岩場の紅葉
昨日の目的地は、下北山村でした。
東吉野へ行くことはよくあるんですが、上下北山村の方へは、案外行ってないんですよね、私たち。
たまたま旦那がもらってきた、下北山村のパンフレットに、「池神社」の伝承が載っていて、それに惹かれたんです。
池神社の池には龍神が住んでいて、あるとき大荒れしたのだと。
それを鎮めたのは役行者。
三日三晩祈祷を続けたところ、嵐は静まり、水面は鏡のように澄みかえったと言います。
「怒れる水神」
というものには惹かれるものがあります。
「いかんでええか?」
と一応は聞いてくれましたが、旦那は既にどう周るかの計画まで立ててあるようで、
「行く!」
と答えてすぐ、だいたいの日程は決まりました(笑)
奈良の奥地はそろそろ紅葉が始まっているころですしね。
そして本当に、行く途中では、紅葉が綺麗でしたよ!

奈良の奥地には滝が多いんですよね。
長いの短いの、連鎖しているの、太いの細いの、凍っちゃうの!……と、バラエティ豊かです。
昨日は七尋の滝を経由して、前鬼不動の七重の滝へ。
関係ありませんが、七尋は約12.6メートルといったところです。
長さ12.6メートルならさほど珍しくないかな(^^ゞ

次に向かった七重の滝には虹がかかっていました。

周囲の紅葉に映えて、綺麗でしょ?
全体像は、こんな感じ↓↓↓

遊歩道を歩けばもっと近くに行けたみたいなんですが、遊歩道を発見できず(^^ゞ
山を降りてから、
「車がいっぱい停まってたあたりから降りれたんや!」
とわかりましたが、もう戻る気になれませんでした(^^ゞ
また、夏に行こう。
次に向かったのは、石ヤ塔でした。
この風変わりな名前の岩は多分、柱状列石の一部だと思います。
「石ヤ塔まで○メートル」
の看板が見えてから、山肌には牙のような岩が突出しはじめてくるんです。
ゴツゴツとした岩たちの最期に控えているのが、彼。

……う~ん……すいません。
写真ではわかりづらいですね。
真ん中に映っているのがそうなんですが(^^ゞ
写真だと奥行きがわかりづらいから、「真ん中」って感じがしませんね。
えぇっと……。
クジラが口を開いて海面に顔を出しているような岩があるでしょ?
わかんないかな(^^ゞ
まぁ、「石ヤ塔」で検索すればいろいろな画像が見られるか……と(笑)
岩と紅葉という組み合わせは、人の心になにがしかの畏怖を生じさせます。
でもそれは、決して不快なものではありません。
「畏れ」が心地良いのです。
心を静め、岩が、木々が、山が発する波動に息を合わせていると、自分がどれほど大いなる「意志」の中に存在させていただいているのかと感じずにはいられなくなるのです。
共鳴が体の芯を震わせるとき、なんとも言えない歓びが、足裏から頭頂を貫くのです。
かくも偉大な存在に心を添わせて立っていることが許されるというのは、なんという「恵み」なのか。
「愛されている」
ただ、愛されているのだと信じられます。
紅葉のない山波もまた美しいものです。

でもこの写真を観て、まず気付くのは、
「うわ、レンズ拭かなきゃ!」
ってことですね(^^ゞ
いやはや、手でべたべた触ったっけなぁ、そういえば(笑)
池神社のご神体、明神池は伝承の通り、鏡のようにさえ渡っていました。

「澄んでいる」
という感じではないのですよ。
どちらかというと緑色の水でね。
でも、見事に周囲の景色を写し込んでいるでしょう?
私たちは1キロほどの遊歩道を歩き、神社の対岸へ。
パンフレットでは、池の向こうから見た神社が、美しく撮影されていたのですが……。
私たちは、頑張ってもこんな感じですね(^^ゞ

望遠レンズがあれば違ったかもしれないし、もっと明るいレンズがあれば違ったかもしれませんが……。
まぁ、一応満足です。
この時点で時計を見ると、結構余裕。
とりあえずは、奥瀞まで行くことに。
奥瀞ってのはつまり、瀞峡の上流付近ですね。
当然、川幅はさほど広くないはず……と思っていたら、なんだ充分広いじゃん(^^ゞ

