二人旅
「最終日は部屋の片づけをする」
と旦那が言うので、
「そんじゃ留守番お願いしよっかな~」
と言うと、
「それはいや」
とのこと。
チュリーはまだ旦那に対して、「おっかなびっくり」という感じです。
普段見慣れてない人は、オカメインコにとっては用心の対象みたいですね。
なのに、「遊ぶ!」とばかりに突進する旦那……。
そりゃ怖がられるわ(^^ゞ
でも、この間の沖縄旅行で、
「慣れてない人でも、他に甘えられる人がいなければ甘えにいく」
というチュリーの打算的な性格がわかりました(笑)
なので、旦那とチュリーの二人きり(びーこはいるけど)にすれば、旦那にもっとなつくかな~と思うんですわ。
あと、私は興福寺の阿修羅像を見たいんですよね。
平日に一人で行ってこようかとも思ってたんですが、旦那が留守番してくれるならそれがベストかな……と考えたのでございます。
ただまぁやっぱり、
「せっかくの休みの日ぐらい一緒にいたい!」
ですよね(^^ゞ
とはいえ私はすっかり「お出かけ気分」だったし。
旦那に確認すると、「家にいたいわけでも休みたいわけでもなく、ゴミを出したいだけ」とのことだったので、午前中に片づけを済ませてもらい、早目の昼ごはんを食べてから出発することにしました。
旦那が片づけている間、私は晩御飯の下ごしらえをしましたから、夕食の時間ギリギリに帰ってきても大丈夫。
ただ、どこへ行くのかについては、私はほとんどノータッチでした。
とはいえ、
「滝畑四十八滝へ行くか?」
「いいねぇ」
という会話はしてたので、てっきり滝畑へ行くのだと思い込んでいたんです。
「あれ?滝畑へ行くのではないらしい?」
と気付いたのは、
「和歌山県」
の標識を見つけたときでした(^^ゞ
「行き先は内緒」といわれつつも、目的地が滝であろうということは、想像がつきます。
なんで想像がつくのかと聞かれたら、「夫婦だから」です(笑)
途中、予定になかった滝にも寄りました。
「三重の滝」という看板があったので、ちょっとだけ寄り道のつもりで道を逸れたんですが……。
こんなに悪路だとは(^^ゞ
道は細いわ、坂は(登りも下りも)急だわ、曲がりくねってるわ、落石でいっぱいだわ、生活圏内らしく対向車が結構くるわ……。
旦那の運転じゃなきゃ、二度と行きたくない道でした(^^ゞ
でも、滝は綺麗でしたよ。

「三重の滝」の名の通り、流れは三段となり、壺に落ち込む間際に大きな岩によって二つに裂かれています。
雨の後だったせいか、水は少し濁っていましたが、その代わり水量は充分。
涼しいのなんの。
ただ、あれほどの悪路なのに、小さなお子さん二人を含む家族連れも来ておられました。
近所に住む方たちかな?
それとも、私たちと同じく、「山道好き~♪」な人たちなのかも。
そして次に向かったのがこの日の目的地です。
名前は知られていない滝ですが、修験者には有名な場所なのでしょう。
滝のそばには祠があり、少し奥には不動明王が安置されています。
私たちが到着すると、修験者の家族と思われる四人が、草を刈ったり石碑を清めたりとせっせと掃除をなさっていました。
多分、修験者の方たちに、大切に祀られた滝なんでしょうね。
修行のために、滝へ近づくロープなども設置されていました。
……というわけで、名前などはここでは伏せときます。
滝はこんな感じですが……。

ここに近づくのが結構大変なんですね(^^ゞ
昨日、大阪の気温は35度まであがったそうですが、水は冷たくて足を漬けていると1分ほどで痛くなってきます。
その水の中を……しかもけっこう強い流れがある中を進んでいかなくては滝にたどり着けないってわけ。
それで、ロープなどがあるんですね。
そして、それだからか滝の存在に気づかず、「滝の看板はあるのに滝がない!」と書いてはるブロガーさんもいてはるみたいです(^^ゞ
入り口の岩には、〆縄が張られています。

