目線
女子高校だった私は、卒業することには、同年代の男の子としゃべるのが、なんか苦手になっていたようでした。
卒業後、短大の入学式までの間に通った普通自動車の運転免許教室でよく顔を合わせる男の子に、不思議そうに聞かれたことがあります。
「なんで俺に敬語使うん?同い年やねんで?」
いやいやいやいやいや……敬語使った覚えはないんですよ。
ただ、タメ口を利かなかっただけで。
「あのS字苦手なんですよ~。コツってあります?」
そういう口調。
私は特にそれが不自然とも思わなかったけど、相手はなんかいやだったらしい。
その後もちょくちょく、
「敬語使うのやめぇや」
と言われた記憶が。
とはいえ、自分でも自分がなんでタメ口を利かないかはわかっておりました。
「距離を置きたい」
という意識が、多少他人行儀な言葉遣いにさせるんだ……と。
もちろん相手が目上・年上の場合はタメ口なんぞ利きません。
かなり親しくても、です・ますでしゃべりますよ。
でも、年も同じで、特段二人の間に何もないというとき、
「あんまり踏み込んできてほしくないな」
と思うと、タメ口はいつまで経ってもきけない……ということになってしまいます。
意識してるわけじゃないんですけどね。
気付いたらそうなってる。
そして、そういう相手にタメ口を利かれると、大きな違和感を感じてしまう。
人みしりとか、人間嫌いとかそういうわけではないんですけどね。
自分でもなんでそうなるのかはよくわかりません。
とはいえ、タメ口をきかないからといって、相手を嫌ってるとか、バカにしてるとかそういうつもりはないんですよ。
ただ、あんまり親しくなれないな~~~~~……と感じてるんだと思います。
上記の男の子の場合、なぜ私が「踏み込んで欲しくない」と思ったかというと、それはひとえに、
「男子に慣れてなかったから」
ということだと思います(^^ゞ
ウブだとかそういうんじゃなく、周りに男性がいない環境で三年過ごすとね(^^ゞ
今彼ともう一度会ったら、多分タメ口でしゃべると思いますよ(笑)
で「男子が苦手」とかそういうんじゃない場合、どういう人と「親しくなれないなぁ」と感じるかというと、必要以上に踏み込んでくる人……だったり(笑)
距離感ってすごく大切だと思うんですよね。
この人とはこの距離感、この人とはこの距離感……って具合に、相手によってどれぐらいの親しさで付き合いたいかという希望は人それぞれあるじゃないですか?
で、親しくなるにつれ、少しずつその距離感が縮まることもありますよね。
それはあるんですが、一足飛びに近づかれるのが苦手。
でも、相手によっては一足飛びに近づかれても、却って親しみを感じるんだからわがままな(笑)
例えば、千原兄弟のお兄さんの方、ああいう人が慣れ慣れしくしゃべってきても、全然違和感を感じないと思うんすわ。
慣れ慣れしくされて、違和感を感じるのは、「慣れ慣れしさ」と同時に「上から目線」を感じちゃうときなんだと思います。
「上から目線」ってすごくあいまいな言葉ですよね。
例えば、本当にある分野ですごい人が、「教えてあげよう」って言ってくださった場合、それを「上から目線」なんて思わないですよね?
私的には、
「あなたは私と違う。だから何かおかしい」
「あなたは私と同じ。だから間違ってない」
そういう態度の人が、上から目線なのだと感じてます。
「あなた」じゃなくてもやっぱダメ。
「あの人は私と違う。だからあの人のことを大丈夫かなと心配しちゃうわ」
とかね。
結構そういう言い方をされる方、多いと思うんですが……。
「あんまりそういう人はいないと思う」
って言われると、私の周囲だけなのかと思うけれど(^^ゞ
ただ、こういうのならいるでしょ?
