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雨季の花

昨日は一日、ぐずついた天気でした。

「それなら、雨らしいお出かけにすればいいじゃん」
とばかりに目的地に選んだのが、あじさい寺で有名な矢田寺。

天武天皇の勅願で建てられたとされるお寺です。
近くを通りがかることはよくあるんですが、行ったことはなかったんですよね。

「雨だから、それほど混まないだろう」
なんていう目論見もありました。

が……お寺に向かう途中、同じ方向に曲がる車多し(^^ゞ

「まさか、この車が全部矢田寺に行くわけじゃないやんなぁ?」
などと言ってましたが、少なくとも、ずっと前を走ってた車は、私たちと同じ目的地でしたね(^^ゞ

矢田寺は、矢田丘陵の頂上近辺にあります。
近辺には、物部氏の始祖である饒速日命を祀る矢田坐久志玉比古神社があり、しかもこの地が始祖神の降臨地とする伝説もありますから、つまり、この近辺は物部氏の勢力範囲にあったってことでしょうね。

物部氏の本拠地に、天武天皇が寺を建立する。
この意味はいったい、なんなんでしょうか?

この日、平安遷都1300年祭の一環として、秘仏が公開されていました。

ご本尊である地蔵菩薩と十一面観音、そして吉祥天の三体です。
吉祥天は、インドではラクシュミー。愛と豊穣の女神ですね。
別名「チャンチャラー」は、移り気の意味。
あじさいの花言葉と同じだというのが面白い(笑)

また、御本尊である地蔵菩薩には面白い謂れが残されています。

地獄の閻魔大王は、罪人を裁く仕事に心を痛めておられたと言います。
罪とはなんなのか?
人とは生来善なのか、それとも悪なのか?
そんなことを考えてしまうと、人を裁くことなんか出来なくなっちゃいますよね。

閻魔大王は、人間界と地獄を行き来していた小野篁に、
「誰か私の苦しみを救ってくれる尊い上人はおられないか」
と相談し、小野篁が推薦したのが、矢田寺の満慶上人だったというわけです。

首尾よく閻魔大王の悩みを取り除いた満慶上人は、地獄の見学を許されます。
そこで、罪人を救う地蔵菩薩と出会い、
「現世の人びとに、私と縁を結べば救ってあげられると教えなさい」
との言葉通り、地蔵菩薩像を彫り上げようとします。

ところが、いくら彫ってみても、地蔵菩薩の姿に似ないんですね。

さて、そこで登場するのが……誰だと思いますか?

なんと、春日四神なんです。
神の力添えにより、地獄で出会った地蔵菩薩そのものの姿を、仏像に映すことができました。

藤原氏の氏神様である、春日四神が、物部氏の本拠地に建立された矢田寺のご本尊製作にかかわっているとは……。
面白いじゃあ、ありませんか?

さて、私たちが秘仏の前に正座したとき、ちょっとしたハプニングが起こりました。

本堂の灯りが一斉に落ちたんです。

停電ではないようだったし、ブレーカーが落ちたというわけでもないみたい。
理由はよくわかりませんが、本堂は真っ暗に。
仏像のお顔も見えません。

仕方なく、私たちはご本尊の前に正座して、灯りが戻るのを待ちました。
10分もなかったとは思いますが、多分これは、大切な時間だったのでしょう。

再び明るくなったとき、仏像のお姿になんの変化があったわけでも、もちろんありませんが……。
柔和でありなさい、清廉でありなさい、そして心にいつも幸福の灯を点していなさい、と。
寿ぎが頭上から降りかかり続けていたような気がします。

