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日本酒を好きにさせる酒造

私が
「アルコール添加のお酒は苦手」
というと、何も知らずに流行に流されて言っているだけだろうと決めつけて、「わかってないな」などと言われることがあるのですが、そういう反応をするのは、日本酒好きな方が少ない……のかもしれません。

つい最近のこと。
アル添が苦手だと言うと、酒販店の方から「アル添のタイミングや現状について、ちゃんと調べた方がいい」と言われ、言われた通りのことを調べたのですが、その結果何を勉強しろと言われたのかわからず、
「え?こゆこと?」
「どゆこと?」
「そゆこと?」
「よくわからないので、とりあえず、お薦めのアル添酒を教えてください!」
などと質問責めにしたら、
「うちは配達がありきたり町の酒屋ですから、貴方が通われているような思い入れの強いお店のような知識・経験はありません」
と、拒否られました。
そしてその後、まったくよくわからないところで逆ギレされましてね(^^ゞ
「ちゃんと調べた方がいい」って言われたから素直に調べたつもりなんだけど……。

ま、そんなもんなんでしょうね(笑)。

でも、念のために言いたいのは、私が通っている酒屋さん=きとらさんだって、もともとは配達中心のビール屋さんでした。
きとらさんの代になって、熱心に酒蔵さんに足を運び、信頼関係を築き上げ、お客さんの喜ぶことは思いつく限り実行し……そして「奈良の地酒と言えばこの店」にならはったんです。
「血尿でるぐらい頑張ってんねん!!」
って言うてはりました(笑)

私は、アルコール添加のお酒が悪いとか、アルコール添加のお酒が好きな人はダメだとか、そんなことを言っているわけじゃありません。
うちの父の場合、明らかに醸造アルコールの味が好きなようですが、本人が満足してるんだからそれでいいと思う。

ただ問題は、米の味がしないような……そういうお酒しか知らずに、
「日本酒はまずいもの」
と決めつけてはる人、特に女性は、私の周囲にたくさんいることなんです。
それが口惜しい。

そして、そういう人に、おいしい地酒を薦めると、
「え?日本酒ってこんなにおいしいの?」
と驚かれることも多いんです。

「まずい」と思い込んでる人に、「その認識は間違い」と思ってもらうには、おいしいものを飲んでもらうのが一番♪

でも今、「日本酒」としてスーパーなどで安価に手に入るお酒は、米の味が感じられない日本酒です。
それだって「日本酒」。
それは確かにそうでしょうが、日本酒すべてがその味と思い込まれてしまう現状は、違うと思う。

日本酒好き仲間を増やしたいなら、私ももっと頑張らねば!!
……ということで、いろいろ計画中です。
私なりに。

同志のライター女子は、もっと大きな企画を考えてるみたいですよ!!
……と、別の知己から聞いたんですが、本人に確認するのを忘れたんで、詳細不明(笑)私も絶対手伝うけどね!

ということで、勉強家の日本酒好きさんたちは、アル添のお酒が苦手と言うと、
「そんなこと言うなら、○○の××の本醸造飲んでみ?」
とか
「ほんなら、これ、飲んでみ?」
とおっしゃいます。

そして、私も、
「ほんとだ。こりゃうまいっ!!」
となるのですが……。

私がもし、
「アルコール添加の酒はみなまずい!」
と言う人に薦めるとしたら、やっぱりここの酒蔵のアル添タイプじゃないかと思います。

きとらさんで最初に試飲させていただいたとき、
「え?入ってるんですか?」
って驚いた記憶があります。

それに、ここの酒蔵のお酒は、どれを飲んでも、私好みの味なんですよ。
好みがありますから、もちろん誰にでもそうだというわけじゃないと思います。
でも、私にとっては「鉄板」の酒造さん。

私が日本酒にハマるきっかけになった酒造さんでもあります。

それが、葛城にある、千代酒造さん。
0226_6.jpg

だいたい毎年500石の日本酒を出荷されてます。
500石と言ってもよくわかりませんよね。
1石で10斗の計算ですから、500石なら5000斗。
えぇっと、1斗で10升ですから……。
一升びんなら5万本ですかね。

ただ、多分、500石というのは、原料のお米の量でしょうから、お酒になったら何本になるのか。
教えていただいたはずなんですが、私ときたらうっかりメモを忘れてます(T_T)
すいませんm(__)m

去年はご存知の通りの猛暑で、米の出来があまりよくないと聞きます。
ですが、冬は厳しい寒さで、酒造りにはぴったり。
結果として、なかなか良いお酒が出来上がったそうです。

