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辛口

昨日も酒蔵へお邪魔しました。

この日は宇陀の久保酒造。
辛口ファンが断然支持する酒造さんです。

なにしろ遠いので、2時間以上前に出発した私たち。
スムーズに行きすぎて、1時間ぐらい早く着いちゃいました(^^ゞ

ってことで、「薬の館」で時間をつぶすことに。

が、これが大失敗。
30分前後の余り時間で見て回れるような場所じゃなかったんですよ(^^ゞ

中があんなに広いとわね……。

ただ、この界隈から、どれほどたくさんの薬商人&薬技術者を生みだし、そしてそれが現在の製薬会社につながっているか、そして往古この街道がどれほど栄えていたかを知ることができました。
家の中に倉が二つあるって、すごく珍しいと思う。

さて、久保酒造さんの蔵見学です。

0129kubo_1.jpg

「うちは貧乏蔵だから」
と言いながら、社長がまず案内してくださったのは、フリースペースでした。
そこにはジャズ音楽が流れていて、すごくオシャレな雰囲気。
ピアノも置かれています。

0129kubo_2.jpg

小さなコンサートを開いたりして、地元の活性化に一役買っておられるようです。

まずここで、ここ宇陀の歴史や、酒造りに対する思いなどを語ってくださいました。

宇陀は本当に栄えた町だったそうです。
明治時代、まだすべての成人に参政権がなかったころ、宇陀から代議士が3名同時に出ることがあったほど。
つまりお金持ちが多かったのでしょう。

その頃、酒税は国家の歳入の3割を占めていたのだそう。
つまり、酒造メーカーは、国の収入増に貢献していたのですね。

でも、富国強兵の道を一途に歩んでいた時代のこと。
歳入を増やすため、もっと効率よく日本酒が作られないか……という発想につながってしまったのだとか。

そこでまず発明されたのが、山卸廃止仕込み。
通称「山廃」です。

山卸とは、お米を摺って糖化させるという作業のこと。
これがすごく大変な作業なんですよね。
しかしその代わり、酵母が強く育ち、発酵の初期段階で雑菌が入ったとしても、後に強い酵母がそれらを淘汰していくのだとか。
強い酵母を育てるための作業のひとつとはいえ、時間がかかる重労働です。

山卸をやめることによって、酒造りが少し効率化されます。
その代わり、酵母の発酵に先だって、まず自然中の乳酸がつくのを待って、酒母を酸性にします。
酸性の中で生きられる菌は酵母菌だけのほかは数種類だけなので、雑菌は死んでしまうというわけ。

そしてそれをもっと簡略化したのが、「即醸」。
人工的な乳酸菌をつけることによって、酒母を酸性にします。
これが一番てっとり早いやり方ですね。

社長によれば、
「一般的には、山廃と生もとはよく似ていて、即醸だけ違うように言われていますが、実際は、山廃と即醸の方がよく似ています。それは、『酸性』の酒母から始めるというところ。生もとは『中性』から始めます」
とのことでした。

この後、効率化がもっと進むと、アルコール添加、通称アル添が登場します。
その後、もすこし味を「作る」ための糖分添加……いわゆる三増酒になるわけで。

さすがに私たちが今回みせていただく蔵に、三増酒を作っておられるところはありませんが、アルコール添加は、「香りを立たせるため」「味を調えるため」などの理由でされている蔵もあります。

とはいえ、バランスをすごく考えてはりますし、醸造アルコールを一年寝かすなどの工夫もされてますので、醸造アルコールのいやなにおいと味は感じないんですけどね。

ただ、久保酒造さんには、アル添もないようでした。

蔵の中を見てみましょう。
0129kubo_3.jpg

0129kubo_4.jpg

わかります?

蒸し器、洗米器、精米器などがひとつの場所にぎゅっと集められています。

「貧乏蔵だから」
と社長がおっしゃるのは、もちろん謙遜でしょう。
なんせ人気の蔵ですからね。
でも、決して「大きな蔵」じゃない。

今回見学させていただく蔵は、どこもこじんまりとした中で、しっかりまじめに作っておられるところばかりですが、スペースという意味では、久保さんが一番小さかったかも。
だから、見学自体は割とすぐに済みました。

そして試飲。
用意してくださったのは、11本。

0129kubo_5.jpg

この蔵で特徴的なのが、「生もと吟醸」です。
JALのファーストクラスで提供されるお酒なんだとか。

0129kubo_6.jpg

「食べ物と一緒に飲むお酒」
ということで、社長自らオードブルを運んでくださいます。

欲し柿にクリームチーズを乗せたのが、めちゃくちゃおいしかった!!