「鳩山の考え方、あれはなっとらんね!!」
これはつまり、「鳩山総理の考え方は私の考え方と違う。だからダメ」って言ってるんだと、私は感じちゃうのでございます。
確かに、どうも混乱している印象はあるし、「このままではまずいんじゃないのかな~」と思う局面はなきにしもあらず(^^ゞ
とはいえ、「だからあいつはダメなんだよ」というような言葉は聞き苦しい。
「自分の考え方はこうなんだけど、総理は違うんだなぁ~~」
ってのはあるかもしれないけど、
「自分の考え方はこうなのに、総理は違う。総理は大丈夫なのか?」
とまで言ってしまう人が苦手。
なので、大概の政治批判は苦手かなぁ(^^ゞ
だから、政治に関するニュース観れませんねん最近(笑)
結局です。
「目線を合わせる」
って、良い人間関係を築くためにはすごく大事なことなのかなぁと。
つまりそういう結論を出したかったんでございます。
「この人は何を考えてこんなことをしてるんだろう?」
「この人はなぜこんなことを言ったんだろう?」
てなことを、相手の目線で考えるという過程を経ずに、評価したり批判したりしてもされても、空しいと思うんです。
そして、それはペットでも同じことなんですよね。
彼が何を考えてるのか、なんでこんなことをするのかと考えなくては、答えが出ないことは多い。
昨日、チュリーが吐いたんですよ。
雄で、発情してますから、吐き戻しってのはあるようですが、問題は、
「首を振って、周囲に飛び散らかした」
ってこと。
吐き戻しは、相手に餌を差し出して求愛する意味がありますから、飛び散らかしたりはしないようです。
鳥の嘔吐で考えられる病気はそのう炎ですよね。
放っておくと怖い病気です。
観察してみると、
量はたいした量じゃない。
食欲は普通。
元気も普通。
糞も普通。
午後からずっと観察してましたが、吐いたのは一回きりでした。
なので、今朝一番に動物病院に電話をしてみました。
まだ診療開始時間より早かったんで、呼び出し音は10回ぐらい聞いたかな?
なんとなく眠そうな声の先生に、
「オカメインコの体調について相談したいんですが」
と告げると、途端にシャキッとした声にならはったのが、すごいと思う。
症状を話すと、
「ビニールか何かをかじった跡がない?」
ということで、確かにあると答えると、
「それを食べたかなんかで一時的なものの可能性が高いと思いますよ。でもまた吐くようならば検査してみましょう」とのことでした。
このお医者さんは、チュリーが来てすぐのころ、健康診断をして欲しいと連れていったら、私をギロッと見て、
「健康診断より、飼い主がよくよく観察して体調管理してあげることの方がずっと大事だよ」
と言わはった方です。
また、チュリーがかじった止まり木を観て、
「淋しいからかじるんですよ。団体で生活する鳥だから。だからなるべく遊んであげなさい。喜ぶから」
とも言わはりました。
ペレットで育てた方がいいのかという相談には、
「まぁ栄養バランスはいいからね。でも食べる喜びってのも大事だから、ペレットを食べてても青菜はあげなさい」
とご自分の家庭菜園から青菜を持ってきてくださいました。
……結局、ペレット食わないんで、シード飼育なんですけどね、うちのチュリーは。
それ以前、チュッチュを連れていった病院は、鳥の診察でとても有名な病院だったのですが、そこでは、健康診断の重要性を説明されました。
また、
「事故につながりかねないから放鳥はしない方がいい」
とも言われました。
もちろん、ペレット飼育を推奨されました。
どちらの先生の言葉も、ある意味正しいんだと思います。
多分、後者の先生のおっしゃるように育てる方が、事故も少なく、平均的に見れば、鳥は長生きするかもしれないと思います。
ただ、それで肝心の鳥は幸せなのかなと思うと、どうも私にはそう思えなくて……。
つまり、この二人の先生の違いは、
「鳥の目線に合わせて育てる」
「人間の目線で育てる」
の違いなのかな~……などと。
そんなことを思った次第。
どちらが正しいとは言えないけれども、上から目線の苦手な私は、とりあえず、「鳥目線」でやってみようかなと思います。
ペット飼うのって、試行錯誤の連続じゃないですか。
だから。
……この先、逡巡することがないように、今のうちに宣言しとこうかなという話っす。
なはははは。
卒業後、短大の入学式までの間に通った普通自動車の運転免許教室でよく顔を合わせる男の子に、不思議そうに聞かれたことがあります。
「なんで俺に敬語使うん?同い年やねんで?」
いやいやいやいやいや……敬語使った覚えはないんですよ。
ただ、タメ口を利かなかっただけで。
「あのS字苦手なんですよ~。コツってあります?」
そういう口調。
私は特にそれが不自然とも思わなかったけど、相手はなんかいやだったらしい。
その後もちょくちょく、
「敬語使うのやめぇや」
と言われた記憶が。
とはいえ、自分でも自分がなんでタメ口を利かないかはわかっておりました。
