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お酒と鳥と

昨日は休日にしては早起き。

うちはね~、出かける2時間ぐらい前には起きなくちゃいけないんですよ。
飼い主がいないと餌を食べないアホ鳥がいるんで。

8時に家を出て、目的地に到着したのは10時ごろ。
ここです。

0122_hana_0.jpg

この酒造、名前は何度も見聞きしたことがありますし、お酒をいただいたこともありますが、吉野にあるとは知らなんだ。

奈良の地酒と言えば、「酒処きとら」。
店長がもう、なんというかお人よしさんでね。
人柄の良い人には、やっぱり人柄の良い人が集まってくるというわけで、見学会で乱れる人を見たことがありません。
んでもって、このお店が親しくしてはる酒蔵さんは、やっぱりすごくまじめな酒造りをしてはるんです。

ですから、毎年きとら主催で行われる酒蔵見学は、むっちゃ楽しい。
今年は6つの酒蔵で見学会が行われ、花巴さんはその一発目だったのでした。

私は毎年どこかの酒蔵を見学させていただいてますが、「麹室」に入らせていただいたのは初めてです。

0122_hana_1.jpg

中に入った途端、メガネ曇る、曇る(^^ゞ
それもそのはず、室温は30度強、湿度54%。
室外との温度差は20度以上あったと思います。

ここで麹を育て、麹米を作るんですね。

他の酒蔵では、「麹室に雑菌が入ってはいけないので」と、外から覗く程度だったんですよね。
でも、花巴さんは、
「全然OKですよ」
と見学者全員を中に招き入れてくれはります。

「大丈夫ですか?」
と聞くと、
「中には麹菌が満ちていますから、悪い菌は淘汰されちゃうんです」
と、明快な答え。

大正1年創業の酒蔵ですから、この酒蔵独得の、強い麹菌が居座って、蔵を守ってるんですね、きっと。
なんかこう……座敷わらしを連想してしまったのは私だけ(^^ゞ??

ここで作られた麹は、酒母となります。
0122_hana_2.jpg

花巴さんは、「飲んでおいしいお酒」を目指しておられるとか。
「香り立つ」というのではなく、「口に含んだときにしっかり香るお酒」を目指しておられると言います。

でも、酒母の上にはすんごい良い香りが充満してましてね!!
「いつまででも嗅いでいたい」
と思わせる香り……。

桶にかじりつきそうになりましたが、
「こちらで酒母の試飲をしていただきます」
という杜氏さんの言葉にあっさり心移り(笑)

酒母の入った柄杓の方に駆け寄りましたとさ。

で、酒母ですが、杜氏さんの言うように、
「酸っぱくてあまりおいしいとは言えないです」
なんてことは全然なかった。

ヨーグルトの中にパイナップルの果汁を混ぜたような、複雑な酸味と、さっぱりした甘味。
このままたくさんがぶ飲みしたいと言う見学者もたくさんいましたが(もちろん私もですが)、

「酸が強いので、飲みすぎると歯が溶けます」
と言われて諦めました(^^ゞ

酒母は大きな桶に移されて、「もろみ」になります。
「もろみ」ってのは、絞る前の御酒のこと。
これを試飲させてもらうと、かなりテンションあがるんですよ。

でも残念ながら、この日は発酵中のもろみはなく、その代わり、杉で作ったもろみ桶を見させていただきました。

0122_hana_3.jpg

きとらさん曰く、
「お客さんからな、『奈良にはもっとたくさんええ酒蔵があるんちゃうん?もっとたくさんの酒蔵で見学会やってぇや』て言われるねんけどな。麹米か、酒母か、もろみか、何か見てもらいたいってなるとタイミングが難しいんやわ。楽しい見学会にしよ思たら、時期限られたぁるねん」
とのこと。

なるほどね~……。
施設を見せていただくだけならいつでもいいけど、できれば、そこで実際に作られている様子を見せていただきたいですもんね。
んでもって、試飲できればなおヨシ(笑)

ただ、この杉桶については面白い話しを教えていただけました。

「吉野杉」って言うでしょ?
他の杉と何が違うと思います?

吉野の杉は、「密植」されるところに特徴があるのだそうです。
そうすると、成長が遅れますよね。
つまり、年輪が密になり、丈夫な木材が出来上がるわけです。

もちろん、ぶくぶく成長する杉に比べ、木材に加工できるほど成長させるのに時間がかかる。

だから高い。
だけど、品質が良いというわけ。

そして、香りがきつくないのも特徴だそうです。

だから、酒を入れる桶とするには、吉野杉は最適なんだとか。
でも、杉から樽を作る技術は吉野にはなく、杉材は一旦大阪は堺に運ばれ、樽になり、また吉野に帰ってくるんですって。
なんかロマンですよね?

見学を終えて戻ってくると、職人さんたちがお米を蒸している場面に遭遇。
0122_hana_4.jpg

寒い蔵の中であがる温かそうな湯気が、なんともいい感じだと思いません?

