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潮風にちぎれて

ユーミンの初期の歌に「潮風にちぎれて」というものがあります。
ユーミンの歌って、その情景にはむゎったく共感できないんだけど、言葉選びは抜群にうまいと思う。
ただ風景を切り取っているだけなのに、主人公の感情がちゃんと理解できるんですよね~。すごいな~。

この歌の中にこんな歌詞があるんですよ。

「あなたと来なくたって、私はもとからこの海が好き」


この冬、最初のころは毎週ごと、それも土日ともに通っていた場所があります。
馬見丘陵公園。
でも、ジョウビタキの♂が姿を消してからは、全然行ってない。
私は、「彼がいるから、この公園が好き」だったんでしょうね。

0208_2.jpg


昨日も、馬見丘陵公園のすぐそばまで来てたんですよ。
帰り、「送ってくで」って言ってもらったのに、公園じゃなく駅を指定しちゃった。

あの子がどこに姿を消したのか、私にはわかりません。
今年の秋、彼がまた愛らしい姿を見せてくれるんだろうか。

さて、昨日は酒蔵さんにお邪魔してました。
蔵の大きさとしては中堅どころというところでしょうか。
でも、酒造りのほとんどを手作業で行われています。

今回は、杜氏さんの熱意で、
「文献に残るもっとも古い酒造り」
をすることになったというんですね。

奈良にある16軒の酒屋さんたちもそれに協力をしてて、こないだの酒の会で、きとらさんから、
「5日が上槽やから、行きたい人がいたら、一緒に行く?」
と誘ってもろてたんです。

行かないわけがありませんよね?
酒蔵見学は毎年参加させてもろてますが、実際に、酒を造っている行程を観る機会ってそうそうありませんもん。

ただ今回は、きとらさんの個人的な訪問にくっついていったということや、私ともう一人のゆうこちゃん共に、酒蔵さんとは一応「顔なじみ」であったことも(多分)あり、「普段なら入れない場所です」と言うようなところにも入れていただきましたんで、酒蔵さんの名前は伏せます。

案内してくださったのは営業さんですが、まだ若い女性の蔵人さんからもじっくりお話しをうかがうことができ、むちゃくちゃ面白かったんですよ(#^.^#)
それをすべて伏せるのはもったいない。
ので、「話」を伏せるんじゃなく、「蔵名」を伏せようかと思います(笑)
写真でどこかバレたりはしないと思う(^^ゞ
いや、わかるぐらいの方ならば、多分個人的に訪問して、もっと詳しく見せていただけるんじゃないかと思うんで、この方法で行きますね。

さてさて、この日はまず、もろみを拝見しました。

0405_ume_5.jpg

上槽の日ですから、タンクからはどんどんもろみが運び出されています。
でも、櫂を触らせてもらうと、結構重~い。
上部までたっぷり入っていたら、掻きまわすだけでも結構な重労働やと思いますわ。

このもろみがYABUTAという上槽機に運ばれ、お酒が濾されてきます。

0405_ume_1.jpg

出てきたてのものをまずは一杯。
この蔵の営業さんもまだ「利いてない」お酒だそう。
しかも、酒屋さんの中できとらさんが一番乗りだったとのこと。

ってことは、この「文献に残る最古の手法で造られた日本酒」を最初に飲んだのは……私らってこと?
こ、これは……。
興奮モノです(#^.^#)

営業さんが笑顔でお猪口を持ってはる写真を撮影したんですが、それを使うとどこの蔵かバレちゃうので不可っすね~。
う~ん、残念(´・ω・`)

しぼりたてですから、まだ味は「若い」感じです。
なんていうんだろ。
ピチピチした新鮮さはあるのだけれど、ちょっとしたことで気持ちが揺れ、笑ったと思ったら泣いているような思春期のアンバランスさ。

……この表現で、わかるかしら(笑)
わかるわけないわよね。
うふふ。

このお酒を何日か寝かせるとどんな味になるのか、経験の浅い私にはわかりませんが、どちらかというと芳醇で、でも主張が強すぎるということもない。
ボタンの花ほどアクが強くはないけれど、桜ほど儚げでもない。
個人的な好みで喩えるならば、沈丁花。

そんなお酒だと感じました。
個人的な感想ですけどね(^^ゞ

次に案内していただいたのが、麹室。
ここは滅多に入れていただける場所じゃありません。

なんせ、麹造りは「酒造りの肝」です。
とても大切な場所なんです。

中は何部屋かに分かれていて、麹菌の発育の具合によって、場所を変えていくと聞きます。

一番最初の部屋では所謂、「盛り」「切り返し」などが行われているみたい。
蒸し米を盛って麹菌を振りかけ、切り返してそれをかき混ぜるという感じでしょうか。

その奥では、「仲仕事」、お米を薄く広げ、ゆっくりと水分を飛ばします。

その後が「仕舞仕事」。
最後の調整ですね。

今回は少人数ということもあり、「盛り」「切り返し」と、「仲仕事」を見学させていただくことができました。
でも、「仲仕事」の部屋は、ここの営業さんも滅多に入れない場所だとか。
ありがとうございますm(__)m