ここは、七色峡と呼ばれる名勝で、季節により色が七色に変わると言われてます。
晩秋は、深い緑色になるんですね。
瀞峡は、奇岩の美しさでも有名ですが、川面の静かさも特筆できるものです。
深い水色からも察せられる通り、かなり深いのでしょう。
ここで私たちはUターン。
吉野で往路とは違う道を選びました。
私たちの最終目的地は、千早赤阪村の、「棚田の夢灯り」だったんです。
千早赤阪村は、大阪最後の村。
他の町との合併も検討されてましたが、
「村がなくなっていいのか?」
という議論が起きて、結局合併話しはオジャンになっちゃったんですよ(^^ゞ
それぐらい、「村」であることにこだわりを持ってはるのでしょう、多分。
そんな村の中にある棚田で、蝋燭の灯りによるライトアップがされていたのです。
結構宣伝していたんですが、思っていたほどの混雑ではありませんでした。
駐車場までの距離がかなりあるということで、旦那は私を会場近くで下ろし、一人で駐車場に車を置きに行きました。
私は張り切ってカメラは持ったんですが、携帯や財布などは車の中。
「はぐれたらどうやって落ち合おうか(^^ゞ」
とちょっとだけ不安になったんですよね。
明るいところならば探せますが、なんせライトアップの会場ですから(^^ゞ
でも、会場は多分、200人ぐらいの人出だったでしょう。
旦那は背が180センチぐらいあるんで、充分見分けられる人数です。
安心してうろうろしまくりましたが……。
夜景には三脚が必須だと改めて思いました。はい。

これでも一番良い出来ですよ。
これは縮小しているからアラが目立ちませんが、大きな画面で見ると、やっぱね(^^ゞ
納得いける程度まで写真を撮った後、旦那を探しに行くと、すぐに見つかりました。
わかっちゃうもんですねぇ(^^ゞ
30人ぐらいの集団の中に、後ろ姿がチラッと見えただけで、
「あぁ、いたいた」
ってすぐわかってしまうのが不思議です。
これは夫婦だからなのか、それとも旦那が目立つ人間なのか?
さすがに旦那は安定しているらしく、私の写真よりもぶれてはないんですが、やっぱカメラが古いのか、発色が悪くて(^^ゞ
結局私の写真を採用することにいたしました。
そんなこんなで家に着いたのは20時過ぎ。
予定より20分ほど早く家に着きました。
チュリーはぷんすか怒っておりましたねぇ(^^ゞ
なんせ早朝に飛びだしていったっきり、夜まで返らなかったわけですから。
でもやっぱり遠出は楽しいです。
知らない場所を観るのは嬉しいです。
今回、いくつか周り切れなかった滝がありますし、七重の滝のそばまで行けませんでした。
来年の夏、リベンジしたいと思います!!
東吉野へ行くことはよくあるんですが、上下北山村の方へは、案外行ってないんですよね、私たち。
たまたま旦那がもらってきた、下北山村のパンフレットに、「池神社」の伝承が載っていて、それに惹かれたんです。
池神社の池には龍神が住んでいて、あるとき大荒れしたのだと。
それを鎮めたのは役行者。
三日三晩祈祷を続けたところ、嵐は静まり、水面は鏡のように澄みかえったと言います。
「怒れる水神」
というものには惹かれるものがあります。
「いかんでええか?」
と一応は聞いてくれましたが、旦那は既にどう周るかの計画まで立ててあるようで、
「行く!」
と答えてすぐ、だいたいの日程は決まりました(笑)
奈良の奥地はそろそろ紅葉が始まっているころですしね。
そして本当に、行く途中では、紅葉が綺麗でしたよ!

