スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

悪妻

今日もニュースネタです。
いや~、最近ひきこもり状態なもんで(原因:ポケモン)。

さてさて。
今日、一番目を引いたニュースは、「トルストイとチェホフの研究が盛んになっている」というもの。

えぇっと……。

トルストイとチェーホフ 文豪2人の「謎」に脚光

ですね。

トルストイは、「戦争と平和」を一巻の半分ぐらいで挫折した後、近づいてないんですよね~(^^ゞ
読んだのは10代のころだったから、主要人物の描写がだらだら続くのが、退屈したんだと思うけど、今ならばすべて読めるかしらん。
改めて挑戦するなら、「アンナ・カレーニナ」の方がいいかもなぁ。

「存在の耐えられない軽さ」を読んだとき、ヒロインが心酔している「アンナ・カレーニナ」を知らないもんで、なんか作品全体がピンとこなかったんですよね。

チェホフは短編ばっかりつまみ喰いしました(笑)

海外文学って、あんまり読んでないですね。そういわれてみれば。
日本の文学も大して読んではいませんが、海外はもっと読んでないや(^^ゞ

ただ、チェホフの「可愛い女」はものすごく面白かったから、今度読み返してみよう。うん。

さてさて。
かように、ロシア文学については、ほんまに何もわかっていない私ですが、そんな理由で、トルストイの晩年のことを知りませんでした。
夜中にこっそり家を出て病にかかり、旅の宿で亡くなったんですね。
享年82歳。

なぜそんなことになったのかはよくわからないけれど、朝の短い時間でざっと読んだ限り、妻のソフィアとの不仲が原因というのが主な説のようです。

しかし、不仲の原因ってのが、ちょっと興味深い。
私はトルストイを読んでないので、彼の思想はわかりませんが、とにかく熱心なキリスト教徒だったようです。
だから、自分の豊かな生活が恥ずかしかった。
自分の財産をすべて、世の中の貧しい人のために分け与えたいと願っていた。

……もちろん、それに付き合わされる家族はたまったもんじゃない。
反対しますわね。

それが不仲の理由だとか。

そしてそのことをもって、妻のソフィアは、「三大悪妻」に数えられてるんだそうです。

なんの知識もない私が、無責任なことを言わせてもらえばですね。

「あぁ、トルストイも、年のせいで頭が固く、頑固になってたのね」
としか思えません(^^ゞ

だぁって、トルストイとソフィアの間には12人も子どもがいたそうじゃないですか。
ソフィアが、「財産の喜捨」に反対するのは、そのこともあったのは間違いないところだと思います。
自分はともかく、子や孫のことはどうするつもりだったんでしょうかね?トルストイは。

つぅか、財産を放棄することしか、世の中のためにできることが思いつかなかったんですかね??????
他にもできることはいっぱいあるじゃん!!!!!!!!!
教会での奉仕もあるだろうし、マザー・テレサのような活動もある。
それはしたくなかったんでしょうか。そりゃしんどいもんね。
財産を捨てるのもしんどいけど、またトルストイの名声があれば、それなりの生活は送れたでしょう。

大体、この家出には、医者が同行しています。
あのね(^^ゞ
医者がそれを望んだのであり、医者もトルストイと共に苦労をすることを選んだだけで、自分の体のことを惜しんだトルストイが医師の同行を依頼したのじゃないかもしれません。
それでもね……。
自分のための医師がいるってことが、どれほど「望まれる立場」かわかってるんですかねぇ(^^ゞ

トルストイの「覚悟」なんてのはこの程度だってことだとしか思えません。

結局、単なるパフォーマンスなんじゃないの?
自分にとっては一番楽だけど、「パッと見はすごいことをしたように見えること」をやりたかっただけなんじゃないの?

