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翼をください

昨日は、朝一番、9時20分からの上映映画を観るために、家を8時過ぎに出ました。
が、早くつきすぎてた~~~~~~いへん。
映画館の開場が9時なんだも~ん。
寒い中、風に吹かれて20分近く待ってましたよ~~~。あぁさぶい。

で、鑑賞した映画は、「アバター」でした。

「とにかくあの映像はすごい」
という評価を聞いたんで、興味を持って調べてみたら、3Dとのこと。
「こりゃ旦那が喜びそうだわ」
と思ってたんですが、17日は確実に休みをとれることがわかったので予約を入れ、観てきたのでございます。

この映画のテーマの一つは、やはり「自然との共生」だと思います。
ここんとこ観る映画、見る映画、全部このテーマが含まれてるのは偶然じゃないでしょう。
人類が、「自然との共生」を試み始めた明らかな証拠だと思います。
それは嬉しいこと。いいことだよね!!

で、映像はさすがに綺麗でした。
3Dのため、偏光グラスで明るさがある程度遮断されましたが、それでも充分綺麗。
ただ、せっかくの3Dなんだから、もう少しアトラクション的な遊びも欲しかったとは思いました(笑)
たとえば、イクランに乗って飛ぶところ。
主人公の目線で映像が動いたら、かなり臨場感のあるシーンになったと思いますが……。
映画本来の楽しみ方からはずれちゃうか(^^ゞ

ストーリーは……。

えぇと以下ネタばれを含みますんで、そこんとこよろしく。

とても簡単に言えば、うちの感動しやすい旦那が、ハッピーエンドならなんでも感動する旦那が、
「ええ話しやったな」
で終わったということで、だいたいわかるかも(^^ゞ

ああいうお話しは好きです、私。
「いいもん」と「わるもん」がはっきり分かれてて、「いいもん」はみんな最後まで「いいもん」で、決して裏切らないというような話しは、安心して見てられるし、ホッとします。
「裏切りがあるのがリアルなんだ」なんて思いません。
裏切りを醜いことだと本能的にわかってる人は、何を薦められても裏切らないというのもリアルだと思う。

ただ……全編の底辺に流れる意識に、「あぁこの監督は、結局ナヴィを『未開人』と思ってるんだなぁ」と感じさせるものがあったと思います。

「美しい心を持つ無垢な人々=自然を大切にし、高度な文明を持たない」
みたいなステレオタイプも、ほんの少し、鼻についちゃいました……(^^ゞ

何よりも、
「パンドラの大地は、生命の樹を中心にすべての樹木がニューロンのような役目を果たして、情報ネットワークを築いて、脳みそのような働きをしている」
という、このイマジネーションの貧困さが(^^ゞ
腰くだけそうになりましたよ~~~~~(笑)


ただ、ここから、もうひとつの見方を示唆することはできると思います。
つまり、「パンドラとは何か」ってことですね。

つまり、
「『エイワ』という『神(大地、自然、そして先祖)』が支配する惑星」
と見るのか、それとも、

「何かの脳みその中にある世界」
と見るのかということです。

主人公が、現実では脚を使えない元海兵であるというのもこの見方に意味を持たせますしね。

でもそれならば、もっとぶっとんでもいいのにね(笑)
自分の想像の世界なんだから(笑)

でももし、パンドラを「実際に宇宙に浮かぶ星である」と思うのならば、あのラストはないだろうと思う。

私はアメリカ映画をほとんどみないので、かっこたることは言えませんが、なんとなく、なんとなくですが、アメリカ人が、自分たちの侵略の歴史に対して、何か深い傷を背負ってるんでしょうか?

例えば、「ラスト サムライ」もそうですよね。
「コクーン」とか「硫黄島への手紙」なんかは見てませんが、そうなのかもしれません。

今回のこの「アバター」に登場するナヴィは、ネイティブアメリカン(世界各国に散らばる海洋民族)を彷彿させるということは、観る人のほとんどが気付くと思います。
彼らを侵略したことを後悔しているんなら、あのラストはないんじゃないのかなぁ(^^ゞ

実際に武力を武力で撃退した原住民たちが、その後どうなったかといういくつかのケースを思い出してみるべきではないかと思うのでございます。

例えば、最近、「馬に乗ったマプチェの神々」という本を読みました。
マプチェの人々は、マヤの支配下に下ることに最後まで抵抗し、スペインがやってきた後も決死の抵抗を続けたことで知られています。
そして今……彼らは結果的に、チリという国の支配下にいます。
何より、彼らの文化の多くは、勢力に追いやられることにより、武力で破壊されることにより、元の形をとどめていない。