そしてその後、待望の試飲会です。
用意されたのは、なんと11本。
まだ市場に出されていないお酒もあります。

0122_hana_5.jpg

「菩提酛」と呼ばれる製法で作られたお酒もあります。

つまり、あらかじめ『腐らせた』米を発酵させるもので、個性のあるお酒ができあがるとか。
貴腐ワインを想像していただければ、なんとなくイメージをつかめるかな?
もちろん、普通は『腐らせる』ための乳酸は職人さんが用意するようです。

(後記:『腐らせる』という表現は、誤解を与えるとのご指摘をいただいたのでちょっと解説。
実際は、『腐る』のではなく『乳酸発酵』です。
お酒を作る際、乳酸は欠かせません。
麹米をつくる際、麹が繁殖するには乳酸が不可欠だったりします。
「速醸酛」というのは、科学的に作られた乳酸をつけて「酛」を作る方法。
「山廃酛」「生酛」というのは、人工的に乳酸をつけず、自然につくのを待つ方法を指し、時間はかかりますが、個性的な酒になります。
「菩提酛」は、麹をつける前に、米を乳酸発酵させておくという手法のようなのですが、パッと見には「米が腐っている」と見える」
そこにインパクトがあるということで、敢えて杜氏さんの使われた『腐る』という表現をそのまま引用させてもらってます。
もちろん、飲んで害があるわけではありませんので、念のため)

が。
花巴さんでは、
「酒蔵の中にある菌でやってみよう」
と、なんら人為的なことはしなかったとか。

ということはつまり、
「どんなお酒ができるかわからない」
ってこと。

「いつも同じお酒ができるなんて、おもしろくありませんやん」
とは年配の杜氏さん。
この蔵の代表者さんでしょう。

もちろん、
「毎年同じ味の酒が飲める方が良い」
という方もおられるかと思います。

でもね、考えてみてください。

原料のお米は、毎年違う味になります。
よくできた年もあれば、甘味が足りなかったり、硬かったり、小粒だったり。
なのに、そのお米で作ったお酒が、毎年同じだったら、変じゃありません?

もちろん、厳しく管理し、米の状態を見ながら、毎年ほぼ同じ味にしようという考え方もアリだと思います。
そうやっておられる酒蔵さんもあるとか。

後は飲む人間側の好みですね。

試飲の途中、
「この山廃の御酒、ぬる燗にしたら最高でしょうね」
「ぬる燗で飲めたら幸せだろうなぁ」
「あぁ、ぬる燗で飲みたい」
と言うてたら、杜氏さんが別の部屋へ行かれました。

0122_hana_6.jpg

フラスコ?
理科の実験??
と思ってたら違いました。

なんと。

0122_hana_7.jpg

ぬる燗にしてくれてはったんですよ。
ありがとう!!

やっぱ山廃は少し温める方がおいしいものが多いですよね。
クセがまろやかになる。

見学者全員大盛り上がり(笑)

私は、まだ市場に出回っていない、「普通米で造った菩提酛」が一番気に入りました。
甘いんですよ。
甘いんだけど、いやらしくない。
すごいしっかりした味の御酒なんです。

試飲会が終わったとき、一升瓶に半分ほど残ってたんで、
「半額で買い取らせていただけません?」
と聞くと、快く了承がでました。

夜、旦那と一緒に飲みましたが、やっぱり旦那も気に入ったよう。

でも、普通米を使ってるから安いんですよ。
一升びんで3000円弱。

もし見つけたら絶対買いですね。

見学会の様子は、ライターのともちゃんが動画撮影してくれたんで、YOUTUBEにアップされると思います。
その際はリンクしますんで、興味のある方はぜひご覧ください。

見学会の後、私たちは、いつもの公園へ。
ジョウ君はいつもの場所で虫をついばんでました。

0122_1.jpg

0122_2.jpg

もう昼過ぎだったんで、ねぐらに帰ってるかもしれないと思ってたんだけど、会えてよかった♪

その他に会えたのは、コゲラ。
0122_4.jpg

この子たちは、音で存在に気づくんですよね。
「コンコンコンコン」って、すごいいい音がしてました。

空を飛ぶカワウ。
0122_3.jpg

戦闘機みたいでかっこいい!

一周して帰ってきたら、まだジョウ君はいてました。

0122_5.jpg

この子、どれだけのカメラマンを喜ばせてるのかなぁ?
たぶん、この子が好きで仕方ないっていう人は、私だけじゃない。

というわけで、今日も会いに行ってきます♪
わぁ~い!!
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お酒だ~♪:南里

日本酒の香りただよう~
お便りありがとうございます~
朝からほろ酔いでございます~♪

おはようございます

以前、プランニングしていただいた
江坂のお店で
私が贅沢にも
「この日本酒を常温で・・・」
とお願いしたら
なかなか配膳されず
冷酒を常温にするのにあたためていただいた
ことを思い出しました

辛いのを好む方もいらっしゃれば
ワインのような香りが好きな方もいらっしゃるんですよね♪

そして
なんといっても
人のやること
酒米や麹菌たちがやること
そして天候や気候の
ハーモニーにさえも
酔ってしまいそうになりました~

ほんとにその土地の持ち味を
一滴一滴に織りなして
舌を喜ばせていただいている~という感じ
風味とは風土そのものなのかもしれないなあ~って思いました

ジョウビタキさんは最近なにやら誇らしげですね~♪
襟を正して「生きています」って感じ
構図とタイミングがとてもいいなあ~
と思う写真ばかりで
「ジョウビタキさん 何かコメントを♪」
とマイクを向けたくなりましたよ~♪
この鳥さんたちとも
オフ会でゲラゲラやりたいな~♪

私も、「生きています」って感じで
背筋を伸ばしがんばろーっと~
おいしいお便りありがとうございました~♪
”若旦那~、なんり、深感恩

今年は

ちょっとバタバタしてて、酒蔵見学の御誘いができませんでしたが、また来年、お声かけさせていただきますね!

懐かしいですよね。
江坂でのオフ会。
あのお店は、心のこもったサービスをいろいろしてくれはったなぁ……。
また集まりたいですね!!

お酒にも好みがありますが、作り手の気持ちが伝わってくるお酒って、たとえ好みとは違っていても、やっぱりおいしいと感じます。
でもたぶん、それはどんなものでも同じですよね。

ジョウ君は、通ううちに、いろいろな表情を見せてくれるようになってきました。
だから、春の旅立ちが今から寂しくて困ってます(^^ゞ
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

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