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王さまは裸なのか?

うちの近所では、正午と午後5時に、ウェルナーの「野バラ」が流れます。

それを聞くと、連想に連想がつながって、短大時代のドイツ語教授を思い出すんですよね(^^ゞ

私は第二外国語としてドイツ語をとっていましたが、今じゃ、アインツバイドライしか覚えてませんので、そこんとこよろしく。
だいたい、女性名詞とか男性名詞とか、覚えることが多すぎるんですよね。

これは男か女かそれとも中性か?……なぁんてねぇ。
そんなの主観の問題じゃん。
なんで、「ドイツ語の主観」に合わせなくちゃならんのか、納得いかん。

そんなもんん、新幹線ひかりはは男か女かみたいなエロクイズと同じレベルじゃんか(-"-)
しかも、その答えは、「駅を飛ばすから男」なんですよね。
つまり、駅と液をひっかけてるわけですが、女だってツバ飛ばすっつぅの。
おしっこだってかなり飛ぶぞ~。
エロでまとめるなら、潮吹きって話もある。
とはいえ、確か、開高健か吉行淳之介あたりが、「潮吹きなんてのはデマだ」とか書いてはった気がするので、真偽のほどは保証しません(笑)

つまり何が言いたいかっつぅと、「これは男か女か」なんてことで生活を煩わされるのはまっぴらごめんだっつぅのって話で、結局つまりは、
「二年間ドイツ語を習ったくせに、さっぱり忘れた自分を正当化している」
ということに尽きるのでした。
わっはっは。

さてさてさて。

野バラです。

野バラは、よく知られているだけでも、シューベルトとウェルナーが曲をつけていますよね。
で、この歌、作詞は誰かというと、ゲーテなんですね。

作詞というより、ゲーテの詩にさまざまな音楽家が曲をつけて愛唱された……というのが正解かな。

つまり、ドイツ語なわけです。

……見えてきましたか?
見えてきましたね。

そうなんですよ~。
ドイツ語の授業で、この歌を歌わされたんですよね。

楽譜はなく、歌詞だけで、先生が歌った後について歌うという方式で、この曲を習いました。
シューベルトの方の「野ばら」でしたよ、はい。

ちなみにこの歌、
一番は、少年が美しい野バラを見つけて喜び勇んで走り寄る……という詩です。
二番は、少年が野バラに「君を折ってもいいかい?」と尋ね、「やなこったい」と断られる内容。
三番は、少年はめげずに野バラを手折ってしまった。野バラは抵抗したけれど無駄だった

……というわけで、かの先生は、「ひでぇ歌だ」とおっしゃっておられましたっけ(笑)
でも私は、野ばら=美しい少女という歌ではないと思ってます。
多分、たぶんたぶん……ね。

あぁまた話が逸れた。
つまり、野ばらを歌わされたんですよ。
それは良かったんです。
有名な曲だったので、メロディーを知っている子が多かったですから。

でも、なぜか先生は、
「テストに出すのは野ばらじゃなく、菩提樹にする」
とおっしゃったのですよ。

そして、クラスには、菩提樹のメロディーを知っている子は、いなかったんです。
そしてさらにさらにさらに!!!!!!!
先生は……音痴だったのです。ドドドドドーン!!!!!!!

いや~、参った。
毎回違うように歌わはるんですよ。
しかも、「いやいや、シューベルトはそんなひどいメロディーを作曲しないと思うぞ!!」と叫びたくなるようなひっでぇメロディーライン(T_T)

いや、メロディーラインじゃなく、
ドドードドドドドー♭ドー、ド♯ドードドドドド
って感じです。
つまり、ほとんど音階がない。
こんなもん、歌ちゃうっ!!!!!
……っていう感じ。

それが毎回、♯と♭の位置が変わるんですね。
んなもん、ついてなんか歌えるかいっ!!!!!!!

ちなみに、本当の菩提樹は、

ミミードドドドーラー、ラシードレドシラ
という感じです。
多分、これぐらいの音階なら歌いやすいという音を拾っていますが、実際は、
ソソーミミミミードー、ドレーミファミレド
かもしれませんし、また全然違うかもしれませんが、そこらへんはツッコミなしの方向で。

つまり私が言いたいのは、教授の歌う「菩提樹」が、実際のメロディーとまったく違っていたと言いたい。

生徒たちは当然、ついていけません。

するとねぇ、教授は、
「なんだ君たちは、歌が下手だなぁ」
な~んて朗らかにおっしゃるんですよ。

でも、でも、でも、でも、でも!!
……誰も言えませんでした。

「いや、先生が音痴なんです」

なんて、誰も!!
……言えなかったのでございます。

結局、音楽の教授に泣きついて、特別授業をやってもらい、テストに望んだのでしたが。
あのドイツ語教授は、今も自分が音痴だとは悟ってないのだろうか……と、遠い目をしてしまうのですねぇ、はい。

さてさてさて。

ここで問題なのですよ。
つまり、なぜかの教授は、自分が音痴だと、多分当時50歳ぐらいの年まで気付かなかったのかということです。

一つ推測できる答えは、「誰にも意見なんかさせない」という剛腕タイプの人であったというものですね。
ワンマン社長の会社では、もし社長が裸で接待に出かけようとしたとしても、誰も、
「あの~社長は裸でおられますが」
とは言えないかもしれない。
そういうことです。