あと、これは↓↓
0129kubo_7.jpg

クリームチーズの酒粕漬け。
これはやってみたい味でした。

「簡単ですよ。酒粕と塩を混ぜて、クリームチーズに塗っておくだけですから」
とのこと。
良い酒粕を使った料理は、なんでもうまいんですよ!!

それにしても、酒のつまみを酒粕で作るなんて。
贅沢ですよね(#^.^#)

そしてその後はいつもの通り、公園へ。

昼過ぎだったので、もしかしたらねぐらに帰ってるかと思いましたが、ジョウ君はそこにいました。
0129_jou_3.jpg

あちらこちらを飛びまわっていたのですが、この日はそばに、けっこう猫がいたんですよね。

0129_jou_2.jpg

なので基本は樹の上。

0129jou_1.jpg

私が見ていると、足元に降りてきて、土を掘り返してます。
3度に一度ぐらいは何か獲物が見つかるみたい。

しゃがんで眺めていると、足元20センチほどのところをうろうろしてます。

やっぱり人間がそばにいると、外敵が近寄らないってわかってるんじゃないかと思う。

「見ててくれたら安心して地面を掘り返せるから」
と言ってるように見えます。

手を伸ばせば充分届く距離をうろうろするジョウ君。
脅かしたくないので、動けません(^^ゞ

この日はジョウ君に会うためだけに寄ったので、そのまま帰ることにしました。
私たちが離れると、また樹の上に避難。

野鳥もこうやって、環境に馴染みながら生活をしているんですね。
「本能だけで生きてる」
なんてことは、やっぱりないと思うな。

帰り路には、久しぶりにルリビタキの雌と遭遇しました。

0129_ruri1.jpg

この子も人慣れしてきたらしく、見ていても怖がりません。

0129_ruri_2.jpg

そして、偶然撮れたエナガの可愛いポーズ。

0129enaga_1.jpg

今日もこれからジョウ君に会ってきます。
これから3週間ほど、ちょっと公園に行けないので……。

挨拶してきます。
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No title

酒蔵ツアーで毎回、楽しくお会いしてます。中山です。

次回、梅乃宿へ行くのに御所駅から歩いていく予定です。もし時間があえば一緒に駅からいけたら頼もしいな~と思い、ここへ書き込みいたしました。

大変恐縮ですが、お手数でなければお渡ししたyahooのメアドへご連絡いただけないでしょうか。追って携帯のアドレスをご連絡いたします。

よろしくお願いします。

蔵ではありがとうございました!

そうですね。ご一緒できれば。
ただ、御所駅じゃなくて、新庄駅でもいいですか?
急行は停まらなかったと思いますが、歩くなら絶対そっちのが近いです。
後でメールしますね!

ありがとうございます

こんにちは!
先日は宇陀へお越しいただき有難うございます。
久保本家酒造さんはセンユーもパートでお世話になっている酒蔵さんでして、職人さん達も良い人ばかりです。以前、お言葉に甘えて一緒に食事をさせて頂きましたが、若き職人さんたちの気配りが上手でただただ心地よいもてなしに感動しました。
ワタクシ、なぜか蔵では「どぶやん」と呼ばれてしまっております。

宇陀のPRをしてくださって、そして温かいコメントもくださり喜んでおります。

野鳥の写真、とても自然で良いですね。

どぶやん

久保酒造さんで呼ばれている名前だったんですね(笑)
ほんと、久保酒造さんは良い人ばかりで、楽しい時間を過ごさせていただきました。
すごく人気のある蔵なのに、皆さんすごく謙虚ですよね。

宇陀は奈良の中でも好きな場所のひとつです。

あの町から始まったと思われるものもいっぱりありますし、夢がありますよね。

それから、野鳥の写真を褒めてくださってありがとうございます(#^.^#)
宇陀にもたくさんの野鳥がいると思いますから、注意して見ておいてくださいね!!
仕種を見ているだけで、幸せな気持ちになれると思いますよ(#^.^#)
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

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