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一匹狼

長子的性格とか末子的性格という言葉がありますが、傾向として、長男長女や末っ子らしい性格ってのはあるんじゃないかと思います。

特に第一子が男の子だと、「優しいお兄ちゃん」になることが多いんでしょうか?

二人の友人の子どもが、「お兄ちゃんと妹」という組み合わせなんですが、偶然かある程度必然があるのか、「兄は優しく多少気弱で、妹は気が強い」らしいっす。

で、その友人の一人としゃべってたとき、
「うちの娘、一匹狼やからさぁ」
なんて話になったんですね。

とはいえ別に人嫌いじゃない。
ただ、一人でも全然平気……ということのようです。

まぁ、私にとってそれは、まったく意外ではないし、想像できないことじゃありません。
友人自身がそうでしたからね(笑)
遺伝だ、多分。
でも友人は、「娘は私以上に一匹狼」と言います。

例えば……。
すごく驚いたんですが、今小学校では、クラス替えの際、父兄が、
「あの子と同じクラスにしないでください」
なんて言ってくることが多いんだそうですね……。

しかもその希望が通ることが多いんだそうで(^^ゞ

クラス替えのとき、友人の娘さんは、担任の先生から、
「おまえは○○と同じクラスでも大丈夫やな?」
と何度も聞かれたんだそうですわ。
で、
「まァ別に気にしませんけど」
と答えたところ、やはり次の学年で、○○さんと同じクラスになってしもた……と。

しかも、2クラスあるうち、○○さんのクラスの女子は12人程度、もうひとつのクラスの女子は30人……という具合だったそうで……。

う~ん、あまりにもあからさま(^^ゞ

○○さんは所謂、いじめっこの問題児だそうで。
だから「うちの子が、あの子と同じクラスになっていじめられたら困る」と言う親の気持ちはわからないでもない。

でもね……。
なんかすごく複雑。

何度か紹介しておりますが、村上春樹の「沈黙」という掌編があります。
主人公はボクシングをやっている男性。
彼は高校時代を通して、学生全員から無視され続けるという「いじめ」にあうわけですが、その原因となったのは、Aという級友でした。

Aは頭が良く、話もうまかったので学生たちの中心的存在で、先生たちの信頼も厚い男でした。
が、主人公は、Aに、何か嘘くさいものを感じており、Aもそれに気づいているという状況。
そんな中、ひょんなことからAと主人公は喧嘩になり、主人公はAを殴ってしまうんです。

そこからAの陰湿な復讐が始まります。
嘘の噂を流し、級友の自殺の原因が、主人公の暴力にあったということにされてしまうんですね。

そして、学年中の生徒が主人公を無視するようになります。

主人公は3年間、反論をせず、言い訳もせず耐え抜きます。
そして大人になってから、こう独白するんですね。

「私が怖いのはAのような人間ではありません。Aのような人間の言いぶんを無批判に受け入れて、そのまま信じてしまう連中です。自分では何も生み出さず、何も理解していないくせに、口当たりの良い、受け入れやすい他人の意見に踊らされて集団で行動する連中です。彼らは自分が何か間違ったことをしているんじゃないかなんて、これっぽっちも、ちらっとでも考えたりはしないんです。自分が誰かを無意味に、決定的に傷つけているかもしれないなんていうことに思い当たりもしないような連中です。

同感。

仕事の関係で、SNSに参加しなくてはいけないことがときどきあるんですが、そういう場で交流することになる人の中に、
「この場において、この人の悪口を(必要以上に)言っても、誰にも責められない」
というようなことに、やたらと敏感な人がいたりします。

そういう人の悪口って、すごく聞き苦しいんですよね……。
勝手な思い込みと想像で誰かを中傷する。
ひどく醜いことなのに、それを「ユーモア」と勘違いしているようです。

経験的にいえばね。
こういうタイプの人って、軽く反論されたときにはのらりくらりと交わすくせに、相手が本気で怒っていると気付くと理屈も筋もなく全面的にとにかく謝り倒すんです。
その人が何を怒ってるのか考えず、考えようともせず、ただひたすら謝罪する。

