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おさなご

昨日は実家に留守番を頼まれたので、行ってきました。
家から実家まで、電車で40分。徒歩なら45分。
かかる時間は一緒なので、歩いていくことにしました。

途中で昼ごはんも調達したかったし。

留守番といっても、家に詰めていなくてはいけないのは、2時間程度。
その短い時間に、なぜ私がいなくてはいけないか……というと、理由は祖母なんです。

祖母は今年94歳。
テレビでは99歳になってもかくしゃくとした老人も登場しますが、もともと母に頼りきりだった祖母は、年とともにどんどん衰えてきています。

若いころ、母に対してかなり辛辣で、
「世話させるためにもらった嫁」
「私には実の娘が二人もいるんだから、嫁には世話にならなくてもいい。いつ出て行ってくれてもいい」
なんてことを平気で言う祖母でしたが、娘の一人が早くに亡くなり、もう一人の娘は夫の病気にかかりきり……となり、ここ10年ほどは嫁に頼りきりになってます。

母も若いころは、祖母の言葉に「こんちくしょう」と思っていたようですが、あるときから達観したらしく、
「口は悪いけど、悪気はないからねぇ」
と言うております。

ただ、今年に入った途端、祖母はガックリと弱りました。
もはや、母が一時でもそばにいないと不安な様子。
父と母が交代で留守番をしている状態です。

で、今父は、夏山登山で出かけております。
そうすると、母はどこへも出かけられないんですよね(^^ゞ
買い物にさえ。

昨日は英会話の授業もあるってことで、私が留守番に行ったのでした。

さて、母が家にいるとき、祖母は割と普通でした。
私が留守番をするというと、
「それなら安心」
と言うてたんですが……。

母が出かけて15分。
部屋で物音がするので見に行くと、床に正座をし、上半身をうつぶせにしている祖母がおりました。

「どした?しんどい?」
と声をかけると、
「ふみこさん(母っす)は?あと何分で帰ってくる?」

いや~……もう死にそうな声なんですよ(^^ゞ

「あと1時間半かなぁ?」
と答えると、
「1時間半?!そんなに?そんなことなら、行くなって言えば良かった。こんな病人をほったらかしにして出かけるなんて、あの子は若いころからわがままで……」
と愚痴が始まり、
「はぁ~~~~~~~~~~~~」
と大きなため息を連続して出します。

とにかくベッドに戻さないと体力を消耗するだろうと思うんで、愚痴を適当に聞き流しながら、ベッドに戻し、
「そばにいてようか?」
と聞くと、黙ってうなずきました。

去年までなら、
「邪魔」
と言いそうな祖母でしたが、ほんまに弱ってるんだなと実感。

その後も、3分おきぐらいに、
「ふみこさんはいつ帰ってくる?」
と聞く祖母。

答えるたびに、泣きごととため息が返ってくるんで、とりあえず、折り紙を持ってきました。
一つ何かを作るたび、ぱぁっと笑顔になるんですが、しばらくするとすぐに、
「ふみこさんは~」
に戻る。

そんなわけで、折り続けましたよ(笑)
途中で、絵を描いたりもして、間つなぎも。

そんなこんなで、あと30分もしたら帰ってくるような時間帯になりました。

「もうお母さんは向こうを出発したころやよ」
と言った途端、それまで悲観的だった祖母が、ちょっとだけ変わりました。

それまで愚痴ばっかだったのが、自分がどれだけ嫁のことを好きかという話に変化したんですね。
「あの子は本当に優しい」
「心が綺麗だと思う」
という繰りごとならば、聞いていてもしんどくないんで、適当に相槌をうちながら、折り紙を折り続けます。