つまんね~男。

そんな男のために、「悪妻」呼ばわりされるソフィアが可哀そう。

そもそも、「三大悪妻」と呼ばれる女性はみな可哀そうです。

筆頭とされる女性、クサンティッペ。
彼女の名は、「ソクラテスの悪妻」としてのみ有名ですよね。

ただ、彼女が本当に、人間として欠点があったかどうかといわれるとね。納得いかん。
だって、ソクラテスはこんなことを言うてるんですよ。

「ともかく結婚しなさい。 もし君が良い妻を持てば、幸福になるだろう。 もし君が悪い妻を持てば、(私のように)哲学者になるだろう」

つまり、自分についてはなんの反省もしとらんのね。
夫婦は、「鏡」です。
どんな悪い妻でも、夫が夫として素晴らしい人であれば、やっぱり素晴らしい妻になると思う。
ソクラテスは哲学者としては素晴らしかったけれど、夫としてはサイテーだったんでしょう。
そんなサイテーな夫が、哲学者としておだてあげられ、自分は悪妻として貶められたら、そりゃ腹もたつわな。
だいたい、夫が働かないから満足に生活もできないんだしさ。

社会的に成功しているのと、家庭人として素晴らしいのは、また別問題ですからね。
夫だけの言い分を聞いて、妻を悪く言うのはどういうものかと思います。

また、夫は妻のことを悪く言ってない(と思う)にも関わらず、「悪妻」と呼ばれる、コンスタンツェなんかはどうなんでしょう?
「アマデウス」では、可愛らしく魅力的で、モーツァルトのことをとても愛していたように描かれていたけれど。
それでも、モーツァルトが早死にすると、妻のせいにされちゃうんですよね~。
理不尽だわぁ(^^ゞ

夏目漱石の奥さんも、「恐妻」「悪妻」って言われていますが、実際はとても良い妻であったとか。
それは、孫の夏目房之介氏が明言しておられるそうなんで、その文章を一度読んでみないとな。

房之介さんの著作を最初に読んだのは、「ワニブックス」だったんですよね~(^^ゞ
当時、彼が漱石の孫だなんて知らなかったし、なんとなく手にとって読んでみたという感じだったんですが、内容はそんなに面白いと思わなかった。
その後、糸井重里の「萬流」で、彼が文豪の孫だと知ったときも、「そのわりには文章が下手だな」と思ったぐらいで(^^ゞ
今彼の文章を読むと、とても好感が持てるので、多分私が子供だったんでしょう。

まぁとりあえず読んでみたいと思います。

で、です。
夏目鏡子が「悪妻」と呼ばれる原因となったのは、一説によれば、彼女が書いた「漱石の思い出」だそうです。
この中で、彼女が、漱石の病気について書いたもので、弟子たちがそれに反感を持ち、悪妻説を広めたんだとか。
でもさ~漱石の弟子たちって、漱石の家に上がり込んで、無銭飲食を繰り返してたんですよね~。
その中にそこそこ名の売れた人もいるけどさ。
中には「たかり」的な人もいたんじゃないの?
一宿一飯の恩義も知らないんかねぇ……厚かましいったら。

でもまぁ、そこらへんはあくまでも、「風説」ですから。
よく知らない私がどうこう言うのもまた、おかしな話。

私が言いたいのは。
「まぁとにかく、小泉節の書いた『思ひ出の記』は最高に素晴らしいですよ」
ってことです(笑)

全然関係ない?