酒造りはまず精米から。
千代さんには精米機がありますが、500石の酒蔵さんが精米機を持っているのはかなり珍しい例だとか。

堺社長……というより、堺杜氏とお呼びする方がいいでしょうね、堺杜氏がおっしゃるには、
「以前、月桂冠の下請けをしていたときは1000石以上作っていたので、精米機があるんです」
とのことでした。

私が千代さんを好きなのは、多分、堺杜氏の人柄のせいもあると思うんですよね~。
最初に蔵を訪れたのは、2003年だったか、それ以前だったかちょっと忘れました。

私は神社紹介サイトを運営していまして、その頃は割と頻繁にオフ会を開いてたんです。
その際、ちらっとでも酒蔵見学をさせていただけないかと受付でお願いすると、快くOKがでました。
その上、内容も充実していて、もろみまで見せていただいた上、試飲まで!!

その際、「このお酒を購入したい」とお願いすると、「酒屋さんで買ってください」と言われたことも印象に残っています。
どうしてもすぐに飲みたかったので、無理をお願いして、一人1~2本だけ購入させていただきましたが(^^ゞ

後に、千代酒造さんは、「酒蔵売りをしない酒造」なのだと知りました(酒造のHPを見ても通販はありません)。
酒屋さんを通すと、それだけ儲けは減るはずです。
だけど、酒屋さんの努力で、日本酒が売れているのだから……と、考えておられるんでしょうね。

そういう姿勢が酒に出るんじゃないかな~~~~~~~~~~~~~~~~って思う。

そのときに初めてお話しさせていただいてから、8年。
きとらさん主催の酒蔵見学会には、ほぼ毎年参加しているのですが、そのにこやかな雰囲気は全然変わりはりません。

ただ、紹介するときのセリフ回しやちょっとした冗談なんかは、かなり慣れてきはった気はしますが(笑)

えぇっと、話が逸れましたね(^^ゞ
精米の次は洗米です。

0226_1.jpg


精米するとお米は摩擦で熱を持ち、乾燥します。
その状態ですぐにお水に浸けると、急激に水を吸収し、割れやすくなる。
そのために、お米を寝かす「からし」という段階が必要だ。

……去年まで、そう聞いていました。

が、新しい研究結果が出、「乾燥した状態で水に浸ける方が、むしろ割れにくい」とわかったんだそうです。

でもなぜ、お米が割れてはいけないのでしょうか?
お米が割れれば、吸水が早くなっていいんじゃないかと思いません?

確かに、どのお米も同じように割れればそうも言えるかも。
でも残念ながら、ひびが入るだけとか、真っ二つになったりとか、欠けたように割れるとか……。
割れ方は様々。
とすると、吸水スピードもさまざま。

すべてのお米が均一に水を吸わなくなっちゃう……ということなんだそうです。

洗米機では100kg一度に洗えるのだそうですが、麹米にするお米は10kgずつ、丁寧に洗うと教えていただきました。

「本当なら、掛け米も10kgずつ洗うのが理想なんでしょうが、それをしてたら僕はガリガリになってしまいます」
と堺杜氏。
……いや、ちゃうねん。

2003年から、その物腰は全然変わっておられないんですが、お顔は少し丸くならはったな~とか思ってたもんで、なんだか妙に印象に残ったセリフだったのでした(^^ゞ
人のことはぜんっぜん言えないんですけどね(>_<)

さて、次は蒸しですね。
甑を上から。

0226_2.jpg

蒸し時間は1時間ですが、最後の15分は、蒸気だけで蒸し、「カラッとさせる」と表現されました。

なぜお米を蒸すのかと言えば、それは「お米のでんぷんを柔らかくするため」。
「お米がどれだけよく溶けるかで酒の出来がまったく違ってくる」
と、どの酒蔵さんもおっしゃいます。

が、「米が溶ける」という言葉を、ちゃんと理解できている自信がない(^^ゞ
麹が米を溶かすというんですから多分、「おかゆ状態になる」のとは別の溶け方だと思うんですよね。
甘酒に入っているお米と、おかゆのお米は違うもんな。

ここらへん、言葉としてはわかっても、感覚としてはイマイチわかっていない……ということがたくさんあることを思い知らされてます。

麹菌を蒸米に繁殖させる「もやし」などを見せていただいた後、酒母のタンクを見学。
発酵度合いがそれぞれに違う4つのタンクを見せていただきました。
むっちゃいい匂い(#^.^#)

0226_4.jpg


そしてその後、「もろみ」の試飲です。

0226_3.jpg

この段階では、炭酸をたくさん含んでますから、口に入れると、「プチパチ」という感触があります。
これが好きな人にはたまらんと思う(#^.^#)

