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A Perfect Day for

D.J.サリンジャー氏が亡くなったそうで、まずはご冥福をお祈りします。
91歳。
老衰でお亡くなりになったということ。

もちろん、何か不謹慎なことを言おうというわけではないのですが……。
ほんの少し、意外な気もしたのでした。

サリンジャーの小説を手にとったきっかけはというと、非常~にありきたりですが、ちょっと憧れていた人が、一番好きな小説として「ライ麦畑」を挙げていたということでございました。

「ライ麦畑」を一番好きな小説として挙げる人と、私の気が合うわきゃないと思うでしょ。
えぇ、合いませんでした。
当時、熱しやすく冷めやすかった私は、いろんな人に憧れたものですが(^^ゞ
最短で冷めてしまった人の一人だったかも(^^ゞ

「あの人が好きだってんだから」ということで読んだはいいけど、何が良いのかよくわからなかったんで、
「この小説のどこがいいんですか?」
と聞いたんですよ。
そしたあなぁんかこう、わかるようなわからないような、えらくかっこつけたようなでも内容のないような……そのくせ「この小説の良さがわからないなんて、君は……」的な言葉が返ってきたんで、
「????????」
と、なんとなく疎遠になっちゃったんですけどね。

今読み返したら、少しは理解できるんだろうか。
読み返してみたいけど、残念ながら本棚にこの本は残ってないんですよね。

理由は、サイズが合わないからなんですけどね(^^ゞ

だって、「ライ麦畑」は、文庫カットされてないんですもん。

白水社の小説は何冊か持ってましたが、この家に引っ越しする時全部置いてきてしまったと思います。
そして、当然のことながら、捨てられました(^^ゞ

というわけで、私はライ麦畑についてはなんら語るものを持っていないんですが、なんでサリンジャー氏死去のニュースに目がとまったかというと……。

バナナフィッシュなんですよね。

原題は、「A Perfect Day for Bananafish」

バナナフィッシュは、バナナが大好物な魚で、バナナの穴に入るとバナナをむさぼり食ってしまう。
そんでもって、ハッと気付いたときにはお腹がですぎてしまって、穴から出られなくなっちゃうんですね。
そしてそこにクリストファー・ロビンが通りがか……るわけではなく、残念ながら、バナナフィッシュは、バナナ熱でお亡くなりになってしまうのだそうなんですねぇ。

このバナナフィッシュについて、少女シビルに語って聞かせるのが、シーモア・グラース。
「もっとよく鏡をごらんなさい?」
という名前の青年。
主人公ですね。

彼は精神病を病んでいるようなんですね。
読者には主人公が、多少なりとも……いやかなり精神的に参ってるあるいはイカれてると感じさせるエピソードが挿入されてます。
でも、そのことを、彼の妻の両親は気にしてるんだけど、妻はあんまり気にとめてないという状況。

でも、シーモアは、シビルと別れた後、妻のそばに戻って拳銃自殺をしちゃうという……。

う~ん、わけがわからない(^^ゞ

だけどもなんでだかわかりませんが、この暗示に富んだ物語にはやたらと惹かれまして。

印象に残ってたんですよね。

普通、何かミスを犯した場合、なんとかそのミスや、ミスによって引き起こされたトラブルを解消しようと努力すると思うんですが、この物語に登場するバナナフィッシュは、そういった努力をするのかさえ描かれてない。

ただ、「バナナ熱で死んじゃうんだ」と説明されてるだけなんですね。

というか、バナナフィッシュにとって、バナナを食べすぎて穴から出られなくなってしまうことは、ミスなんだろうか?
もしかしたら、バナナフィッシュにとって、「バナナを食べること」は、唯一無二の目的なのかも?

ときどきテレビなんかで、「大自然の神秘」なんかが特集されます。
それを見ると、人間の目からは、「なんでそんな大変なことを???」と思えることを、自然界に生きる生物たちは決死の思いでやってのけているんだということに気付いたりします。

例えば、ある種のイカは、すごい苦労をして産卵の場所に集合し、そして雌は卵を産むと死んでしまいます。
次いで雄はその卵たちに精子をかけおわるとやはり死んでしまう。

それは、人間の目から見れば、「ただ次世代を残すためだけに生きているのか?」という、一種の虚無感みたいなものを感じさせる光景だったりします。

シャケもそうですよね。
彼らは大きな海を回遊した後、故郷の川に戻ってきます。
その旅は決して楽なものじゃない。

私はシャケの遡上を観たことはないけど、そりゃもうすごい勢いみたいですね。
それを狙う熊がいて、人間がいて。
でも彼らはそれでも故郷の川を目指して必死で泳ぐわけですよ。

そして雌は卵を産み、雄は精子をかけ、どちらも死んでしまうんですよね。

この子たちはなんのために生きてるんだろう……などと思ってしまうともう、虚無感にとりつかれちゃってさぁ大変(^^ゞ

ただそんな話をしてい際の、友人(男)の反論はこんなでした。

*************
いや、シャケとかマスとか全身真っ赤になって、カッパー口あけてるやんか。
あれはきっと、
「全世界に向けて発射あああああああああああああああああああああ!」
とか言うてるんでないかな。
「俺サマの子種スパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーク!」
「これでもくらええええええええええええええええええええええええ!」
ゆうて。本人的には。魚なりに。
*************

……いいかなぁ、これメール本文そのまま引用したけど(^^ゞ
要約しちゃうと、文章の勢いとかが消えちゃうしなぁ。
う~む……。

なんというかまぁ、そんなわけで、多分、人間の目から理解できないことも、自然の中で生きる動物たちにとっては、何かしらの生きがいとかを感じての行動なのかもしれないなぁと思うわけです。

しかしバナナフィッシュの生きる目的は、生殖じゃないようです。
強いて言うならば、バナナを食べること??

彼らにとって、バナナを食べることは次世代を残すことと同等あるいはそれ以上の目的なようで。

バナナを食べてしまったら、あとはバナナ熱で死ぬことを待つだけのバナナフィッシュ。
バナナを目の前にすると貪欲になって、78本もたいらげたりしてしまうバナナフィッシュ。

なんかすがすがしくて、潔いなって思って(^^ゞ

全然違うんだけどね。
もう全然タイプが違うし、読後感が全然違うんだけど、先日紹介した、木村秋則さんの「すべては宇宙の采配」を連想させる話しだなぁとか思うんですよね。

自分が生きるとか死ぬとか、自分がいつ滅びるとかそんなの関係なく、木村さんは、「奇跡のりんごを作ること」に注力し、それに成功しました。
そして今、木村さんは、奇跡のりんごのことを日本中に、世界中に広めることに集中してはります。

バナナを食べることだけを目的とし、そのために自分が滅びるかどうかなんてどうでもよいと感じてるらしきバナナフィッシュと、何か通じるものがあるな、と。

自分が生きる意味を知ってる生き物は強いなぁと。
そんなことを感じるんですね。

私はなんのために生きてるのかなぁ。
何をするために生まれてきたんだろうか。

それを持たない自分がね(^^ゞ
バナナフィッシュよりも不確かな存在に思えて(笑)

でも……私の生きる目的……。
思いつかないんですよね(^^ゞ
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拝見しました

コメントありがとうございました。
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のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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