いやそうでもないんですよ。

そもそも夏目鏡子が「漱石の思い出」を書いたのは、小泉節の「思ひ出の記」に倣ったのだそうですから。

現在ではそんな印象はまったくないと思いますが、一体、夏目漱石という人は、小泉八雲と比較される人だったようです。

例えば、小泉八雲が東京帝国大学を去った後、後任としてやってきたのが夏目漱石でした。
生徒たちにとって、八雲は文学者としても人間としても、最高の教師だったようです。
彼が解任となったとき、生徒たちの間で激しい抵抗があったとか。

そんな後にやってきた漱石は多分、大変だったでしょうね。
生徒たちにはかなり冷遇されたと言います。

有名なのは、歌人であり実業家でもある川田順氏の、「夏目?あんなもな話になりません」て言葉でしょう。
「文豪」もかたなしですよね(^^ゞ

実際、小泉八雲の文章を読めば、生徒たちの気持ちがよくわかります。
深い共感力とでも言いましょうか……。
他人の心と自分の心の膜をやすやすと浸透してしまう圧倒的な力があるのです。

「停車場にて」とか「人形の墓」とか、名作はいくつもありますが、どんな短文でもいいです。
一作読めば一日清らかでいられます(笑)

でも、素晴らしいと思うのは、小泉節の「思ひ出の記」がまた、八雲の作品にも増して素晴らしいこと。

一條裕子さんがこの単行本の表紙を描いておられますが、その際この文章を読んで、
「すごいと思うのは、この本がまさしく『八雲を語った本』であることです。普通、『●●の思い出』と銘打っても実はそこに自己主張がふんだんに織り込まれていたりするのですが、それがまったくない」
というような感想を書いておられたと思います。

……あぁ、彼女のサイトに残ってました。

軽い驚きを感じたのは、「節子の視点で、ハーンを語る」ことに徹している点。現代人の(と括っていいものか)我の強さだと、往々にして「ハーンを通して、実は自分自身のことを語っている」なんてことになりがちだと思うのですが
ですね。

確かに本を読んでいると、「ヘルン(八雲の英名)さんがどうした」「ヘルンさんがこんなことを言った」「ヘルンさんはこんな人」しか描かれていません。
それなのに、節がどんな人で、どんなことをしたか、二人の仲がどれほど良かったのかがしっかり伝わってくるんですよ。

節という人は、多分、控え目で働き者……という、日本的良妻の素質のある女性だと思う。
でもその反面、好奇心が強い女性でもあったはずです。
なんせ、八雲の怪談の多くは、節から聞いた話だったそうですから。

また、八雲や節自身の文章を読むに、家庭の切り盛りにあたっては、男勝りな面もあったようですし。

決して所謂、「貞節な妻」「静かな妻」「大人しい妻」ではなかった。

多分、人間として見れば、漱石の妻・鏡子と節は、同じぐらいに「良い人」だったんじゃないかと思うんですよね。

それが後世、なぜこんなに評価が変わってしまうのか。

断言はできませんが、多分。
「夫」
が違うからでしょう。

もし鏡子が八雲の妻ならば、少なくとも「悪妻」とは呼ばれてなかったんじゃなかろか。

わかりませんけどね。
夫婦ってのは本当に、「鏡」だから。

どんないい加減な人でも、「運命の人」と出会った途端、素晴らしい伴侶になることもあり得ますもんね。

八雲が素晴らしい人格者とされたのは、妻が節だったからかもしれない。

でも、少なくとも、「うちの妻は悪妻」と言うような男は、亭主として最低だと思う。

もちろんそれは、逆も言えます。

女流作家とか、女流漫画家とか、発信力のある女性たちが、自分の夫を悪く言ってる場合、
「あぁこの人も、家庭人としてはあんまりちゃんとしてないんだな」
と思わざるを得ません。

まぁ、女性の場合は、結婚中は相手をべた褒めしていたのに、離婚した途端、相手を悪しざまに言うことが多いような気もするんだけど(^^ゞ

なんにせよ私は、パートナーの悪口を言う人は苦手っすわ~(^^ゞ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

はじめまして

のりちゃん、こんばんは!!!

