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気になる言葉

ってことで、昨日保留にしたネタをば(笑)

町を歩いていて、もしくはお店に入って、
「なんじゃこの文章は?」
って思うこと、ありません?

例えばパン屋さんで、
「小麦の荒挽き粒の香ばしさの~」
と、「の」が5つぐらい続いている文章を見つけて、思わず赤ペン出したくなったり(笑)

この時期になると、「雪やこんこ」の音楽と共に、灯油配達車が来るんですよね。
灯油って重いですから、宅配に来てくれたら便利ですよね。

それはいい。
それはいいんだけどね……。
「灯油缶を玄関先までお出し願いますようお願い申しあげます」
って言うんですよ。
この車のアナウンスってばさ。

思わず赤ペン持って追いかけたくなりますやん(^^ゞ

「お出し願います」
もしくは、
「お出しくださいますようお願い申しあげます」

やんね?

もっとひどいのは、廃品回収車ですわ。

「毎度、おさがわせ、いたします」

「おさがわせ」ではたぶん漢字変換できませんで(笑)

長がわせ……。
ね?

でもまぁ、日常生活ではそんなに問題にはなりませんよね。
文法とか、言葉の使い方の問題とか。

ただ、私は文章を書くのが仕事なので、
「この言葉をどう扱えばいいんだろう?」
と悩むことはよくあります。

例えば、誤用がまかり通ってる単語をどう使うかです。

80%の人が、間違った意味でその単語を覚えてしまっている場合、正しい意味でその単語を使うのもためらわれます。
だって、80%の人が、意味を取り違えるってことですから。

例えば、「憮然」という単語。
これは本来、「がっくり落ち込んで」とか、「失望して」という意味なんですよね。
「思うようにならなくて不満」という意味もあるようですが、どちらかというと消極的な「不満」なようです。

でも、文科省が調べたところでは、7割の人が、「怒って」「腹を立てて」という意味だと思っているとか。

たぶん、「ぶすっとする」という言葉と混同しちゃってるのかな?

で、ですよ。
例えばインタビューをするとしますよね。

そしてその方が、何かの事情で「憮然」としておられたとします。

でも、「~と、○○氏は憮然とした」と表現したとしたら、7割の人が、「腹を立ててるんだな」と理解するでしょう。
でも、実際は、「落ち込んでいる」わけですよ。

こりゃまずいですよね?

いくら言葉の使い方を間違ってなくても、誤解されることを予測しながら使うのはNGだと思う。
それよりは「憮然」を使わず、「悄然」などの言葉を代用する方がいいです。

ただ、反対に、です。

「~と、○○氏はブスッとした」
というような状況の場合、「ブスッとした」という言葉が前後の文章とそぐわない場合。

でも、「憤然」という言葉からイメージするほどカッカしてるわけじゃなく、言葉通り「ブスッとしている」場合。
「憮然」を使いたくなったりします。

だって、7割の人が、「ブスッとしてる」と解してくれるわけでしょ?
ならいいじゃん……って。

例えば、「御用達」という単語。
正しくは「ごようたし」ですよね。
でも今は「ごようたつ」でも漢字変換できるんですよ、知ってました?

そんな風に、言葉は変わっていくものです。

「憮然」も、近い将来、「ブスッとして」という意味になる可能性はあると思う。
なら使ってもいいんじゃない?
……なんて思ったりもします。

「流行の先取りじゃん!」
な~んてね。
ねぇ?

でもさ……。

「正しくない日本語を使うなんて、ライターとして恥ずかしくないのか!!」
って怒られたら、
「ひゃ~、すいません」
ですよね?