「距離を置きたい」
という意識が、多少他人行儀な言葉遣いにさせるんだ……と。
もちろん相手が目上・年上の場合はタメ口なんぞ利きません。
かなり親しくても、です・ますでしゃべりますよ。
でも、年も同じで、特段二人の間に何もないというとき、
「あんまり踏み込んできてほしくないな」
と思うと、タメ口はいつまで経ってもきけない……ということになってしまいます。
意識してるわけじゃないんですけどね。
気付いたらそうなってる。
そして、そういう相手にタメ口を利かれると、大きな違和感を感じてしまう。
人みしりとか、人間嫌いとかそういうわけではないんですけどね。
自分でもなんでそうなるのかはよくわかりません。
とはいえ、タメ口をきかないからといって、相手を嫌ってるとか、バカにしてるとかそういうつもりはないんですよ。
ただ、あんまり親しくなれないな~~~~~……と感じてるんだと思います。
上記の男の子の場合、なぜ私が「踏み込んで欲しくない」と思ったかというと、それはひとえに、
「男子に慣れてなかったから」
ということだと思います(^^ゞ
ウブだとかそういうんじゃなく、周りに男性がいない環境で三年過ごすとね(^^ゞ
今彼ともう一度会ったら、多分タメ口でしゃべると思いますよ(笑)
で「男子が苦手」とかそういうんじゃない場合、どういう人と「親しくなれないなぁ」と感じるかというと、必要以上に踏み込んでくる人……だったり(笑)
距離感ってすごく大切だと思うんですよね。
この人とはこの距離感、この人とはこの距離感……って具合に、相手によってどれぐらいの親しさで付き合いたいかという希望は人それぞれあるじゃないですか?
で、親しくなるにつれ、少しずつその距離感が縮まることもありますよね。
それはあるんですが、一足飛びに近づかれるのが苦手。
でも、相手によっては一足飛びに近づかれても、却って親しみを感じるんだからわがままな(笑)
例えば、千原兄弟のお兄さんの方、ああいう人が慣れ慣れしくしゃべってきても、全然違和感を感じないと思うんすわ。
慣れ慣れしくされて、違和感を感じるのは、「慣れ慣れしさ」と同時に「上から目線」を感じちゃうときなんだと思います。
「上から目線」ってすごくあいまいな言葉ですよね。
例えば、本当にある分野ですごい人が、「教えてあげよう」って言ってくださった場合、それを「上から目線」なんて思わないですよね?
私的には、
「あなたは私と違う。だから何かおかしい」
「あなたは私と同じ。だから間違ってない」
そういう態度の人が、上から目線なのだと感じてます。
「あなた」じゃなくてもやっぱダメ。
「あの人は私と違う。だからあの人のことを大丈夫かなと心配しちゃうわ」
とかね。
結構そういう言い方をされる方、多いと思うんですが……。
「あんまりそういう人はいないと思う」
って言われると、私の周囲だけなのかと思うけれど(^^ゞ
ただ、こういうのならいるでしょ?
「鳩山の考え方、あれはなっとらんね!!」
これはつまり、「鳩山総理の考え方は私の考え方と違う。だからダメ」って言ってるんだと、私は感じちゃうのでございます。
確かに、どうも混乱している印象はあるし、「このままではまずいんじゃないのかな~」と思う局面はなきにしもあらず(^^ゞ
とはいえ、「だからあいつはダメなんだよ」というような言葉は聞き苦しい。
「自分の考え方はこうなんだけど、総理は違うんだなぁ~~」
ってのはあるかもしれないけど、
「自分の考え方はこうなのに、総理は違う。総理は大丈夫なのか?」
とまで言ってしまう人が苦手。
なので、大概の政治批判は苦手かなぁ(^^ゞ
だから、政治に関するニュース観れませんねん最近(笑)
結局です。
「目線を合わせる」
って、良い人間関係を築くためにはすごく大事なことなのかなぁと。
つまりそういう結論を出したかったんでございます。
「この人は何を考えてこんなことをしてるんだろう?」
「この人はなぜこんなことを言ったんだろう?」
てなことを、相手の目線で考えるという過程を経ずに、評価したり批判したりしてもされても、空しいと思うんです。
そして、それはペットでも同じことなんですよね。
彼が何を考えてるのか、なんでこんなことをするのかと考えなくては、答えが出ないことは多い。
昨日、チュリーが吐いたんですよ。
雄で、発情してますから、吐き戻しってのはあるようですが、問題は、
「首を振って、周囲に飛び散らかした」
ってこと。
吐き戻しは、相手に餌を差し出して求愛する意味がありますから、飛び散らかしたりはしないようです。
鳥の嘔吐で考えられる病気はそのう炎ですよね。
放っておくと怖い病気です。
観察してみると、
量はたいした量じゃない。
食欲は普通。
元気も普通。
糞も普通。
午後からずっと観察してましたが、吐いたのは一回きりでした。
なので、今朝一番に動物病院に電話をしてみました。
まだ診療開始時間より早かったんで、呼び出し音は10回ぐらい聞いたかな?