そういう人を見るたびに、この村上春樹の短編を思い出さずにおれません。
彼らの判断基準は、「自分が他人から攻撃されないかどうか」だけなのではないかとさえ思ってしまう。

そんな中の一人に、なぜか私に妙に親しくしてくる方がおられました。
人当たりの良い人だし、最初は、「あれ?なんかすごいご縁があるのかな?」と思ってたんですが、交流していくうちに、上記の態度が目につくことが増えたんで、私の方は思いっきり逃げ腰になっていました。

軽く反論するとのらりくらりとかわすくせに、本格的にご縁を切ろうとすると、
「お願いですから許すと言ってください」
とか言ったりするんですね(^^ゞ
苦手だ……。

ということで、結局完璧にご縁を切るまでに結構な時間を有してしまったわけですが、そんな中で、彼に村上春樹の「沈黙」について話したところ、反応はこうでした。
「僕には、主人公の態度が正解だとは思えません」

そりゃそうだろうね(^^ゞ
だってあなたの態度は、主人公が「恐ろしい」と思ってる人たちの態度そのものだもの……。

ただ、そういう反応をされてみて、思い出したんですよ。

「この小説には嘘がある」
って。
いくらなんでも一学年の生徒全員が、主人公の恐れるような人間であるわけがない……って。

思い出してみれば、私自身も、主人公と同じような立場になり「かけた」ことは何度かあったように思います。

若いころの人間関係って、微妙ですからねぇ(^^ゞ

ただ、私は孤立をそれほど怖がってませんでした。
というより、群れるのが大嫌いでした。
若いころは、変なプライドが高かったんですよね(^^ゞ
へこへこして友達を作るよりは、孤立する方がマシ!!……と思ってました。
言い訳したり、懐柔しようとしたりするのは最低にみっともない!!……と信じていました。
実際一人でも、特に問題はなかったし。

だけど、結局完全に孤立することはなかったなぁ。
「群れが一人を攻撃するなんて卑怯だ」
と考える人は少なからずいると思う。

毅然としていれば、必ず、
「私は彼らよりもあなたに共感する」
と近寄ってきてくれる人がいました。

実際、そういう人の方が、大多数側の人たちよりも気が合うし、一緒にいて楽しいんですよね。

そしてそういう友人たちと楽しく過ごしているうちに、最初私を無視していた人たちも、私たちに歩み寄ってきたものです。

本当に3年間も、誰も近寄ってこなかったのなら、主人公にも何か問題があったんじゃないかなぁ(^^ゞ


なんていうんだろうか。
クラスの大多数が、自分でものを考え、人の迷惑にならないようにと行動し、自分自身も生活を楽しむ人間だった場合、そのクラスにものすごいいじめっこがいたとしても、それほど問題にはならないんじゃないかとか思うわけです。

だから、学校としては、「いじめっこを隔離する」んじゃなく、「各生徒に、自分が何をやっているか自覚して生きることを教える」方が大事なんじゃないのかなぁと思うなぁ。


もしかしたら……と思うんですよ。
冒頭に書いた、友人の娘さんの学校の場合。

「この子なら、○○さんとやっていける」と判断されたタイプの子ども……つまり、自分の考えで行動でき、他人に依存しないタイプの子どもが集められた、○○さんのクラスの方が、いじめられっこにとって、最終的には良い環境になってるんじゃないのか??

……とね。

世の中には、いろんな性格の人間がいますから、何が正解で何が間違ってるかなんて言えません。
言えませんが、人間は基本的に、群れの中で生活する動物です。
だけど、いやだからこそ、「群れがいなくても生きていく!」という思い?勇気?があった方が、生きやすいんじゃないかなぁ……とは思うのでした。


さて。
ここからが本題です(←またかよ(^^ゞ)

