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水都

大阪は水の都。
でもその分、水に苦しめられた町でもあります。

私は大阪南部に住んでいるので、大和川の水害についてよく聞かされました。
1704年、今の流れに改修工事をされるまでは、何度も何度も氾濫し、その流域の人たちを苦しめたと言います。
江戸時代の水の氾濫は、つまりその流域全体の農作物がすべてダメになるってことでもあります。
だから……この近辺では、水害のたびに……その程度が「浸水」程度だとしても……、飢饉がおきたと習いました。

古くは仁徳天皇の時代、大和川の堤防を築くという話がでてくるほど。
このあたりは、川に愛され、川に苦しめられてきたのです。

でも、大阪を流れるもう一本の大きな川、淀川についてはあまりよく知りませんでした。
淀川は大阪市の中心部を流れるため、よく知られていると思います。

特に、淀屋橋あたりにある「中之島」は、川岸から見ると、なんとも綺麗な島。

0829shima.jpg

ここには公園、バラ園が整備されているんですが、10月12日まで、「水都大阪2009」が開催されていて、なかなか綺麗ですよ。

たとえば、ミラーチップイルミネーション。
バラ園に隣接して設置されていて、夜はライトアップされるみたいなんで、綺麗でしょうね。

0829illumi.jpg

先の方に見える妙な蛇腹の建築物は、舞台になってます。
背後の川を遮る壁がないんで、川を舞台装置に使えるのが面白い。
ここで何が演じられるんでしょうか?

噴水なんかもあります。
0829funsui2.jpg

淀川の水をくみ上げた後、一度浄水し、放出しているんだとか。
これを続けていれば、淀川の水が綺麗になるかも(笑)

リバーカフェや、屋台、朝市などもあり、結構楽しそうなイベントになってます。

「手作り感あふれる」感じもあるんですけどね(^^ゞ
でもそれがいいと思う人も結構いるんでは?

ただ、催し物がもう少し欲しいかも。
たとえばここで、手作り市を開催したらどうだろう。
知恩寺規模の手作り市なんかが開催されたら、多分ものすごく人が集まるし、なにしろ、舞台が「大阪」だからユニークなものも集まるとおもうけれども。
「とんぼりわっしょい」的なイベントをできないもんかしら?

さてさて。
昨日、私たちのメインイベントは、この、「水都大阪2009の共催プログラム」となっている、「子どもと中之島の明日を考える ウォーク&トークのつどい」でした。

第一部は、大阪を拠点に活動されている安藤忠雄氏と平松市長の対談。
安藤氏は世界的に有名な建築家ですが、この東京一極集中の時代、まだ大阪に事務所を置いておられるんですね。

しかも、「大阪を元気にする」ために、心血を注いでおられるみたい。
桜の通り抜けを発案したのも彼だとは……知りませんでした(^^ゞ
そして今、淀川沿いの景観を面白くしようってんで、建物に蔦を這わせるという計画をされているそうです。

そのために「100円募金」を募っておられるとか。
この日も、出口に募金箱が設置されてました。

面白いのはね(笑)
出口のところに立ってみていたら、大阪市中央公会堂が満席になるほど集まった観客のほとんどすべてが、募金をしてるんですよ(笑)
その前で立ち止まらなかった人は、多分いなかったんじゃないかな。

たかが100円でも、10000人が出資したら100万ですからね。
バカになりません。

「熱意のある人に触れると、自分も熱くなる」
ってのは大阪らしいなぁ(笑)
あと、「乗せられやすい」とも言えるかも。

第二部では、今年は、淀川改修100周年ということで、淀川改修に尽力した政治家「大橋房太郎氏」がピックアップされていました。

大橋氏は、身長は145センチしかない小さな体に、「淀川流域の生活を守る」ことに尽力した人だったみたい。

淀川の大水害で志をたて、それから商売を起こし、村長になり、そして府議会議員となり、当時、川の付け替え工事にまったく乗り気でなかった他の議員を説き伏せ、その後、
「大阪だけで決まってもなんともならん」
と今度は、国にかけ合うため、ほぼ日参して政府を説き伏せ、やっと淀川の改修工事ができたそうです。
当然、私財はこの工事のためにほとんど投げ打ち、まさに「清貧」を貫いたとか。