本堂を出た後、あじさい園へ。

正直、これほどに圧倒的な庭園だとは思っていませんでした。

そもそも、あじさいにこれほど多様な品種があるとは知らなかった(^^ゞ

淡い紫が品の良い八重咲き。

0625ajisai_2.jpg

額あじさいと、玉あじさいの競演。

0625ajisai_3.jpg

そんなさまざまな容貌のあじさいたちが、谷を埋めつくさんばかりに花開いているのです。

0625ajisai_1.jpg

あじさいは、自身に香りがないことを知っているのでしょうか。
「気取ってたって仕方ないじゃない?」
とでも言いたげな、ざっくばらんな雰囲気。

しっとりとした萼の真ん中に、ぽっちりと楽しげに小さな花を抱く姿は、雨の中にあって、ウキウキとした明るさがあります。
雨を受けて、そして太陽光を受けて多様に色彩を変えるのも、この花の気楽な性分を表しているようです。

あじさいが、雨に似合うのは、しっとりとしているからじゃない。
雨を跳ね返すほどの陽気さがあるからなのだと、この花園に来ればわかります。

雨の谷に沈みながら、それでもなお、いまにも忍び笑いがはじけそうな、乾いた動的な明快さが潜んでいました。

お寺を後にして、向かったのは昨日の蓮池。

バンたちは、巣作りを一段落したんでしょうか?
雌も池に入って泳いでいました。

0625ban_2.jpg

多分、大きい方が雌。
バンも雄の方が小さいのかな?
それともこの夫婦だけがたまたまそうなんでしょうか?

お互いに相手の存在を確認しながら泳ぐ姿は、仲睦まじさと信頼を感じさせます。

この日は望遠レンズがあったので、彼らが咥えて運ぶものが何かはっきり確認することができました。

0625ban_1.jpg

やっぱり巣材のようですね。
これから産卵し、抱卵……。

梅雨が空けた、7月の半ばごろにやってくれば、雛を見ることができそうです。
可愛いでしょうね(#^.^#)

そしてこの日、もう一つ収穫が。

どことは言いませんが(^^ゞ
カワセミを確認しました。

0626kawasemi.jpg

カワセミも子育ての季節みたい。
雛も一緒に飛んできてました。

これからしばらくは雨で、おうちの中が行動の中心となりそうですが、それが終わったら、夏本番ですよ!
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色の変化

暗闇は人の心を静かにさせてくれるものなのかもしれませんねぇ。
闇から仏を拝して紫陽花の紫へ。なんかいいね!
今日から父が3泊でショートステイに行ってくれたので、六甲山でもドライブいこっかな。神戸の花は紫陽花なんですよね(^^)

花の寺

ここしばらくいろいろ余裕がなくて、近場ばかりを見つけて出かけてたんですが、
「探してみれば、近場も名所満載!」
ですね。

六甲は、私にとっては遠い場所なので、どんな名所があるのかよくわかりませんが、デートスポットでもありますから、良いところが目白押しでしょうね(#^.^#)

楽しいドライブを!!

相互

雨模様という色彩が映えてくる
あじさいの花

一点の美しさが
その周囲の闇を浮かび上がらせることも・・・

美しさを覚えて
醜さを理解することに・・・

生き方の示唆に富んだ
内容です
ごちそうさまでした

おはようございます

夜の闇を知らない朝顔は、
朝にその花を美しく咲かせることを忘れてしまうようですね~

へえ~
って思ったことを思い出しました

陰の努力が深いほど
人の命も輝くのかもしれません

のん様がおっしゃる
「いいところもよくないところも見て考える」
というのが少し分かったような気がしました

雨が上がって
晴れ渡る空に
また
「希望」
という言葉を思い出すのでしょうね

参院選もスタート・・・???
”若旦那~、なんり、深感恩

へぇ!

朝顔の話は初耳です。

でも確かに、夜がなければ夜明けはありませんもんね。
朝顔は、「朝に咲く」のではなく、「夜の終わりに咲く」花なのかな?
いや、そうじゃなく、朝は夜の続きにあるからかな。

なんかいろいろと考えてしまいます。

雨が上がって晴れる度に……。
「あぢぃ」
と思ってしまう私がおりますが(笑)

雨が降らなければ、地球上は枯渇しちゃいますもんね。

どんなものにも意味があるんでしょうねぇ。

……でも、暑いっす~(T_T)
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

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