奈良の奥地には滝が多いんですよね。
長いの短いの、連鎖しているの、太いの細いの、凍っちゃうの!……と、バラエティ豊かです。
昨日は七尋の滝を経由して、前鬼不動の七重の滝へ。
関係ありませんが、七尋は約12.6メートルといったところです。
長さ12.6メートルならさほど珍しくないかな(^^ゞ

次に向かった七重の滝には虹がかかっていました。

周囲の紅葉に映えて、綺麗でしょ?
全体像は、こんな感じ↓↓↓

遊歩道を歩けばもっと近くに行けたみたいなんですが、遊歩道を発見できず(^^ゞ
山を降りてから、
「車がいっぱい停まってたあたりから降りれたんや!」
とわかりましたが、もう戻る気になれませんでした(^^ゞ
また、夏に行こう。
次に向かったのは、石ヤ塔でした。
この風変わりな名前の岩は多分、柱状列石の一部だと思います。
「石ヤ塔まで○メートル」
の看板が見えてから、山肌には牙のような岩が突出しはじめてくるんです。
ゴツゴツとした岩たちの最期に控えているのが、彼。

……う~ん……すいません。
写真ではわかりづらいですね。
真ん中に映っているのがそうなんですが(^^ゞ
写真だと奥行きがわかりづらいから、「真ん中」って感じがしませんね。
えぇっと……。
クジラが口を開いて海面に顔を出しているような岩があるでしょ?
わかんないかな(^^ゞ
まぁ、「石ヤ塔」で検索すればいろいろな画像が見られるか……と(笑)
岩と紅葉という組み合わせは、人の心になにがしかの畏怖を生じさせます。
でもそれは、決して不快なものではありません。
「畏れ」が心地良いのです。
心を静め、岩が、木々が、山が発する波動に息を合わせていると、自分がどれほど大いなる「意志」の中に存在させていただいているのかと感じずにはいられなくなるのです。
共鳴が体の芯を震わせるとき、なんとも言えない歓びが、足裏から頭頂を貫くのです。
かくも偉大な存在に心を添わせて立っていることが許されるというのは、なんという「恵み」なのか。
「愛されている」
ただ、愛されているのだと信じられます。
紅葉のない山波もまた美しいものです。

でもこの写真を観て、まず気付くのは、
「うわ、レンズ拭かなきゃ!」
ってことですね(^^ゞ
いやはや、手でべたべた触ったっけなぁ、そういえば(笑)
池神社のご神体、明神池は伝承の通り、鏡のようにさえ渡っていました。

「澄んでいる」
という感じではないのですよ。
どちらかというと緑色の水でね。
でも、見事に周囲の景色を写し込んでいるでしょう?
私たちは1キロほどの遊歩道を歩き、神社の対岸へ。
パンフレットでは、池の向こうから見た神社が、美しく撮影されていたのですが……。
私たちは、頑張ってもこんな感じですね(^^ゞ

望遠レンズがあれば違ったかもしれないし、もっと明るいレンズがあれば違ったかもしれませんが……。
まぁ、一応満足です。
この時点で時計を見ると、結構余裕。
とりあえずは、奥瀞まで行くことに。
奥瀞ってのはつまり、瀞峡の上流付近ですね。
当然、川幅はさほど広くないはず……と思っていたら、なんだ充分広いじゃん(^^ゞ

ここは、七色峡と呼ばれる名勝で、季節により色が七色に変わると言われてます。
晩秋は、深い緑色になるんですね。
瀞峡は、奇岩の美しさでも有名ですが、川面の静かさも特筆できるものです。
深い水色からも察せられる通り、かなり深いのでしょう。
ここで私たちはUターン。
吉野で往路とは違う道を選びました。
私たちの最終目的地は、千早赤阪村の、「棚田の夢灯り」だったんです。
千早赤阪村は、大阪最後の村。
他の町との合併も検討されてましたが、
「村がなくなっていいのか?」
という議論が起きて、結局合併話しはオジャンになっちゃったんですよ(^^ゞ
それぐらい、「村」であることにこだわりを持ってはるのでしょう、多分。
そんな村の中にある棚田で、蝋燭の灯りによるライトアップがされていたのです。
結構宣伝していたんですが、思っていたほどの混雑ではありませんでした。
駐車場までの距離がかなりあるということで、旦那は私を会場近くで下ろし、一人で駐車場に車を置きに行きました。
私は張り切ってカメラは持ったんですが、携帯や財布などは車の中。
「はぐれたらどうやって落ち合おうか(^^ゞ」
とちょっとだけ不安になったんですよね。
明るいところならば探せますが、なんせライトアップの会場ですから(^^ゞ
でも、会場は多分、200人ぐらいの人出だったでしょう。
旦那は背が180センチぐらいあるんで、充分見分けられる人数です。
安心してうろうろしまくりましたが……。
夜景には三脚が必須だと改めて思いました。はい。

