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朱染めの秋に

昨日は、昼前に家を出、吉野へ向かいました。
目的は鮎の塩焼き……だったんですけどね(T_T)
いつもの屋台は、閉まってました(>_<)

そういや、「土日に開店」だったんでした。
昨日は休日ではあったけど、曜日としては水曜日だもんなぁ(T_T)
くすん。

仕方ないんで、用意していった塩むすびだけ食べて、なんとかお腹を持たせ、
「目的はドライブ」
に切り替えることにしました。

とはいえ、一応、
「どっかで鮎の塩焼きを売ってたら買おうね」
という暗黙の了解はありましたが(笑)

昨日の空は、不安定でした。
光が見えたかと思えば、黒雲が立ち込め、パラパラと雨が降り出す始末。
でも次の瞬間、晴れ間が広がったりするんですよね(^^ゞ
もう、どうしたらいいのやら。

そこで、川に降りることは考えず、宇陀の方へ周ることにしました。

ぶらっと走らせていると、目に飛び込んできたのが、「ダム」の文字。
「宮奥ダム」という名称にある「宮」は、多分、剣主神社のことでしょう。

剣主神社は、葛城の国主であった劔主根之命を祀る古社。
初めて参拝したとき、スカーンとした心地良さに驚いたものです。

この神社のお祭りは少し面白い。
データにはこう書かれています。

「例祭は9月9日で、5日に本年、明年、明後年に祭主を勤める当屋は、吉野郡河原屋の大汝宮社前の吉野川で斎戒沐浴、川石1個を拾って帰り、清浄な竹、杉皮でお仮屋を作って神前で使用した雲かわらけを御神体として納める。9日の祭典に当る当屋は毎月1日、16日、28日の3回、吉野川から持帰った小石を宮奥川上流に沈めて、その下流で禊する。当屋役が終わると、その小石を剣主神社の背後山頂にある白石の磐座で通称白石さんの神前に供える例である。」

つまり、この神社の例祭には、「小石」がとても大きな役割を果たしているようです。

吉野川から拾った小石を沈め、その下流で禊をする。

それは、「小石を洗った水で、人間を清め祓う」ということになるでしょう。

石になんの力があると思うて、こういう儀式をしたのでしょうか。

私はこの剣主神社裏手の山に登ったことはないので、そこが禁足地かどうかを含めて詳しくはわかりませんが、その山頂にある白石を崇めるが故の、儀式なのかもしれないですね。
よくわかりませんが……。

古代、海を渡ってやってきた縄文の民は、巨石や山そのものを神として崇めたと言いますから、この儀式もかなり古くから続くものなのかもしれませんね。

さて、この神社より奥にある宮奥ダムです。
ダム自体はそれほど大きなものではなく、溜められた水量もさほどのものではありませんでした。
でもさすがに水は綺麗。

だから、橋の上から見上げると、魚が泳いでいるのまではっきり見えます。
しばしぼぅっと眺めていると……。

0923yamakagashi.jpg

蛇が水面をうねるように渡っていくのが見えました。
複雑な波紋を描きながら、全身を使って進んでいます。

赤っぽい色合いから、多分、やまかがしだと思うのですが、なにぶん距離があったので、自信はありません。

やまかがしは、ハブの10倍もの強い毒をもつ毒蛇だとされていますが、攻撃性が低く穏やかで、毒があるのは奥歯であるため、近年までは毒蛇と考えられていなかったそうです。

私たちはもちろん、この蛇が毒蛇だということを知っています。
でも、水の上を踊るように行く、いかにもたおやかな蛇は、毒蛇の禍々しさを一切感じさせませんでした。

野鳥がいるかもしれないと少し粘ったのですが、聞き覚えのあるヒヨドリやホオジロの鳴き声以外は聞こえてこなかったので、諦めて戻ることに。

葛城や宇陀の田んぼは、ヒガンバナが見事でした。

0923higan.jpg

田んぼの縁をぐるりと彩りながら、決して中へ踏み込もうとはしない。

大切に育てられた稲を、そのささやかな毒で守りながら、自らの分を超えて舞台上に登ろうとはしないこの控えめな花を、
「死人草」
とは呼びたもうな。

そのつややかな蝋質の花はしぼむことなく、燃え尽きるように色あせて命を終えるのに。
何が死んでいるものか。

曼珠沙華。
天上の華とこそ呼びたいと思う。

この日、土日になら開催されている屋台などは一切なく。
結局コンビニで食料を買い足してお腹をなぐさめて帰ってきたわけですが……。

秋の気配が、もう色濃く迫っていることを知りました。

窓を開けていると、帰り遅れた蝉の、所在無げな鳴き声と一緒に、金木犀の艶やかな香りが飛びこんできます。



秋って、なぜかヒグラシの鳴き声を思い出させます。

「私はここにいる」
そう主張するのに、なぜそうも悲痛な声をあげねばならないのか。

清涼な空気の中で、なぜそんなに身を悶えるのか。

秋。

秋の気配は、血の色に似ているからかもしれません。
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茜空と彼岸花

今日、天理市の東山中へ出かけました。彼岸花が黄金の稲原の中に、群れをなして咲いています。黄金の中の朱赤。茜色の深い赤は、絹の赤。
私は秋になると、やや欝の状態になるので、元気づけに彼岸花を見に出かけるのです。赤は血の色。藍染めの世界に浮かれている夏から茜染めの季節へ。茜を染めて、元気をさらにいただくという昨今です。
今の季節は、工房では秋色のストールを染める体験教室を開催中。黄金色のウコンと朱色の茜そして藍、3種の染料を重ね染めて、あらわす秋の色。自然のもつパワーが、心身とも豊かにさせてくれますよ。また藍+草木染めを体験してみませんか。

朱色

赤と言えば夏のテーマカラーのようにも思いますが、そうばかりではないんですよね。

秋の朱は、夏の赤よりもさらに深いような気がします。

天理の方はあまり行ったことがありませんが、東山中という地名を覚えておきますね!!
私は、葛城古道のヒガンバナが結構好きです。
高天彦神社に行かれたことはありますか?
参道の雰囲気が独特で、心が洗われる気分になりますよ。
一度、ご案内したいものです(#^.^#)

草木染め、またお邪魔したいです。
また誰か友人を連れて。
今、仕事がバタバタしているので、それが落ち着いたら是非。
お電話します。
またご無理を言うかもしれませんが(^^ゞ

No title

すごいたくさん咲いてますね。
 
普通?

こんちは!

奈良はこれぐらい咲いてるところが多いですよ。
和歌山では珍しいですか?
そういや大阪でも珍しいかも。
気候の問題なんでしょうか?
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

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