困っちゃうわ、のりちゃん。

……ま、そういうことで「憮然」は使わないのが無難。
「気色ばんだ」ぐらいの表現で代用するかなぁ、そういう文章を実際に書いたことないからわかんないけど。

でも「憮然」は普段あまり使わない言葉ですから、まだいい。

問題は、すごく使用頻度が高く、「間違ってんじゃないの?」という表現です。

そうっ!!
以前から何度も話題にしてる
「いただく」
ですわ。

最初にお世話になったクライアントが、
「僕は『ご利用いただけます』なんて表現をするライターは、二度と使わないんだ!」
と言わはったんですよね~。

つまり、「利用できる」するのは利用者ですよね?

なのに、謙譲語を使うのはおかしいやん……ってことです。

ただ、「利用してもらえる」のは、施設側なんだから、謙譲語でいいんじゃないのか?
という意見もありまして。

国語の先生やら、エッセイの先生やらにもこの話しをしましたが、意見はバラバラでした。

でも、この表現、よく出てくるんですよね。
私も、クライアントにメールを出す際、

「本日は貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございます」
と書いて、

「いや……これはええのんか?」
と考えなおし、
「本日は貴重なお時間を割いていただき、感謝しております」
に表現を直したりしてました。

だって、「ありがとうございます」ってのは主体がどっちかわからないじゃないですか。
「有難い」わけだからさ。
有難いと感じてるのは自分だけど、有難いのは相手の行動なり言葉なりでしょ?

……なんかややこしいから避けとこ……って思ってました(笑)

「感謝してる」のは、しっかりはっきり自分だもんね。

でも、この長年の(←大げさ)に、ひとつの指針がもたらされたんですぅ♪

最近入会した、ライターやら編集さんやらの組合で、質問したら、「文化庁が指針を報告してるよ」と教えてくださったんですよね。

それがこれ
PDFファイルですから、ちぃと重いですが、ぜひご覧ください。

『「いただく」と「くださる」の使い方の問題』については、40頁ですね。

引用させていただいちゃいます。

「【17】いつも,「御利用いただきましてありがとうございます。」と言ったり,書
いたりしているのだが,「御利用くださいまして」の方が良いのだろうか。
どちらが適切なのだろうか。

【解説1】「御利用いただく」は謙譲語Ⅰ,「御利用くださる」は尊敬語である。つまり,
「(自分側が相手側や第三者に)御利用いただく」,「(相手側や第三者が)御利用くださる」という基本的な違いがある。しかし,立てるべき対象は,どちらも同じであり,
また,恩恵を受けるという認識を表す点も同様であるため,どちらの言い方も適切に
敬語が用いられているものである。
【解説2】謙譲語Ⅰの「御利用いただく」の使い方には,問題があると感じている人たちもいる。その理由としては,「利用する」のは相手側や第三者なのだから,尊敬語である「御利用くださる」を使うべきだということなどが挙げられているようである。
しかし,「御利用いただく」は,「私はあなたが利用したことを(私の利益になるこ
とだと感じ)有り難く思う」という意味を持った敬語である。「利用する」のは相手
側や第三者,「御利用いただく」のは自分側,という点がやや理解されにくい敬語で
あるが,自分側の立場から相手側や第三者の行為を表現した敬語であり,敬語の慣用的な用法として特に問題があるわけではない。ただ,このような「いただく」の用法に対しては,その受け止め方に個人差があり,不適切な用法だと感じている人たちもいる。
また,「御利用いただきまして…」と「御利用くださいまして…」のどちらが適切
か,どちらが丁寧か,という判断や感じ方についても個人差が大きいようであるが,
基本的には,どちらもほぼ同じように使える敬語だと言ってよい。」

なるほど。どっちでもいいようですな(^^ゞ

ただ、「問題がある」と感じる人もいるみたいなんで、相手を見ながら使え……と。

ってことで、文化庁の考え方としては、「ご利用いただけます」は、OKってことです。

いや~、スッキリしたっ!!!


でも、「灯油缶を玄関先までお出し願いますようお願い申し上げ」るのは違うと思うぞ、やっぱり(笑)
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のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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Mail:norichan★norichan.jp
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