なんとなく眠そうな声の先生に、
「オカメインコの体調について相談したいんですが」
と告げると、途端にシャキッとした声にならはったのが、すごいと思う。
症状を話すと、
「ビニールか何かをかじった跡がない?」
ということで、確かにあると答えると、
「それを食べたかなんかで一時的なものの可能性が高いと思いますよ。でもまた吐くようならば検査してみましょう」とのことでした。
このお医者さんは、チュリーが来てすぐのころ、健康診断をして欲しいと連れていったら、私をギロッと見て、
「健康診断より、飼い主がよくよく観察して体調管理してあげることの方がずっと大事だよ」
と言わはった方です。
また、チュリーがかじった止まり木を観て、
「淋しいからかじるんですよ。団体で生活する鳥だから。だからなるべく遊んであげなさい。喜ぶから」
とも言わはりました。
ペレットで育てた方がいいのかという相談には、
「まぁ栄養バランスはいいからね。でも食べる喜びってのも大事だから、ペレットを食べてても青菜はあげなさい」
とご自分の家庭菜園から青菜を持ってきてくださいました。
……結局、ペレット食わないんで、シード飼育なんですけどね、うちのチュリーは。
それ以前、チュッチュを連れていった病院は、鳥の診察でとても有名な病院だったのですが、そこでは、健康診断の重要性を説明されました。
また、
「事故につながりかねないから放鳥はしない方がいい」
とも言われました。
もちろん、ペレット飼育を推奨されました。
どちらの先生の言葉も、ある意味正しいんだと思います。
多分、後者の先生のおっしゃるように育てる方が、事故も少なく、平均的に見れば、鳥は長生きするかもしれないと思います。
ただ、それで肝心の鳥は幸せなのかなと思うと、どうも私にはそう思えなくて……。
つまり、この二人の先生の違いは、
「鳥の目線に合わせて育てる」
「人間の目線で育てる」
の違いなのかな~……などと。
そんなことを思った次第。
どちらが正しいとは言えないけれども、上から目線の苦手な私は、とりあえず、「鳥目線」でやってみようかなと思います。
ペット飼うのって、試行錯誤の連続じゃないですか。
だから。
……この先、逡巡することがないように、今のうちに宣言しとこうかなという話っす。
なはははは。
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No title
はじめてお便りします。神社の検索中にしばしば貴サイトに行き当たり、そのうちにブログの読者になってしまいました。ライターをなさっているだけあって文才は目を見はるものがありますね。発想もユニークだし・・・ 今日の目線の話は以前の「仔猫の里親さん」に通じるものがあり考えさせられました。
私も神社神道には興味以上のものがありますのでまた楽しいレポート期待しております。
私も神社神道には興味以上のものがありますのでまた楽しいレポート期待しております。
はじめまして
コメントをありがとうございます。
動物……植物もそうでしょうが、生きている者にどういう態度で接するかって、すごく難しいことですよね。
いろいろ悩んで、考えて、でも後悔することもあるし。難しいです。
神社や神道に興味を持っておられるんですね。
また何か発見などあれば、ぜひ教えてください!!
動物……植物もそうでしょうが、生きている者にどういう態度で接するかって、すごく難しいことですよね。
いろいろ悩んで、考えて、でも後悔することもあるし。難しいです。
神社や神道に興味を持っておられるんですね。
また何か発見などあれば、ぜひ教えてください!!