上げると、空を覆うような葉っぱたち。
「世界樹」という言葉が、ポカンと浮かんできそうな存在感です。

そしてこの後、
「まだどこか行けるで~」
……ということで、なんとなく向かったのは柳生でした。

なんで柳生だったのかというと、位置的に、酒屋さんから近いってこともありますが、友人がまだ一刀岩やら天石立磐やらを観たことがないと言ったから。

お祭りで奉納されたのが柳生新陰流であることとは関係ありません。
ありませんが……これもまたご縁なのかもしれませんね???

天石立磐とはこんなものです↓
0703tatsuta_5.jpg

引き戸のような二枚岩が、地面にズドンと刺さっている姿は、本当に印象的。
しかもデカイんだわ。

観たことないなんて、もったいない!!
……でしょ?

柳生の磐たちは、少し難しいというか、対向車がきたら麓までバックしなくちゃいけないような細い、そして曲がりくねった山道の果てにあります。

でも、
「山道を運転するの怖い!」
という人でも、登山はそれほど長い距離ではありませんから、ぜひ、一度はご覧ください。

……もちろん、うちの旦那は山道をバックするのをまったく恐れない人なんで、間近まで連れていってくれました。
甘やかされてますね(^^ゞ

古代の息吹を秘め、圧倒的な存在感を誇るモノたちは、この世界にまだまだあります。
それらすべてを観ることはできないだろうけれど、一つでもたくさん見つけられたらいいな。

そのためにも、旦那と二人揃って長生きしたいな~と思うのでございます。
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No title

奈良豆彦神社

そんな名前は知らんかったけど
大きな岩があるのも、もっと知らんかった・・ワ。

奈良って

いいところ満載なんですよ~。
屏風岩も、一度は観ていただきたいスポットだし。

旦那がいないと無理なんで、いつでもとは言えませんが、良ければご案内しますよ~。
多分、ちょっと人生観変ります!

No title

柳生が好きで、旦那と結婚してからも何度か行ったのですが、天石立磐のところまで行ったのか記憶にないです。日本で飼っていた猫は、柳生で捨て猫を拾って帰ったんですよね。カナダまでつれてきたのに、私たちが留守にしたら家出してしまったんです。

大好きな柳生ですが、子どもができてからは、里帰りしてもハイキングコースにはなかなか遊びにいけずにいます。次回こそ?

柳生は

バスの本数が少ないんですよね。
朝早く行かないと、奈良駅を10時頃出るバスをのがしてしまったら、次は13時か14時ごろまでないので、ハイキングしている余裕がなかったり(^^ゞ
車で行くと、元の場所に戻らなきゃいけないから、長距離のハイキングはしづらいですしね。

でも、最近はしょうぶ園なんかもできて、観光地として整備されてきてますから、見どころはたくさんあるはず。
次の里帰りでは是非!
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

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