しかしここは涼しい……いや、寒いぐらい(^^ゞ
座ってんぼぼ~~~~~~っとしていると、肌寒いです。
水に足をつけようもんなら、震えがくるぐらい。
後ろで修験者さんたちが熱心に掃除をなさっているのに、まったく手伝わずにぼんやりしててもいいのかな……という思いはかすかにありましたが、とにかく気持ちが良くて、うごく気がしないんですよ。
ずっとここにいたいなぁという気分になる。
せめて、お水などを汚さないようにとは気をつけてましたが、足をつけたことで汚れたってことになるんかしら(^^ゞ
紀伊半島は、ゴツゴツとした岩っぽい土地という印象があります。
ここへ来る途中、はっきりと断層が見える岩が露出していました。

弘法大師はこの土地を選んで修行の地とされたんですね。
そういうことを思うと、昔のお坊さんは、命を賭けて修行を続けたのだということを思い知ります。
命を大切にすることと、命を生かすことはまたべつのことなのでしょう。
そして、彼らが求めた「真実」というのは、今の私たちが思う「真実」とは違うのでしょう。
それは、ひどく個人主義的なことのようにも思えます。
たとえば、仏教において、女性は「蚊帳の外」です。
「僧侶は修行のために女性に近づかなかった。それは強い精神力を要した」と言うと、良い話のようですが、当の女性にしてみれば、「男目線で語るなボケ。女の立場はどうなるねん」と言いたいところです。
また、修行をすることで自分は救えるでしょうが、修行でしか救われないのなら、修行により他者を救うことはできません。
命をかけた修行に身を投じることは、ある種、非常に個人的で利己的なものだと思います。
が、個人的に生きられる人だからこそ、命を賭けた修行ができるんでしょうね。
その生き方に、大きな敬意を抱きます。
とはいえ、私は一人で救われても意味がないな……。
旦那と一緒でなければと思います。
誰かのために生きるのでなければ、なんのために人間と生まれたのか……と、私は考えるからです。
滝場には30分ほどもいたでしょうか。
体が充分に冷えたので、あんまりお邪魔をしても……と立ちあがりました。
すごいもんですね、滝から10メートルも離れると、熱気が復活します(^^ゞ
あづい。
昨日のドライブで気付いたのは、「少し山の中の道を走ると、農作物の直売所にぶちあたる」ってことでした(^^ゞ
もちろん、「山の中の道」っていっても、上に書いたような悪路じゃありませんよ。ちゃんと舗装されて、二車線以上あるような道です。
それほど曲がりくねってもないし、アップダウンもないように作られてます。
でも、道路自体は山の中を通っている……というような道。
そういう道を走っていると、1キロ間隔ぐらいで、「新鮮野菜直売」などと書かれたのぼりが立ってます。
私たちもその中のひとつに入りました。
ここにはヤギの小屋もあります。
生まれたばかりの子ヤギがいるということで、写真を撮ろうと近づくと、母親と思われるヤギの方が近づいてきます。
普通、そういう場合、「子ヤギに近寄らせないための威嚇だな?」と思いますよね(笑)
それが……。