「盛り」と「切り返し」の段階では、お米はまだまだ「もっちり」です。
0405_ume_4.jpg

蔵人さんの姿が入ってますが、表に出る営業さんと違って、蔵人さんから蔵がわかるぐらいの方ならば、多分個人的に訪問して(以下略)
このとき、メモを持ちこまなかったんで、記憶を頼りに書きますが、室の室温は32度でした。

次の室では仲仕舞が行われています。
0405_ume_3.jpg

米はパラリと乾燥し、表面のところどころが白くなっています。
この白くなっているところは、麹菌が内側へ内側へと根を伸ばしているのだとか。

でも、面白いんですよね。
この室は先ほどの室より2度ほど温度が高く、湿度も高い。
ここの温度計は写真に撮ってありましたから、正確な数字がわかりますよ。
室温34.6度、湿度は34.4%。
じっとしていても汗ばんでくるほどです。

お米を乾燥させたいんだから、部屋の湿度を下げればいいじゃん……というわけにはいかないんですね。

でも、室を出た麹米は、ガシガシブワブワ風をあてられ、冷やされてました(^^ゞ
0405_ume_2.jpg

温室育ちの麹米が、いきなり世間の強風に当てられてます(笑)

さてさて。
蔵人さんからは、いろいろなお話しをうかがいました。

酒造りに欠かせないのは、米と麹ですが、「酵母」がなければアルコールは生まれません。
でも、「酵母」って何?

WIKIによれば、「生活環の一定期間において栄養体が単細胞性を示す真菌類の総称である」。
ひらたく言えば、「単細胞生物」ってことでしょうか(^^ゞ

空気中にうようよいるんだそうです。
酵母に詳しい方の話によれば、甘いものがあると、「うんこにたかるハエのように」寄ってくるんですって。

だからさ。
ジュースなんかを飲みかけのまま放っておくと、「うんこにたかるハエのように」酵母が寄ってくるんですよ~。
お~~~~ほほほほほほ。

でも、お酒造りに使える酵母は、そのうちのほんのわずか。

酵母の中から酒造りの酵母を発見できる確率は、「宝くじにあたるほどの確率」と言われます。
ただ、うっかりしてて、「ジャンボ宝くじで前後賞合わせて3億円あたる確率」なのか、はたまた「一千万ぐらい、嬉しい~♪という金額があたるぐらいの確率」なのか、はたまた「末等賞のあたる確率」なのかは聞き漏れました(^^ゞ
でも、常識的に考えて、ジャンボ宝くじで3億円……ですよね。

そう考えたら、お酒に使われている酵母にも注目したくなるでしょ?
日本酒を買ったら、裏側のラベルをみてみてください。
「7号」とか「9号」とか、「山形(だっけ?)」などと酵母の名前が書かれていると思います。

日本中にどれだけの酵母があるんでしょうね?
酵母の種類だけで、酒の味を類推することはできませんが、これからちょっとだけ気にしてあげてください。

あと、もう一つ面白かった話をお裾わけ。

「熟成した味」って言う言い方をするでしょ?
しぼりたてのお酒より、何日か寝かせたお酒の方が、熟成した味になります。
でも、「熟成」ってどういうこと?

蔵人さんによると、「水とアルコールがよく馴染んだ状態を熟成していると表現しますね」だそう。

だから、「う~ん、熟成が足りないお酒だな」と思ったら、思いっきり振ると良いんだそうですよ。
んもう、思いっきりね。
すると、味が馴染んでおいしくなるんですって。

「もっといいのは超音波を使うことです。めがね屋さんの前に置いてある、超音波洗浄機の中にお酒の瓶を入れておけば10分ほどでおいしくなりますよ」
とのことですが……。

さすがにめがね屋さんに四合瓶を持っていく勇気はありません(^^ゞ

こんな具合にじっくり見学させていただいて、結局蔵の中には90分ほどお邪魔してました。
普段の蔵見学は、精米から見学して1時間ぐらいですから、かな~りじっくり見せていただいたことになると思います。
ありがとうございましたm(__)m

帰りはきとらさんに車で駅まで送ってもらいました。
この日は、私とも一人の女の子の二人だけだったんで、
「便利なとこまで送ってくで」
と言ってくださったんですが……。

なんで、「お手数ですが馬見丘陵公園まで送ってもらえます?」って言わなかったかな。
2ヶ月前なら絶対そうしてたろうに。
んなことを考えて、ちょっとさびしい春の夕暮れだったのでした。

今日は歴史好き仲間と、遺跡巡りです。
遊んでばっかやな~(T_T)
でも、明日は仕事ですからねっ!!
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のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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