これでも一番良い出来ですよ。
これは縮小しているからアラが目立ちませんが、大きな画面で見ると、やっぱね(^^ゞ
納得いける程度まで写真を撮った後、旦那を探しに行くと、すぐに見つかりました。
わかっちゃうもんですねぇ(^^ゞ
30人ぐらいの集団の中に、後ろ姿がチラッと見えただけで、
「あぁ、いたいた」
ってすぐわかってしまうのが不思議です。
これは夫婦だからなのか、それとも旦那が目立つ人間なのか?
さすがに旦那は安定しているらしく、私の写真よりもぶれてはないんですが、やっぱカメラが古いのか、発色が悪くて(^^ゞ
結局私の写真を採用することにいたしました。
そんなこんなで家に着いたのは20時過ぎ。
予定より20分ほど早く家に着きました。
チュリーはぷんすか怒っておりましたねぇ(^^ゞ
なんせ早朝に飛びだしていったっきり、夜まで返らなかったわけですから。
でもやっぱり遠出は楽しいです。
知らない場所を観るのは嬉しいです。
今回、いくつか周り切れなかった滝がありますし、七重の滝のそばまで行けませんでした。
来年の夏、リベンジしたいと思います!!
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コメントの投稿
のりちゃんず・・・のお蔭で(^^
近畿の色んな情報を知ることが出来て、楽しいです♪
私も、以前のパートナーとは休みの都度、あちこち出かけていましたが、
やはり1人だと流石に運転がキツイと感じる年齢になりました(^^;;;
でもまだまだ行きたいところが沢山あって困ります(笑)
私も、以前のパートナーとは休みの都度、あちこち出かけていましたが、
やはり1人だと流石に運転がキツイと感じる年齢になりました(^^;;;
でもまだまだ行きたいところが沢山あって困ります(笑)
運転は
旦那任せなので、私はほとんど汗をかいてないんですが(^^ゞ
とりあえず、ヘアピンカーブの続く山道で、地図を見ながら助手席にいても酔わない体質なんで、休みごとに出かけてます(笑)
近畿に住んでる私たちでさえ、まだまだ行ったことのない場所がたっくさんありますから。
順次紹介していっきますね~!!
とりあえず、ヘアピンカーブの続く山道で、地図を見ながら助手席にいても酔わない体質なんで、休みごとに出かけてます(笑)
近畿に住んでる私たちでさえ、まだまだ行ったことのない場所がたっくさんありますから。
順次紹介していっきますね~!!
きれいな風景、お見事ですね
こんばんは。
水量豊富な滝のお写真、大迫力です。
滝との距離があるせいか虹の色は薄めですが、滝に架かる虹も撮影できたのですね。
明神池の水鏡や棚田のライトアップもとっても綺麗です。
私もこんな風景を撮ってみたいですね。
水量豊富な滝のお写真、大迫力です。
滝との距離があるせいか虹の色は薄めですが、滝に架かる虹も撮影できたのですね。
明神池の水鏡や棚田のライトアップもとっても綺麗です。
私もこんな風景を撮ってみたいですね。
ありがとうございます
この日ほど、三脚の必要性を感じた日はありませんでした(^^ゞ
こないだ旦那のPCを新調したとき、おまけとして三脚をつけてもらったので持ってるんですけどね。
山道を歩くとき、三脚を持ち歩くのがめんどくさくて、ついつい家に置いていってしまいました。
やっぱり横着はダメですね。
棚田のライトアップは、毎年やっているようです。
大阪のまちおこしなので、もし都合がつけば来年はぜひ(かなり田舎だから、大変かなぁ(^^ゞ)。
こないだ旦那のPCを新調したとき、おまけとして三脚をつけてもらったので持ってるんですけどね。
山道を歩くとき、三脚を持ち歩くのがめんどくさくて、ついつい家に置いていってしまいました。
やっぱり横着はダメですね。
棚田のライトアップは、毎年やっているようです。
大阪のまちおこしなので、もし都合がつけば来年はぜひ(かなり田舎だから、大変かなぁ(^^ゞ)。