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Gan Eden

しょっぱなから脱線しますが……(^^ゞ

TWITTERを始めて半年ぐらい、自分がつぶやくことはめったにないけれど、いろいろな情報が流れてくるので結構重宝してます。
特に、「こんな博覧会があるよ」「こんな展示会があるよ」てな情報は非常にありがたい。
京都駅の伊勢丹で、「ブリューゲル展」があるというのはここで知りました。
んでもって何気なく公式サイトを見て……。

「あれれ?」

私が今まで、「ボッシュの絵」と決めつけていたものがそこにあったんですよね(^^ゞ
どうやら、ブリューゲルはボッシュに影響を受けていたらしい。
おもしろそうなんで、きっと見に行くと思います。

ヒエロニムス・ボッシュは、宗教画(?)をたくさん描いておられる画家で、絵のことはよくわからない私は、
「可愛い絵」
に見えます。

彼の代表作は多分、「快楽の園」と題された祭壇画でしょう。
三連の絵からなるこの絵の中央には、噴水のようなオブジェが描かれ、その周囲には穏やかな表情の、裸の男女がたわむれています。
人魚が泳ぎ、綺麗な鳥がさえずって、たわわな果実が実っている。
でもよくよく見ると何かしら奇妙で……。

右側一枚だけが地獄絵です。
ここに描かれている悪魔は、聖書に登場する悪魔というよりは、ゴブリンに近い。
吉田戦車の描く、かわうそ君にしか見えない悪魔もいたりします(^^ゞ

ですから私は、これがキリスト教をモチーフにした絵だとまったく気づいてなかったんですが、「快楽の園」とはつまり、「garden of eden」、エデンの園のことなのですね。

「エデンの園」を意味するヘブライ語の「Gan Eden」について検索すると、「Gan」は囲いの意味で、「Eden」は快楽であると紹介するブログなどがたくさん見つかりますが、これまたやっぱり確証はなし(^^ゞ
元ソースと思われる記事はあるけれど、作者がわからないんで、どこまで信頼できる情報かわかんないんですよ。

「Gan」は庭のことであるとするサイトも見つかります。
また、多分多くの方が連想したでしょうが、「Gan Eden」が「garden」の語源になったのではないかという説もあちらこちらで見掛けます。

ついでに言えば、「garden」の語源が、「古代ユダヤ語で囲いを意味するガルと、快楽を意味するエデンである」としているサイトもあり、それをそのまんまコピペしているブログも見つかります(笑)

何が本当なのやら(^^ゞ
あぁ、ヘブライ語辞書が欲しい……(←またかよ(^^ゞ)

しかし、一応、英語教育の厳しいキリスト教の学校を出た私は、聖書で「garden」というとき、それが野菜を植えたプランターや、いろいろな種類の花を植え込んだ植木鉢がちょこまかと置かれたベランダのことではなく、「エデンの園」を意味するのだということは、知っております。はい。

そして、エデンの園は「閉じられている」ことも。
パラダイスはペルシャ語で、「閉じられた園」であることも。


さて、昨日は結局、「咲くやこの花芸術祭」へ行ってきました。
大阪の文化高揚に貢献した芸術家たちが表彰されるこのお祭りを、今年になって知った私。
「万城目学×旭堂南左衛門 咲くやこの花対談」
のチケットが当選したので、行くか行くまいか悩んでました。

万城目氏の書く物語は好きだし、エッセーを読んだところこれまた面白かったので、行きたい気持ちはあったんですが、なんせ天気予報では雨。
雨の中カメラを持っていくのもなぁと(笑)
カメラを持ってかなきゃいいじゃんと言われるかもしれませんが、対談のある中央公会堂は中之島にあり、中之島といえばバラ園が有名なんですよね~。
バラがあるのに、一眼レフがないなんて!!
そんなのいやいやいや!!

