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複合要素

私が漫画というメディアが苦手なのは、変に賢こぶってるわけでは決してなく、単純に苦手だと感じる漫画が相当数あるからなのでございます。

とすれば、好きな漫画家さんの漫画は当然好きなわけで、漫画が嫌いってわけじゃないんですよ。

ただ、
「面白いから!」
と強く勧められて読んで、最後まで読み通すのが苦痛だという場合があるので、人から勧められた漫画はなるべく読まないようにしております(^^ゞ

でも、なんででしょうね?
今まであんまり深く考えてなかったんですが、最近、ちょっとしたきっかけで「ベルサイユのばら」を読み直してわかりました。

漫画って、大きな二つの要素で成り立ってるでしょう?
絵の美しさ(見易さ)と、ストーリーテリングのうまさ。

いや、違うな。
最低でも三つの要素が必要ですね。
絵の美しさ、ストーリー、ストーリーテリングのうまさ。

でも、「良い漫画」と呼ばれてるものの中には、絵が美しいけれど、ストーリーはどこかで見たようなものだったり。
ストーリーは面白くてもストーリーテリングが下手すぎる(失礼)ものが結構多いんじゃないか……と。


諸星大二郎という漫画家さんをご存知でしょうか?
私はひそかに、
「ビッグマイナーとは、吾妻ひでおより、諸星大二郎にふさわしいコピーだよな」
と思ってます。

つまり、知ってる人は「あの人はすごい!!」と絶賛するけど、知らない人はさっぱり知らないという(^^ゞ

しかも、知らない人は、その絵をみても、ストーリーを聞いても、
「見たことも聞いたこともない」
と答えるでしょう(笑)

テーマがマニアックすぎるってのもあるけど、なにより絵が………………………下手…………………………
いや、下手っていうと語弊がありますね。
ただ、一般受けする絵柄じゃあない。

ってかねぇ、ときどきむちゃくちゃ雑いと感じることがあります(^^ゞ
「魔障ケ岳」なんかでは、「これ、下書きでしょ?下書きのまま印刷したの?」っていう回もあった。

噂ではありますが、彼が集英社の新人漫画賞で、毎回、「アイデア」「ストーリー」は最高評価され、「絵」は最低評価されている人がいて、それがのちの諸星大二郎となったという話を聞いたことがあります。

さもありなんと思う(^^ゞ

漫画の場合「ネーム」と呼ばれるものがあって、この段階では、絵のうまい下手はあまり関係ないはずだと思うんですが、なぜか「絵だけで乗り切ってるなぁ」と感じてしまうものが結構あるのはなんでなんでしょうか。

それで私は「漫画」と聞くと、思わず身構えてしまうのでございます。


さて。
漫画の場合は、「ストーリー」「ストーリー運び」「絵」という少なくとも三つの要素が必要だと思うのですが、それはどんなメディアでも同じだと思うんですよ。

たとえばライターの場合は、「読みやすい文章」「知識(好奇心)」かと思います。
たとえば、取材の際、取材対照の話にどれだけ興味を持てるか、そしてそれを補てんする下知識があるか、で、読者へのアピールはかなり違ってくると思うんですよ。
普段から、いろいろなものに好奇心をもって調べておくという作業は、結構大事か、と。

小説家さんの場合は、「読みやすい文章」「ストーリー創出力」「ストーリーテリングのうまさ」なんでしょうか?

……ね?
気づきません?

どれかが非常に優れてても、どれかが欠落している「プロ」も結構いてはりませんか?