なぜか腕をなめまくり(^^ゞ
小さな子ヤギの写真を撮ろうとしたら、腕を伸ばさなくてはいけません。
が、腕を伸ばすとこういうことになっちゃうんですよ(^^ゞ
これは、ある種、最強の威嚇かも(笑)
「うひゃひゃひゃひゃひゃ」
とくすぐったがっていた旦那ですが、腕はでろでろ(^^ゞ
えらいことですぜ(笑)
あれですかねぇやっぱり。
汗の塩分がおいしいんでしょうか?
ほんま、ものすごい熱心に舐めてました(^^ゞ
帰りは和歌山から大阪に向かうわけで、Uターンラッシュに巻き込まれる覚悟はしてましたが、それほどではなく。
17時には家に到着しました。
私たちにとっては、最後のお盆休み。
盛りだくさんの一日でしたよ(#^.^#)
と旦那が言うので、
「そんじゃ留守番お願いしよっかな~」
と言うと、
「それはいや」
とのこと。
チュリーはまだ旦那に対して、「おっかなびっくり」という感じです。
普段見慣れてない人は、オカメインコにとっては用心の対象みたいですね。
なのに、「遊ぶ!」とばかりに突進する旦那……。
そりゃ怖がられるわ(^^ゞ
でも、この間の沖縄旅行で、
「慣れてない人でも、他に甘えられる人がいなければ甘えにいく」
というチュリーの打算的な性格がわかりました(笑)
なので、旦那とチュリーの二人きり(びーこはいるけど)にすれば、旦那にもっとなつくかな~と思うんですわ。
あと、私は興福寺の阿修羅像を見たいんですよね。
平日に一人で行ってこようかとも思ってたんですが、旦那が留守番してくれるならそれがベストかな……と考えたのでございます。
ただまぁやっぱり、
「せっかくの休みの日ぐらい一緒にいたい!」
ですよね(^^ゞ
とはいえ私はすっかり「お出かけ気分」だったし。
旦那に確認すると、「家にいたいわけでも休みたいわけでもなく、ゴミを出したいだけ」とのことだったので、午前中に片づけを済ませてもらい、早目の昼ごはんを食べてから出発することにしました。
旦那が片づけている間、私は晩御飯の下ごしらえをしましたから、夕食の時間ギリギリに帰ってきても大丈夫。
ただ、どこへ行くのかについては、私はほとんどノータッチでした。
とはいえ、
「滝畑四十八滝へ行くか?」
「いいねぇ」
という会話はしてたので、てっきり滝畑へ行くのだと思い込んでいたんです。
「あれ?滝畑へ行くのではないらしい?」
と気付いたのは、
「和歌山県」
の標識を見つけたときでした(^^ゞ
「行き先は内緒」といわれつつも、目的地が滝であろうということは、想像がつきます。
なんで想像がつくのかと聞かれたら、「夫婦だから」です(笑)
途中、予定になかった滝にも寄りました。
「三重の滝」という看板があったので、ちょっとだけ寄り道のつもりで道を逸れたんですが……。
こんなに悪路だとは(^^ゞ
道は細いわ、坂は(登りも下りも)急だわ、曲がりくねってるわ、落石でいっぱいだわ、生活圏内らしく対向車が結構くるわ……。
旦那の運転じゃなきゃ、二度と行きたくない道でした(^^ゞ
でも、滝は綺麗でしたよ。

「三重の滝」の名の通り、流れは三段となり、壺に落ち込む間際に大きな岩によって二つに裂かれています。
雨の後だったせいか、水は少し濁っていましたが、その代わり水量は充分。
涼しいのなんの。
ただ、あれほどの悪路なのに、小さなお子さん二人を含む家族連れも来ておられました。
近所に住む方たちかな?
それとも、私たちと同じく、「山道好き~♪」な人たちなのかも。
そして次に向かったのがこの日の目的地です。
名前は知られていない滝ですが、修験者には有名な場所なのでしょう。
滝のそばには祠があり、少し奥には不動明王が安置されています。
私たちが到着すると、修験者の家族と思われる四人が、草を刈ったり石碑を清めたりとせっせと掃除をなさっていました。
多分、修験者の方たちに、大切に祀られた滝なんでしょうね。
修行のために、滝へ近づくロープなども設置されていました。
……というわけで、名前などはここでは伏せときます。
滝はこんな感じですが……。

ここに近づくのが結構大変なんですね(^^ゞ
昨日、大阪の気温は35度まであがったそうですが、水は冷たくて足を漬けていると1分ほどで痛くなってきます。
その水の中を……しかもけっこう強い流れがある中を進んでいかなくては滝にたどり着けないってわけ。
それで、ロープなどがあるんですね。
そして、それだからか滝の存在に気づかず、「滝の看板はあるのに滝がない!」と書いてはるブロガーさんもいてはるみたいです(^^ゞ
入り口の岩には、〆縄が張られています。