ってことで、
「車で行けるバラ園に行って、バラの写真を撮る方がよくない?」
なんて気分にもなってしもたりして(^^ゞ

何気に本末転倒チックな逡巡をしていたのであります。

でも結局、
「やぁっぱ、生万城目を見たいもんね~」
ってことで、カメラに厳重にビニールをかぶせて出発。

バラ園はちょうど見ごろでした。

曇天の下ではありましたが、蜂たちは元気いっぱい花粉をあつめていましたよ。

1024_7.jpg

1024_2.jpg

バラって不思議な花ですよね。
つぼみ、開きかけ、満開……と、まったく表情を変えます。
ただ変えるだけでなく、そのそれぞれが、それぞれに美しい。
そして、そのときどきで、香りの重さも違います。

開きかけのバラから漂う、華やかで軽やかな香り。
満開となった花からは、重厚で奥深い芳香がします。
そして、今まさに朽ちなんとする辞世の香りは、人の心に訴えかける何かしらの力を感じずにはおれません。

棘をもち、人を拒む茨が、なぜこんな魅力的な花をつけるのか。
まさにツンデレ(笑)

今まで、大輪のバラが好きだったんですが、房になる小さなバラも可愛いですね。

1024_5.jpg

まるでコサージュみたいです。

旦那が気に入ってるのはこれ↓↓↓
1024_4.jpg

いろんな色を楽しめるのが好きみたい。

私が格闘したのはこれです。

1024_1.jpg

日暈とバラを撮りたかったんですが、絞りを開放すると太陽が光すぎるし、小さくしすぎると花が暗くなりすぎるし(-"-)
あぁ、難しい、むずかしい。

さてもバラの色の豊富さは、目を見張りますね。

バラ園の入り口付近で、
「何色のバラが一番好き?」
と旦那に聞いたところ、そのときは、
「黄色!」
と即答だったんですが、
「やっぱりピンクかなぁ」
「やっぱり白が一番綺麗かなぁ」
「ピンクかなぁ」
と、さんざ迷ってました(笑)

バラは「愛」とも関係の深い花です。

深紅のバラの花言葉は、「熱愛」。
ピンクのバラなら「淡い初恋」。
そして白いバラが意味するのは、「永遠の愛」。

「永遠」という言葉に、バラほどぴったりとくる花はないように思えます。

「なぜ?」
そう問うた人は、花びらの奥深くをそぉっと覗きこんでみてください。

1024_8.jpg

花の命の鍵を握るしべを堅く護る閉じられた部屋。
そして、そこに続く複雑な迷路の厳重なことは。

無限とされる宇宙の真ん中に立ち、どこまでも見通せる望遠鏡を覗いたなら、自分の後頭部が見えると言います。
つまり、永遠とは、無限とは、閉じられた輪であるということなのでしょうか。
「楽園」は常に、閉じられた空間にしか存在しえないのでしょうか。

そうではない。
バラを見つめているとそう思えます。

1024_3.jpg

ミクロからマクロへとなめらかにつなげ、広がる世界。
ラビュリントスは常に増殖している。

私たちの住む世界もまた、このように美しいものなのだと、なぜかしら信じられる思いがするのです。

さてさて。
万城目氏の対談は、大阪を舞台にした小説「プリンセストヨトミ」の話題が中心でしたが、最後のまとめとして、旭堂南左衛門は、
「大阪に一言」
と、万城目氏のコメントを求められました。

それに対する答えは、
「大阪は、時に排他的である。それではいけない」
ということでした。

東京に住んでいると、
「大阪って怖いんでしょ?」
「大阪では面白いことを言わないと怒られるんでしょ?」
とよく言われるそうな(^^ゞ

確かに、そういう人もいますけどね(笑)

ただ、
「大阪のノリ」
というものは確かに存在し、それになじめない人には、居心地の悪い街となっているかもしれません。

大阪は私にとっては「楽園」なんですけどね(笑)
「楽園」のように閉じられてはいけないってことかな、と。

なんとなく、それでまとまった一日ではあったのでした。
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のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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