ジャイアンがどんなに音痴でも、
「おいのび太~、リサイタルを開くから、絶対来いよ!」
と言われたら、
「うわぁ、ジャイアンの歌を聞けるなんて、幸せだなぁ」
と言わざるを得ません。

しかし、その先生は、決して強引なタイプでもなかったような。
確かに、クセのある方ではありましたが、そこまでひどくはなかった記憶があります。

どっちかっつぅと、あまりにも幸せそうに歌うので、気の毒で、
「あなたは音痴ですね」
とは誰も言えないというのが正解に近いんじゃないかと思われます。

ある意味、一番みじめなパターンかも(^^ゞ

でも、その他に、その人があんまり自信たっぷりに歌うので、
「え?音痴なのは俺の方か?」
と思わされてしまう……というパターンもあると思います。

確か、NHKの紅白に中島みゆきさんが出たとき、歌詞を間違ったのにあんまりにも堂々としているので、字幕職人さんの方が、
「うわ、間違ったか?!」
と焦って調べてしまった……というような話しがあったと思います。

太宰の「水仙」という小説がありますよね。
その中で、菊池寛の「忠直卿行状記」について推察されてます。
忠直卿は剣の名手で、彼の家臣はすべて彼に負けてしまい、誰も勝つことができません。
忠直卿は自らの腕前に安心していたのですが、ある日、部下たちがひそひそと笑っているところに行き当たり、その言葉を聞いて発狂しちゃうんですね。
部下たちは、
「やれやれ、忠直卿も最近腕をあげられたので、わざと負けるのが楽になった」
と笑いながら話していたのです。

太宰は、
「忠直卿は、実は本当に剣の名手だったのではないか。下衆な家臣はそれが悔しくて、つまらない憎まれ口をたたいた。その下衆な家臣の言葉を忠直卿が信じてしまったのが不幸であった」
と推察してます。

つまりですね。
「王さまは裸だ!!」
と言われたとしても、本当に裸とは限らないわけですよ。
「裸だ」と指摘した人間が下衆で、王様を驚かせて恥をかかせようとしているのかもしれないんですから。

そして一度そういう体験をした王様は、また別の日に、誰かに、
「あの、大変申しあげにくいのですが、王様は裸でいらっしゃいます」
と言われたとしても、
「また嘘だな」
と思うかもしれません。
そして今度こそ、王さまは本当に裸かもしれないわけで……。

……えぇっと何が言いたいんでしたっけ(^^ゞ
つまり、王様はいろんな人の意見を聞かなくちゃいけないってことです。
そしてその上で、自分の目で確かめて、自分の頭で考えて自分が裸かどうかの判断をくださなくちゃいけないってこと。

その上で、「うん。俺は裸じゃない」と決めたのならば、王さまが裸だろうが、着衣だろうが、もうどっちでもいいんじゃないかな(笑)

かのドイツ語教授はどうだったのか。
もし、「人は俺を音痴というけれど、自分の耳で確かめた結果、音痴ではない!」と決めていたのだとしたら、それはそれで良いのですが……。
それならば、自分の歌の後についてこさせるなんていう方式で、歌を教えようとするのは間違ってるぞ!!

毎日流れる「野ばら」の歌を聞きながら、いつもそんなことを考えてしまうのでありました。
野ばらに罪はないのだけれど。
私のアンニュイは、野ばらのせいなのです。トホホ。
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やっぱり音楽:南里

中学時代だったと思うんですが
音楽の先生が
リズム感も音程もない生徒を
とてもよく誉めていました
「歌を楽しんでるな~、いいぞぉ!」

「音が苦」でもない「音学」でもない
やっぱり「音楽」

そして心に響くのは
歌い手の気持ちのようです

おはようございます

へたくそでも
心底楽しむというのが
歌の極意のようです

その先生ね
音痴と言われる人に
「耳音痴」「声音痴」「その両方」
があって
歌を楽しめるのは
「その両方」
っておっしゃていました
自分の再現している歌声が名曲に聴こえるんだそうですよ~

幸せですよね~
おっしゃるように
自分は気持ちよく名曲と違わず歌っているのに
周囲の耳がどうかしているんだ~・・・と

ま、ま、まさに「音楽」ですね~

すこし気がついて興味が湧いてきたことは
「音楽」がドイツ・オーストリアで栄えたことと
ドイツ語が関係あるのかな・・・って思ったことです
”若旦那~、なんり、深感恩

言葉と音

ジャイアンは、気持ち良さそ~~~~~に歌いますもんねぇ(^^ゞ

でもやっぱり、聞く方はつらい(笑)

ただ、「心のこもった歌」というのは、多少音痴でも心地良いかもしれないですね。

確か中国の少数民族の一つに、「歌で喧嘩する」という風習がある民族があったと思います。
そうすると、ひどい喧嘩にならないんですって。
それこそが「歌の力」ですよね、きっと。

さて、ドイツ語と歌です。
私は音楽に対する造詣はぺらっぺらなんで、はっきりしたことは言えませんが、多分、言葉に似合う音ってあると思うんですよ。

フランス語にはシャンソン。
イタリア語にはカンツォーネ。
英語にはジャズ。
そして日本語には演歌……かな?

ラテン語は聖歌が似合うかも(笑)

言葉と音楽は密接な関係があると思います。
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

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