そして、今年の新酒を試飲。
0226_5.jpg

この後、4年物のお酒や、一年(?)寝かせたにごりも一升びんで登場しました。

「古いのもだしてくれへん?」
と、きとらさんが頼んでくれはったみたい。
おかげで新酒から練れたお酒まで、堪能させていただきましたm(__)m

さて。
今年の酒蔵見学会は、いつも酒好き仲間の女子と一緒です。
3つめの蔵、梅乃宿さんからは、居酒屋「あじゃぽん」のゆうこちゃんも一緒。
ということで、女三人、まさに姦しいのですが……。

ゆうこちゃんはまだ27歳ですが、むっちゃ熱心で前向きな女の子です。
ブログを見ればその頑張り具合がわかりますが、頑張ってるのはお店のサービスだけじゃありません。

「私、利き酒師の資格をとろうと思って、資料を請求してるんです」
と言いだしました。

実は私も、利き酒師には興味を持ってたんですが、彼女の場合は、
「だって、お客さんにおいしい日本酒を薦めたいんですが、まだ日本酒は知名度が低いんです。私が利き酒師になったらお客さんに日本酒を薦めるとき説得力が増すかと思って」
という、仕事に直結する理由があるようで。

とにかくまじめで勉強家さんなんです。

ってことで、この日はこのままきとら酒店へ向かいました。
ゆうこちゃんは途中参加ですから、酒蔵見学をしていない蔵のお酒も試飲させてもらえる方がいいと思ったんですよ。
きとらさんのお店では試飲できるお酒が40種類ぐらいありますしね。

そしてもう一つ理由があります。

きとらさんが主催する千代さんの酒蔵見学会では、蔵でお酒を購入することができます。
それは、きとらさんも、「自分の店の儲けより、お客さんが喜んでくれはる方を優先する」というタイプの方だからなんだと思います。

でも、千代さんの姿勢として、「酒屋さんで購入してください」というのが基本にあるということなので、千代さんのお酒も、きとらさんで購入することにしました。

ゆうこちゃんは細い体で一升びん4本購入。
かなり試飲してたけど、全然顔に出ないのがすごい。

私は4合瓶を3本購入しました。
旦那が好きな甘いお酒と、千代さんの純米吟醸、そして「吟風」という酒造米を使った一本。

酒好き仲間のともちゃんも、「男っぽい酒」を購入してましたが、冷蔵庫が日本酒だらけで旦那さんから苦情がきてるとかで一本だけでした(笑)

旦那さんはワイン派だそうだから、理解を得るのは難しいかぁ(^^ゞ

ということで、この日は女三人びっちりの一日でした。
来週もまた女三人の酒蔵見学ですよ。

いや~、楽しみです!!
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まるで・・

店長のきとらです。

吸い込まれるように読んでると、
まるで目の前に居るかのようです。
言いたい事、よー判るわ~
(昨年は高血圧下げる薬飲んでて、尿路結石になって
鮮血のおしっこしてしまいました。
血が止まらんらしいです・・ビビりました。

報告することでも無いんですが・・・
昨日のこんな時間、まだ営業してるんですが、
『オーナー』って呼ばれた気がして
『なに?』って返事したら、誰も居なくそれは、
有線の音楽の空耳アワーでした。

今日もスタッフに『呼んだ~?』って聞いて、
笑われてしまいました。

健康には気をつけて!!

うちの旦那も血圧が高めなんですよね~。
無理せんとってくださいね、ほんまに。
きとらさんが倒れはったら、困る酒好きさんは、山ほどいてはりますよ!!

きとらさんを呼んだのは、多分、「酒の精」ですよ、きっと。
「おいしい日本酒の普及のために頑張ってくれてありがとう」
って。

あ、「酒の精」じゃなく、「酒の女神」かな?
日本神話では、桜の花のような絶世の美女・コノハナサクヤヒメなどが酒の女神ってことになってます。
良かったですね(#^.^#)!!

ほんまにね~。
アルコールがたっぷり入った日本酒を日本酒の味だと思い込んだ、もしくは思い込まされた人に、「日本酒はまずい」って言われるのは悲しいです。
まじめに造ってはる酒蔵さんのお酒の味を知ってもらえたら、その認識はきっと変わると思うのに。

おいしい地酒を飲んでもらうきっかけを作ることが大事なんかなと思います。
いろいろキリクチを考えねば。

あ、そうそう。
今日、茨木市の「かどや」さんとお会いしました。
きとらさんの噂話もしてたんですが、
「今は通販できるようになりました!」
と、伝言でした~。
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

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