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魔法使い

ブリューゲルの「錬金術師」という作品は、なかなか興味深い一枚でした。

前景では、4人の男たちが、難しそうな書物を読んだり、ふいごを手にしたり、袋から粉を取り出したり、薬研のような器具に薬草を取り出していたりしています。
その姿は、「不老不死の薬を作りだそうとする賢者たち」と見えないこともありませんが、その表情はどこかしら卑しく、高尚な精神は感じられません。

そのまま後景に目を移すと、そこには、荷物を持たず、逃げ出すように家を出ようとする家族たちの姿が。

展示会にあった説明によれば、錬金術師の多くは、魔術にかまけて真っ当な生産活動をせず、家族を困窮させたようです。

そこまでしても、魔法の薬……いわゆる賢者の石を作ることができれば、一発逆転が可能だと考えたのかもしれないですね。

でもねぇ……そういう感覚って、
「アニミズムがないなぁ」
と思ってしまうんですよね。

大地の力を借りずして、太陽の力、風の力、植物たちの力を受けずして、どんな魔法が叶うやら。
叶えたいならば、まずはそれらの事物に愛されるのが先決やないのと思うのだけど。
そういうこと抜きで、机上の理論で魔法の薬ができるもんかねぇ?

さてさて。
昨日は、母と一緒に、「ハリー・ポッター」を観てきました。

最初、母からの電話は、
「明日時間があるなら、武士の家計簿観にいかへん?」
でした。

でも、昨日は、知り合いの落語家さんの落語会がありまして。
私はどっちかというとそっちに行きたかったので、そのときは断りました。
ただ、落語会のお知らせをもらったのが金曜日だったんですよね。ギリギリ。
友人を二人誘ってみたんですが、二人とも既に予定が入っているようで。

私の目的は、落語を知らない子を引っ張っていって、それが面白いものだとわかってもらおうというものでしたから、一人で行ってもなぁ……。
っていうか、今年いっぱいはギリギリの予算で過ごすつもりだったんで、
「今回はパスしとくかぁ」
ということになりました。

そこで母に電話をかけると、
「ごめんごめん、武士の家計簿は12月にならな公開されへんみたい。今観るなら、ゴーストか、ハリー・ポッターやけど、どっちがいい?」
とのこと。

「……ゴーストはいらん……」

ってことで、ハリー・ポッターになったのでした。

ハリー・ポッターは一作目だけしか観てないんで、ストーリーにおっつけない可能性もありましたが、ゴーストよりはええか、と。

いやまぁ、観てもないくせに、ゴーストにそこまで期待しないのは失礼やろとも思いますが……。

一応、「ニューヨークの幻」の方は観たんですよね。
でも、ウーピー・ゴールドバーグが良かったなぁという印象しか残ってなくて(^^ゞ
というか、何かが妙にいやだったんですよね。
ハッピーエンドだし、いい話なのに、なんでこうも鼻についたのかはよくわかりません。

でもたぶん、あの映画の背景に「宗教」があり、そのくせ、ストーリーに神に対する信頼感がないのがいやだったのかもしれない。
わかりません。

でもまだ、舞台がアメリカで、外人さんがそれをやってる分にはまだ「文化が違うし」と、納得もいくんだな。
でも、日本人にやられたら、すごく違和感を感じる気がして……。

で、まぁそんなわけで、ハリー・ポッターを観たわけです。

ハーマイオニー、美人になったなぁ。
一作のときは、「お、可愛いじゃん」と思ったけど、今はもう「美人」の域ですね。
ハリーの役者さんが、微妙に成長しちゃった分、ハーマイオニーが美人になったのがなんか嬉しい(^^ゞ

ただ……。
なんか、魔法の話を観てるんじゃなく、SF観てるみたいだった(^^ゞ

一言で言えば、「理屈くさ~」ってこと。

今回のテーマである「死の秘宝」。
なんであれを、あんな風に説明づけせにゃならんのだろ……としらけることこの上なくて(^^ゞ

いや、わかるんですよ。
たぶん、そもそもあの物語りが子ども向けだからだと思うんです。
だからこそ、すべてのものに理由づけ、理屈付けが必要なんでしょうね。
それはわかる。それはわかるが……。

終わった後、母と一緒に昼ごはんを食べていたとき、感想を聞かれたので、
「う~ん、左脳的な話やなって感じ?」
というと、不本意だったらしく、ちょい睨まれました(笑)

でも、
「なんであんな自由な発想ができるんやろと感心せぇへん?」
と聞かれたので、また睨まれることを覚悟しながら、
「うぇ?自由??……う~~ん、まったく……。自由な発想という意味では、水木しげるのが1億倍すごいと思う」
と答えると、
「水木しげる!!そうそう、ゲゲゲの女房おもしろかったな!」
と、ご機嫌の答えが返ってきました(笑)

人気なんですね、ゲゲゲの女房。

私は観てなかったからどんな話かは知りませんが、水木しげるの半生ってんならそりゃ面白かったろうと思うわ。

個人的にはね。
水木しげるみたいな人こそ、魔法使い、錬金術師って言うんだと思う。

心の底から絵を愛する心。
無のところから、キテレツな物語を生みだし、その物語りはまったく理屈に合ってないのに、絶対的な説得力を持っている。
そういう心と力こそ、「魔法の力」なんだと思う。
「神に愛された者の力」なんじゃないかな。

魔法ってのは、指先一つで人を気絶させられるものでもない。
空間を移動できるものでもない。
そしてもちろん、壁はすり抜けられるくせに、コインは持ちあげられるというような、ご都合主義でもない(笑)

「神」……というか、「自然」というか、今ここにある意志というか……に、可愛がられ、愛されて、何かを生みだす力のことを言うんじゃないかと思うのでございます。

私も何か、作り出せたらいいんだけどね(^^ゞ
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大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
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