というのも、何か目新しいものを見せないと、
「ふみこ~~~、帰ってこ~~~~~~い、ふみこ~~~~~」
と叫び始めるからなんですわ(^^ゞ

んでもって、母が帰ってきた途端、それまでの暗い雰囲気をかなぐりすて、
「ふみこさんっ!!こっち来て、早く顔を見せて!!」
になる。

ふぅむ……。

母曰く、祖母は母に対しても同じことをやるらしい。
ただ、「ふみこさん」が、「まさあき(父の名っす)」に変わるだけで、後は同じなんだそうです。

つまり、「自分が慣れた環境」にいないと不安でしょうがないんでしょうね。

母は慣れてるんで、私みたいに折り紙を折ってなんとかしのぐということはせず、祖母の愚痴をとりあえず聞いているそうですが。
父が不在の4日間、大変だったろうなぁと思いますわ(^^ゞ

とはいえ、母はほんまに楽観的な性格でして、今日もヨガ教室に出かけるそうです。
今日の留守番は義妹がやってくれるそうですが、それが吉と出るか凶とでるか。
義妹に対して祖母はまだ心を許していませんから、わがままは出にくい。でも、その分不安は大きくなって扱いづらくなる可能性も。

義妹はね~、辛抱強いんですよ~。
もと看護婦だから経験値が高く、体調がほんまに悪いのか、単に気の病かある程度見極められるだろうし。
だから、義妹は私よりはちゃんとやってくれると思う。
ただ、祖母がね……。
自分の思い通りにならないと、大騒ぎする人だからなぁ。

母と義妹は、割と良い関係を築けているようです。
義妹は気軽に母に子どもの世話を頼んで出かけているし、反対にこういうときには嫌な顔ひとつせずヘルプに来てくれるみたい。
それは、昔の母と祖母の関係と同じといえば同じですが、互いに「嫌な顔せずに」できているところは違うかな。
母と祖母の場合、母が実家の用事で戻ると、祖母は「あの子はもううちの嫁なのに」と怒ってましたからね~(^^ゞ

う~ん、どうも祖母の悪口ばっかみたいですね(^^ゞ
別にそんなつもりではないんですが、実際、かなり難しい人なんですよ。
こんなことばっかり書いてると、私が祖母を嫌ってるようですが、もちろんそんなことはありません。

祖母は苦労人でした。
戦争で夫を亡くし、事情はよく知りませんが、実家にも戻れず、女手ひとつで三人の子供を育て、父は浪人までさせてもろたそうな。

そして自分自身、祖父が戦死した後も、義母にはきっちり仕えたそうでございます。

でも、そんなだから気も強く、我も強い人なんですよね(^^ゞ
そして、その性質は今も発揮されてますが……。

それにしても……。
なんてんだろう。
ちょっと前まで祖母から感じた「扱いづらさ」がかなり消えてしまいました。

う~~~~ん、なんていうんだろう。
「我の強い子ども」と向かい合ってる感覚。

祖母は世間のせまい人でした。
茶道教室などに通ってはいましたが、心を許した友達と呼べる人はいなかったと思う。
たまに誘われて出かけていましたが、帰ってくるとその人の欠点についての愚痴を聞かされたりしました。

思えばそれが、祖母の「幼児性」かもしれません。
誰のことも許容できないというのは、多分そうなのでしょう。
「可愛くて仕方がない」と言われる私も(笑)、一旦祖母の思惑から外れたことをすると、非難の的となりましたからね(^^ゞ
それが一気に加速したのかもしれません。

ただ、元気だったころにあった、「愚痴の中の理屈」がなくなると、聞く方としてはかなり楽なんですよ。

そんなわけで、いろいろ考えちゃいましたね。

年をとると、子どもに戻ると言います。
私はどんな風に年をとるんだろう……って。

頑固な性格なんで、それがさらに頑固になるかもと考えると、ちょっと怖いなぁ(^^ゞ


でも一番考えちゃったのはですね。

チュリー君なんですよ。

チュリーは、私が留守中、全然ご飯を食べないようです。
私が帰ってくると、大騒ぎ。
大声を出して呼びます。

なんかね……。
祖母を見てると、チュリーを思い出しちゃって(^^ゞ

チュリーもこんな感じで待ってるのかなぁ?

「のりこ~、早く帰ってこ~~~い」
とか思いながら(笑)?

そんなこと考えちゃうと、留守できなくなっちゃうなぁ(笑)
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のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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