シャチってのは、もともと群れ(ポッド)で暮らす動物です。
だから、一匹だけで暮らすのはすごく寂しいと感じるはず。

太地の「くじらの博物館」で飼育されていた、シャチのナミちゃんは、そんな中、20年間暮らしてきました。

でもやっぱり一人はさびしいんでしょうね。
観客がいると、何度も水の上に目を出して、見つめてきたものです。
「そこにいてくれる?ナミを観ててくれる?」
とでも言うように。

そんなナミちゃんが、名古屋港水族館にお引っ越し。
えらい心配だったんですよ。
なんせ環境がガラリと変わるわけで。

でも、名古屋近郷に住む方が、熱心に通っては動画をアップしてくれてはったんで、ナミちゃんが元気そうだということはわかりました。
その方は、私あてに個別にメッセージをくださり、飼育員さんのお話しなんかも教えてくださったんで、
「今の生活が、結構幸せそう」
ということもわかりました。

そして最近、
「ナミちゃんがイルカと同じプールに引っ越しましたよ!」
と教えてくださったので、動画を観てみると……。

どうやら、ナミちゃんにお友達ができたようなんです。

名古屋港水族館にいるシャチはナミちゃんだけですから、お友達といってもハンドウイルカですが、それでもすごく仲良さそうですよ。

その方がアップした動画じゃありませんが……。
この動画を見れば、ナミちゃんが実にイキイキと、お友達と一緒に泳いでいるのがわかります。



良かったねぇ、ナミちゃん。

太地のプールは自然に近く、その点では良かったかもしれないけれど、仲間と一緒に泳ぐという喜びには替えがたいんじゃないかなぁ。

上記の方によれば、
「飼育員さんが、ナミちゃんは大人だと言ってましたよ」
だそうです。

シャチを人間と一緒にはできないけれど、それはナミちゃんが、今まで一人で生活できてきたという強いシャチだからかもしれないですね。

だからその強いナミちゃんは、これからもっとたくさんのイルカたちに愛され、長生きする!!
絶対する!!!!!

……なぁんて思ったりするんです(笑)
願望ですけどね。
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私もその羊の群れを憎みます

のりちゃんさん、こんにちはー。
もうすったもんだパソコントラブルあって(それに関してのコメントありがとうございます!)、やっと心の余裕ができて、のりちゃんブログじっくり読んで楽しかった―。

春樹、こんなすごく共感できることを書いてたんだ。知りませんでした―。
私ものりちゃんさんと同じく、「同感」です。
思考停止の人々。死ぬまで、おのれの行動を振り返ることもなく、まったく良心の呵責を感ぜず、生きていく人々……。
本、読みます。

それにしても、今の学校って、親が強いというか、希望が通るものなんですねー。
いいのか、わるいのか。

にょーーー、ナミちゃん、本当によかったねー。
仲良しって本当いいですねー。
特に動物。

村上春樹

文春の「レキシントンの幽霊」の中に収録されてます。
村上春樹の長編が苦手な人でも、短編は面白く読めるものが多いんじゃないかと思います。
長編は、「私は人とは違う」という主張があちらこちらに見えて、それが鼻につくんですが(^^ゞ
短編は「アイデア」が光ってて面白いな~と思ってます。
あくまで個人的感想ですが。

「羊の群れ」については、そうですね、私もきっと彼らを憎んでいるんだと思います。
ただ、恐ろしいのは、自分がある場面では、彼らの仲間入りをしてしまっていることもあるだろうということなんですよね(^^ゞ
例えば……微妙な話なんですけどね(^^ゞ
沖縄旅行をした際、現地の知り合いと一緒に食事をした際、太平洋戦争中の自決強要事件について始めて詳しい話を聞いたんですよ。
私は思わずそれを鵜呑みにして、人にそのまま話をしてしまいました。
が、調べてみたら、集団自決は、日本軍の強要だったのかどうか、まだ結論が出てないんですよね。まだ出てないのに、よく調べもせず、「日本軍の強要により自決してしまった」などと人に言うということは、「羊の群れ」とまったく同じことをやってたな……と今にして思います。
自分のそういう態度も憎まねば(笑)

で、ナミちゃんについては、本当に良かったな~って思ってます。
長生きして欲しいです!!!!!!
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

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