スミマセン! m(_ _)m
私、最初に頂いたメールが、のりちゃんず別館でして、ふと・・・あれ? 他にもリンクがあったっけ?
っと、慌てて奈良旅行前のメールをもう一度見たら、こちらのリンクがありました。
気が付かない上に、自分のお知らせだけした結果になり、大変失礼致しました。ごめんなさい。

これからチョクチョク寄らせてください(^^)
それにしても、すごい文章(@@;
私は、書くのが苦手なので、写真で済ませてます(笑)

私も、パートナーの悪口をいう人はどうかな?って思います。 少なくとも、一緒に居るあいだは・・・。 悪口を言うくらいなら、別れればいいじゃん!って思います。

No title

そういや、うちの母は、「家族の悪口を言うのは、空に向かってつばを吐いているようなもの」とよく言ってました。結局、恥ずかしいのは自分だよ~と。

それでも、夫婦喧嘩をすると、「ちょっと聞いてよ~、うちのだんな、こんなこと言うねん!」って言いたくなります。

そうそう!

私も一眼レフを持つようになったんです。
今度ご一緒するときは、持っていきますね。

今はまだ満足がいく写真が撮れてませんが(^^ゞ

そうなんですよね~。
「そんなにひどく文句を言うぐらいなら別れればいいじゃん」
ってほんまに思います。

それでも別れないのはなんでなんでしょうね(笑)

空に向かって

ほんまですよね。
少なくとも、恋愛結婚ならば自分が選んだ人なんだし。
人間同士だから、意見の衝突はあって当然だし、衝突すれば「旦那にこんなこと言われたけどどう思う?」と第三者に聞きたくなるのは当たり前なんですが、「悪妻だ」「悪い亭主だ」ってのは、相手の人格をけなしてるわけですからねぇ。
それこそ、「それなら離婚せぇよ」と(笑)

家を捨てる偉人?:南里

渡辺なんとかという作家
(申し訳ありません)
の編集した
文豪たちの恋文を集めた本を読んだことがあります
妻子ある身でありながら
平気でこうした恋文を
別の女性に送っているんですね
それが、文豪なのかもしれません

おはようございます

おっしゃるように
悪妻というスケープゴートをおくと
夫が立つんです

でも、良妻というのは
もともと
夫を立てている

いずれにしても、夫を立てるのに
妻はかなりな努力を生死を問わずやってきたわけなんだな~
と思いました

さて、私たちは、
理想的な家族や夫婦のあり方を
目にすることができる
まれな国家
(国に家という文字がついていることに注目)

幸いにして生まれていると思います

誠実・謙虚・寛容

天皇家が示す、家族・夫婦のあり方

夫婦になったとたんに見えるもの
家族・家業・国家で
「家」を守るというお互いの共通の務め
を教えているように感じています

相手を立てるかどうかより
この「家」を守るという共通の務めが
自覚できているか否かで
お互いの良し悪しを
ほんとうは判断すべきなんだと
家を捨てたトルストイに思いました
”若旦那~、なんり、深感恩

あはは

渡辺なんとかを私が嫌ってること、よく覚えてはりましたね(^^ゞ
若旦那のそういう真面目さと律儀さは、もし女性に生まれてはったら、すこぶる「良妻」と呼ばれたんじゃないかと思います(笑)

でも実際のところ、素晴らしい奥さんがいたとしたら、「あの奥さんに大切にされてるんだから」と、夫の株もあがるってこともあると思うんですよ。

夫が良ければ妻も良くなる。
妻が良ければ夫も良くなる。
それは当たり前のことなんですが、今までは、「妻が良ければ夫も良くなる」ということばかり注目されてたような気がします。

だから、妻が良くないのは夫も良くないからなのに、「俺が出世できないのは、妻が良くないからだ」なんて八つ当たりしたりね(^^ゞ

ほんと、つまんないことだと思いますよ。

天皇家のご家族については(怒られるかもしれませんが)、あの皇后様を見て、
「そりゃ天皇も素晴らしい方なんだろう」
と感じることが多々あります。
ああいう夫婦が日本の象徴だなんて、ありがたいなぁ……。
ときどき、同じ人間とは思えないです(^^ゞ
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。