面白いのは、名刺のエピソード。
「府議会議員」などという肩書きは一切書かず、
「淀川 大橋房太郎」とだけ書いてあったそうな。

つまり、「驚くほど、熱い志の人」だったのでしょうね。

そういう「淀川のためだけに情熱を燃やす生き方」には賛否両論あるかもしれませんが、私は大好き。
こういう人がいるからこそ、いろんなものが動くんですよね。

「そんなことしても、大阪の一部の人が助かるだけだ。もっとマクロな目線でものを見なければならぬ」
という意見も、正論です。
正論ですが……そうやって何もしない人より、どんな小さなことでもいいから、行動に移せる人の方が私はずっと好きだなぁ。

というわけで、一部・二部と、「熱い人」の話だったんですね(笑)

そして、最後に、大橋房太郎氏のひ孫にあたる、中村扶実さんが作詞・作曲を手掛けた交響詩「MIO澪~水都物語~」が初披露されました。

扶実さんと初めて会ったのは、神社のお祭りでした。
秋季大祭だったかな?

「いわゆる秋祭り」ってんじゃなく、収穫に感謝するお祭りで、参加者は20名ほど。
その後、直会で「新米」などをいただきながら、いろいろしゃべったんですよね。

「シャンソン歌手をしている」
という話に、
「どんな歌を?」
と質問すると、すぐにCDがでてきました(笑)

「ま、聞いてみてよ」
と。

なんつぅか、ものすごくチャキチャキした……「気風がいい」という感じの人で、そこに興味を持ち、彼女のライブに行ってみました。

といっても当時、彼女のライブは、バーで開催されてたんですよね。
お酒を飲めば聞けた。
だから、いろいろ話もでき、
「天智・天武兄弟に興味がある」
ってんで、一緒に奈良を周ることになりました。

そのときは大したところを周ってないんだけど、やたら面白がってもらえて、それからずいぶんたつのに、年賀状や、こういった招待状を送ってくれはるんですね。
未だに年賀状には、
「あのユニークな奈良ツアーは忘れられません!」
って書いてくれてはります(^^ゞ

交響詩は、アップテンポで明るい曲調が、私好み。
多分、淀川の流れをイメージした曲なんでしょうが……あんな急流、淀川にあるのかな(笑)
ところどころ、激しくごうごうたる流れをイメージするテーマがありました。

曲が終わったのは12時過ぎ。

私たちは、とりあえずランチをすることに。

選んだのは、「北浜テラス」。
北浜にある川沿いのお店が、今、「川床」を実施してはるんですよ。

この日の午前中、雨が降ったみたいなので、川床は中止になってしまって残念ですが、上から見たらこんな感じ↓↓↓
0829kawadoko.jpg

デッキ状になっているところに、テーブルがおかれ、座布団がおかれて食事をすることができるみたい。

「夏に野外で食事するのはちょっと……」
って思うでしょ?

川風って、想像以上に涼しいのがわかると思いますよ。

ただ、淀川の水は綺麗とは言えないので(^^ゞ

貴船の川床と同じとはいかないだろうな。

でも、匂いはほとんどしなかったように思いますんで、9月に入ったら、会社帰りの旦那と待ち合わせて、川床を体験しようと思います(#^.^#)

このお店は、泉州から直送された魚や、犬鳴(これまた泉州、つまり大阪の南西部)ポークを中心にメニューが作られていて、これまた「大阪もん」を楽しめる店なんですよ。

と、そんなわけで。
昨日は大阪を充分楽しんだ一日でした。

中之島の景色があんなに綺麗だったなんて、今まで気づかなかったなぁ。
これからは、奈良の自然だけでなく、大阪の「街」にも注目しようかな~なんて思いました(#^.^#)
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プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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Mail:norichan★norichan.jp
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