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花吉野

夏になれば、頻繁に足を運ぶ場所に、吉野があります。

豊かに流れる吉野川は、毎年何人かの人を飲み込むのだけれど……。
それを知ってか知らずか、川原には踏み場もないほどの人が集まってきています。

天武天皇が潜んだという宮滝近辺は、深みも多く、流れも複雑で速いため、
「地元の人間は、宮滝で泳ごうなんて思いませんよ」
と言うような場所らしいですが、毎年若い人たちがたくさん集まってきています。

私は川で泳ぎたいとは思わないけれど、吉野には何度も行くことになっています。

吉野は水の気配の濃厚な場所。
なんとも言えない涼しさがあるんです。

一番の目的は、鮎の塩焼きなんですけどね(^^ゞ

夏にはそれだけ足繁く通う場所ですが、春に出かけることは、ほとんどありません。

いえ、おととしは5月ごろに出かけましたっけ。
藤の花を見たかったんです。

山のあちらこちらに藤色が、雲のように浮かんでいて綺麗でした。
でも、4月ごろはこのあたりへ行こうとも思わなかったんですよ。

だって、混むんだもん。

なにしろ吉野は桜の名所。
花のシーズンはメチャ混みなんですよね(^^ゞ

でも、この春は旦那が有給を取得することができましたんで、
「一度は行っておこうよ」
と出かけてきました。

天気は悪かったけれど、おかげで人出も少なく、まったく渋滞にひっかかることはありませんでした。

昨日の時点で、下千本、中千本は散り初め、上千本は満開でした。

私たちは中千本の入口あたりに車を停めて、歩くことに。

そのときまだ小雨だったので、遠くの山もまだ薄く霞んだように見ることができました。

山肌に咲きそろう桜の間からは、白いガスが。
なんとも幻想的に見えます。

0413yoshino_1.jpg

でも、私たちが一番気になったのは、この景色でした。
0413yosino_4.jpg

曲がりくねった枝が絡み合って、奇妙な光景を作り上げています。
「アバター」に、こんな森が出てきませんでしたっけ?

この木の名前は高野槇。
毎年、お盆がくると枝の先が切り取られ、仏様に供えられてきたことで、このような複雑な形に成長したのだとか。

せっかく伸ばした枝を切り取られても、それに対応して成長し続ける樹木。

素晴らしいことなんだとは思うけど、やっぱ変な光景だと思うわぁ(^^ゞ

さてさて。

吉野山には、一目千本と呼ばれる場所があります。

0413yoshino_3.jpg

吉水神社の境内から見下ろすと、一目で千本の桜が見渡せる……というのですが、
こうして見ると、ひとことで「さくら」と言っても、さまざまな色があることがわかります。

山桜は葉っぱも同時に出るものもありますから、遠目では「暗い色の花だな」と思っても、実はその暗さは葉っぱの影であることもあるように思います。

桜という樹は、非常に交雑しやすい種なのだと、去年屏風岩の管理人さんから教わりました。

バラ科の花である桜は、自分と同じ遺伝子を持つ相手とは決して種を結びません。

つまり、めしべは、自分と同じ樹の花から飛んできた花粉が訪れても、恋に落ちることはない。

でもその代わり、自分と違う樹からやってきた花粉ならば、相手の種が多少自分と違っても、
「いっや~ん、素敵ぃ♪私この人の実を結ぶことにするわ、うふっ♪」
となるらしい。

潔癖なんだか節操ないんだか(笑)

だから、山の中に何種類の山桜があるかなんて聞かれても、とてもじゃないけど数え切れるもんじゃないそうな。

交雑しまくってますもんね(^^ゞ

でもそのことが、この山肌の色合いを複雑で美しいものにしているんです。

淡い……ほとんど白いと言って良いほど薄い桜色をした花も、じっと見ていると、なにがしかの「体温」を感じます。
晴れた日にこの桜を見たら、色を競い合う桜たちは、無表情に見えたかもしれません。

でも、山から湧き出る白いガスがそれを覆うことで、ほっとするような柔らかさが生じています。

春の吉野には、雨の日に出掛ける方が正解かも。

ま、濡れるんですけどね(笑)

山の上では、鮎の塩焼きなども売られていました。
今の時期ですから、多分冷凍物でしょうが、
「季節を先駆けた鮎!」
ってことで、とりあえず一本だけ購入。

子持ちだったので、内臓の苦みは薄かったけど、やっぱり鮎はおいしいなぁ(#^.^#)

旦那はお豆腐屋さんで、厚揚げ焼きと豆乳を食べて、二人とも空腹は満たされました。

あとは自動車に戻るだけ。

ここに来るまでに、だいたい30分かかりましたから、帰りもそれぐらいかかったはずです。

車へ向かって歩き始めたころから、雨脚は強くなりました。
上着はもう、ボトボトでございます(>_<)

でもね、雨が空気を洗うんでしょうね。
帰り際に見た光景は、行きのそれよりも鮮やかさを増しているような気がしました。

桜たちが雨に洗われて、冴え冴えとした表情をしています。

0413yoshino_2.jpg

でも、ガスの量も増えていますから、これ以上雨が降ったら桜を覆い尽くしてしまうかもしれません。

私たちは、ちょうど良い時間に、吉野の山中に降り立つことができたんじゃないかと思います。

そこから橿原まで走ってお昼ご飯となりましたが、14時を過ぎちゃいました(^^ゞ

家についたのは16時ごろ。
はからずも、半日の旅となってしまったため、チュリーの機嫌の悪いこと悪いこと(-"-)

今日からしばらく、電話取材の仕事になりそうなんで、肩に乗ってていただこうと思います。

でも、ほんの時折とはいえ、受話器のそばで
「びゃぁ!」
って鳴くんだよねぇ(^^ゞ
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のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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