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鬼考

分厚い本なので、まだ、「妖怪事典」を読んでます。
これぐらいの分厚さでも小説ならとっくに読み終わってると思うんだけど(^^ゞ
文章が細切れだと、時間かかっちゃいません?

さてさて。

読んでいてまた、「鬼」についていろいろ考えてしまいました。

以前もちらりと書いたような気がしますが「鬼」という文字にはさまざまな意味が籠められているようです。

中国で「鬼」というと、幽霊のことを指します。
だから、「鬼談」というと、「幽霊話」の意味になる。

ただ、詳しい人によれば、ルーツである中国でも、多少複雑な話があって、「鬼」は「魂魄」の「魄」の方だとかなんだとか言う話らしいんですよね。
そうすっと、「魂」と「魄」の違いはなんだって話にもなってくるわけで(^^ゞ
これまた一概には言えんのですね。あら大変。

で、日本において「鬼」というとどんなものを思い浮かべますか?
赤い顔に虎のパンツ、こん棒を持っていて、角がある。
これがいつごろに定着したイメージなのかよくわかりません。

そんなわけで、「鬼」という名前がつく妖怪の多くが、現在の私たちが思うような「鬼」の姿をしていなのは、当然と言えば当然なんですよね。

さて。
私が子どものころ、毎週見ていた番組に、「まんが日本昔話」なんてのがありました。
12分ぐらいの昔話を二本。
語り部は市原悦子さんと、常田富士男さんのみ。
たった二人で、何人の声色を使い分けておられたか。
それで全然不自然さを感じさせないのがすごい。

で、夏になると、二本のうち一本が怪談になりました。
怪談たって、お笑いの要素を含んだものもありましたが、中にはほんまにおどろおどろしいのもあった。

そんな中、「これはマジで怖いっす」と思ったのが、「牛鬼」でした。



舞台は伊勢の山奥。
……鈴鹿山脈に、男鬼っていう土地があるけれど、関係あるのかな。

物語は動画を観てもらうとして、ここで気になるのは、この牛鬼が、まったくもって人間の姿をしているところ。
物語の中では、「牛鬼は、顔が牛で体が鬼」と説明されていて、人の姿は「化けた」ということになっていますが、本当にそうなんでしょうか……。

他にもいろいろ疑問が湧いてきます。

例えば、昼間、山の中で作業をしているとき、牛鬼に影を舐められると高熱を出して死ぬという話が出てきます。

そんなことをする力があるのなら、なぜわざわざ、夜、人間が住む小屋までやってきて、自分を殺す武器である、のこぎりの鬼刃があるかどうかと確かめるんでしょう。
人間をとり殺したいなら、さっさと影を舐めればいいのに。

「それでは話にならないから」
と言われたらその通りかもしれませんが……。
何か納得がいきません。

このお話しには、何か意味があるのではないかと思うのです。

牛鬼が人を殺すのはなぜでしょう。
食べるため?
それなら、影を舐めて高熱で殺すなんてことはしないと思う。

多分、山で木を斬る人の心には、「山の神様のものを無断で斬っている」という恐れがあったと思うんですね。
その「申し訳ないことをしている」という気持ちが、牛鬼を生んだのだと思うんです。

先日、「怨霊」は、「気に入らない人を、怨霊が苦しめてくれればいいのに」という人間の願いが生み出したのかなぁなんて思ったところです。

昔、とても仲が良かった先輩に、ひょんなことから絶交されちゃったことがあります。
理由は、彼女の「神様観」を否定したからだと思う、多分。

彼女は、「神様が怒ってる。人間が勝手なことばかりしているから怒ってる」って言ったんです。
その先輩は、あまり友達がいませんでした。
っていうか、彼女は人が嫌いだったんだと思う。
100人いた同僚の中で、私以外の人とはほとんどつきあってなかったし。
何か心の中に大きな不満を溜めこんでいるように見えました。

そんなわけで、私は、彼女が感じる「神の怒り」は、「ほかならぬ自分自身の怒り」なのではないかと疑ってしまったんですね。

なので、
「神様が(人間ごときちっぽけなものに対して、そんなに真剣に)怒るでしょうか?」
と疑問を呈しただけなんですが……。
ものの見事に嫌われちゃいましたね(笑)

「神が怒るということは、先人たちの経験が証明しています!」
って言われてそれっきり(^^ゞ

よくわからないのだけれど、その後つくづく考えてみても、彼女の言う「神の怒り」は、「神様が私の代わりに怒ってくれたらいいのに」という願いの具現化ではないかとしか思えないんですよね。

それは、私が楽観的でのんきな性格だからかもしれないけれど……。
私は、「あぁ神様が慈しんでくださっているなぁ」と感じることは多々あるけど、「怒ってはる」って思ったこと一回もない(^^ゞ

よくわからないけれど、ただ、彼女の言うところの、「神の怒り」が、「鬼」なんじゃないかと思うんです。

鬼は、神に投影された負の感情。

「きっと自分を怒っておられる」
という思いや、
「あの人のことを怒ってくれたらいいのに」
という思いが、形になったものなのではないかな……などと思うんですね。

ならば、私の生活に、鬼は入りこんで欲しくない。

ぬくぬくと生きてやるぞ!!!!!
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のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
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