ナヴィの人々が、自分たちの星を本当の意味で守るのなら、「スカイピープル」たちを追いだすべきではないと思うんですね。
追いだしたって、12年後(片道6年なら往復は12年)にはまた、彼らは新たな、そして進化した武器をもってやってくるに違いありませんからねぇ。なにしろ豊富で貴重な地下資源をもってるんだから。

それは、ナヴィの人だってわかるはず。
ならばどうするか。
……武力を強化する他ないじゃないですか。
強い金属の武器を作り、その結果自然は破壊されるかもしれません。
それは、決してハッピーエンドではないはずです。

ナヴィの人たちは、スカイピープルを「対等の文化を持った人々」として敬意をもち、相手からも敬意を引き出し、そして、対等な立場として、和平を作り上げなくてはならなかったと思うのです。

「便利さを追求する人々」
「自然の恵みを大切にし、自然の懐で暮らす人々」
のどちらの文明が優れているかなんて、決められるものではありません。

便利さを追求する人々には、便利な道具があります。
自然の恵みを大切にする人々には、大らかな自然があります。

どちらが優れたものかなんてのは誰にも決められません。

ならば、お互いに尊敬の念を持ち、お互いの良いものに敬意をいだき、お互いに良いところを交換し合い、お互いに敬意をもちつつ行き来することも、理想論ではできるはず。

「未開の文化」に回帰したって仕方がないと思うんですよ。

人間は知性を持たされて生まれてきたのに、「大地の心のままに生きる人々」や、ましてや「本能のままに生きる人々」に退化したって仕方がないじゃないですか。
せっかく人間だけ(かどうかはわからないけども)が持って生まれてきた、「知性」「理性」「無償の愛」と言ったものを生かす方向で、自然との共生を成し遂げることこそ、人間の進む道だと思うのですが……。

あの映画の中では、スカイピープルたちは、ナヴィを「野蛮人」と軽蔑していました。
ナヴィもスカイピープルたちになんら敬意を示していませんでした。
主人公に至っては、「スカイピープルの星(地球ですね)には緑なんかまったくない」と、やはり軽蔑の念で故郷を思い出し、最終的に、同郷人たちをパンドラから追い出すわけですよね。

なんだかなぁ(^^ゞ


そのほか、こまごましたことの中で一番大きな不満は、トゥルーディの死に方ですかね。
彼女は、スカイピープル側の戦士ですが、ナヴィたちの大切な「聖地」を平気で破壊するスカイピープルたちに怒りを感じ、反旗を翻して戦闘機に乗り、最終的に撃墜されちゃうんです。
でも、ナヴィ側で戦って死んだ人の中で、彼女だけなんですよ。
ナヴィの体をもたなかったのは。
ナヴィと……ひいてはエイワと接触しないまま死んだのは。

ナヴィたちは、自分たちの命を「エイワから借りたものでいつかは返すのだ」と知っているから、この戦争で死んでしまっても、まぁいいとしましょう。

オーガスティン博士にいたっては、「彼女(エイワ)とともにいる」と感知し、そして静かに目を閉じます。

みな無事、エイワの懐に帰っていけましたね、よかったよかった。

でも、トゥルーディだけはその過程がないので、すごい心配(^^ゞ

んでもう一つ感じたのはですね。
主人公ジェイクが、トゥルーク・マクトとなるシーンでございました。

この映画は、多くのシーンがすごく説明的なセリフで省略されています。
それはまぁしょうがないと思います。
そんなことしたら5時間近い映画になっちゃう。

が。
一番の見せ場となるべきジェイクがトゥルーク・マクトとなるシーンも、ジェイクの説明で終わらせちゃうのはどうなのかなぁ(^^ゞ

少なくとも、トゥルークに乗ったジェイクが、ナヴィの人たちの前に降臨するシーンは、もう少し感動的にやってほしかった気がする……。

「おおおおお、そのもの青き衣をまといて黄金の野に立ち 失われた大地との絆を ふたたび結ばん」(だっけ(笑)??)

ほどの感動はなくてもいいから、それに準じるぐらいの感動は欲しかったなぁ。

「救世主の誕生」
なんだしさ(^^ゞ




そういや、「絆」ってのも、ナウシカに登場するキーワードなんだなぁ。

旦那が、「ラピュタや」「あの戦闘機、ナウシカとそっくりやな」と言うてましたが……(^^ゞ

ジェームズ・キャメロン監督は、かなり宮崎アニメに影響をうけてはるのかもしれないですね。
でも、それであのラストはないよなぁ。

……。
そうだ。
今日、このまま特に仕事が入らなければ、昼から久しぶりにナウシカを見直そう~っと。
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のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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Mail:norichan★norichan.jp
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