しかしここは涼しい……いや、寒いぐらい(^^ゞ
座ってんぼぼ~~~~~~っとしていると、肌寒いです。
水に足をつけようもんなら、震えがくるぐらい。
後ろで修験者さんたちが熱心に掃除をなさっているのに、まったく手伝わずにぼんやりしててもいいのかな……という思いはかすかにありましたが、とにかく気持ちが良くて、うごく気がしないんですよ。
ずっとここにいたいなぁという気分になる。
せめて、お水などを汚さないようにとは気をつけてましたが、足をつけたことで汚れたってことになるんかしら(^^ゞ
紀伊半島は、ゴツゴツとした岩っぽい土地という印象があります。
ここへ来る途中、はっきりと断層が見える岩が露出していました。

弘法大師はこの土地を選んで修行の地とされたんですね。
そういうことを思うと、昔のお坊さんは、命を賭けて修行を続けたのだということを思い知ります。
命を大切にすることと、命を生かすことはまたべつのことなのでしょう。
そして、彼らが求めた「真実」というのは、今の私たちが思う「真実」とは違うのでしょう。
それは、ひどく個人主義的なことのようにも思えます。
たとえば、仏教において、女性は「蚊帳の外」です。
「僧侶は修行のために女性に近づかなかった。それは強い精神力を要した」と言うと、良い話のようですが、当の女性にしてみれば、「男目線で語るなボケ。女の立場はどうなるねん」と言いたいところです。
また、修行をすることで自分は救えるでしょうが、修行でしか救われないのなら、修行により他者を救うことはできません。
命をかけた修行に身を投じることは、ある種、非常に個人的で利己的なものだと思います。
が、個人的に生きられる人だからこそ、命を賭けた修行ができるんでしょうね。
その生き方に、大きな敬意を抱きます。
とはいえ、私は一人で救われても意味がないな……。
旦那と一緒でなければと思います。
誰かのために生きるのでなければ、なんのために人間と生まれたのか……と、私は考えるからです。
滝場には30分ほどもいたでしょうか。
体が充分に冷えたので、あんまりお邪魔をしても……と立ちあがりました。
すごいもんですね、滝から10メートルも離れると、熱気が復活します(^^ゞ
あづい。
昨日のドライブで気付いたのは、「少し山の中の道を走ると、農作物の直売所にぶちあたる」ってことでした(^^ゞ
もちろん、「山の中の道」っていっても、上に書いたような悪路じゃありませんよ。ちゃんと舗装されて、二車線以上あるような道です。
それほど曲がりくねってもないし、アップダウンもないように作られてます。
でも、道路自体は山の中を通っている……というような道。
そういう道を走っていると、1キロ間隔ぐらいで、「新鮮野菜直売」などと書かれたのぼりが立ってます。
私たちもその中のひとつに入りました。
ここにはヤギの小屋もあります。
生まれたばかりの子ヤギがいるということで、写真を撮ろうと近づくと、母親と思われるヤギの方が近づいてきます。
普通、そういう場合、「子ヤギに近寄らせないための威嚇だな?」と思いますよね(笑)
それが……。

なぜか腕をなめまくり(^^ゞ
小さな子ヤギの写真を撮ろうとしたら、腕を伸ばさなくてはいけません。
が、腕を伸ばすとこういうことになっちゃうんですよ(^^ゞ
これは、ある種、最強の威嚇かも(笑)
「うひゃひゃひゃひゃひゃ」
とくすぐったがっていた旦那ですが、腕はでろでろ(^^ゞ
えらいことですぜ(笑)
あれですかねぇやっぱり。
汗の塩分がおいしいんでしょうか?
ほんま、ものすごい熱心に舐めてました(^^ゞ
帰りは和歌山から大阪に向かうわけで、Uターンラッシュに巻き込まれる覚悟はしてましたが、それほどではなく。
17時には家に到着しました。
私たちにとっては、最後のお盆休み。
盛りだくさんの一日でしたよ(#^.^#)
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