小説家の場合、ストーリーには好き嫌いがありますよね。
私がすごく印象に残ってる言葉に、「額縁だけあって、絵が入っていないような小説」という小説評があります。
サマセット・モームの「人間的要素」という小説の中にあるセリフです。

短大時代、英文で読まされたので、正しく理解しているかどうか自信がありません(^^ゞ
ただこの言葉は、サマセット・モーム自身の思いが表れているんでしょうね。

「雰囲気だけはある。でも中身がない小説が多すぎる!」
って。

この言葉を聞いたとき、真っ先に浮かんだのが、キャサリン・マンスフィールドだったんですが……(^^ゞ
彼女の作品は、好きだという人はものすっごく好きだと思う。
そして私はそうでもありません(笑)
わかりやすいものの方が好き。

ただ、彼女の小説を「中身がない」と言うのは間違いだろうと今は思います。
彼女には伝えたいメッセージがあり、それをするために絶妙な場面を切り取り、表現しておられるのでしょうから。

要は好き嫌いなんですよね。

でも、ストーリー云々以前に、文章下手すぎなんじゃ!!(←ほんと失礼なこと言ってすいません)
……と言いたくなる作家さんも……いてはると思うんすわ(>_<)

漫画の場合は、ストーリーとストーリーテリングさえよければ、絵が下手でも全然平気なんですけど、小説の場合、文章下手だと読めません(^^ゞ
これも好みの問題っすね。

なんかこう、そういうことを考えると、世の中っていろんな要素でできあがってるんだと思いますね(笑)

昨日、「帝都妖怪新聞」なる本を読みました。
つまり、主に明治時代、新聞に掲載された妖怪話を集めたものです。

たとえば、「○○村の△△の内儀が、狐に憑かれた」なんて話が載ってるんですけど、面白いのは、
「でもたぶん、これは神経症のなせるものだろう。この科学の世に、ばかばかしい」
と結論づけられているものがほとんどだということです。

文明開化の世に妖怪だとかお化けなんてことを信じてたら恥ずかしいという、記者の思いがひしひしと伝わってくるんですよ(笑)

でも、この時代よりさらに科学が発達した現代の人間なら、「科学は万能じゃない」という意識も強く持っていることでしょう。

以前も書きましたが、動物科学の分野では、まだ、「人間以外の動物には感情なんかない」という意見が主流のようです。
悲しいとかうれしいという感情はなく、生き延びるために本能的に行動しているだけだ、と。
でも、エラそうな学者さんがなんと言おうが、動物を飼ってる人間なら、「感情ないわけないやろ」と思うでしょ?

私もそう思います。

でもそれを証明しろと言われたら、
「直感的かつ本能的にわかるだけだ」
としか説明しようがない(^^ゞ

ただ、この「直感的かつ本能的」が科学を凌駕することだって、往々にしてあると思うんだな。

とまぁ、ここまでダラダラ書いてきて、
「だから、すべての要素を無視することなく大事に扱うべし」
なんて凡庸な結論に達する私って、文章下手(^^ゞ?

……どうしましょ(笑)
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めっちゃ刺激された♪:南里

拝読していて
ゾクゾクしてきたので
書き留めておきたいと思いました

美しき魂の世界、
すなわち
私たちが想像でしかしえないところ

そこにしか存在し得ないものを
人類は、たいへんな英知と努力と良心で以て
現世に引っぱり出してきています

「不可能を可能にする」
人類の営みを目の当たりに
今、生きている感覚に襲われました
人ってすばらしい〜♪
ありがとうございます〜♪

こんにちは〜♪

「美」とは、大宇宙を奏でる高度な調和
それは、人の英知・努力・良心を通じて
言葉で、絵で、音で、物的な形で
この世には存在し得ないはずのものを
この世にもたらしています
人ってすばらしいです!

だからきっとこういうことなんだと思ったんです

まだこの世に存在し得ない
神さまの考えた大宇宙・世界のあり方を
魂の声を聴いて、想像を駆使して、あらゆる感性と能力で
この世において少しずつ「美」という感覚で実現している

ただし、この感覚については
すべての人に備わっているが
方法、強弱、発願の時期が全く違うので
一人に一つの固有のものと思われます

つまり、この複合要素というものを
単独で有している場合、巨匠と呼ばれるような人になるのでしょうね
スポーツや演劇などは、この複合要素分担作業を
チームワークという、絆で結びつけているということに
なるなあと思ったんです

そして、もうひとつは
動物の感情と科学者についてです

科学って夢を育むものだって思うんですね
だから、発見されていないものに対しては
「ない」とは言い切らず
ほんとうに
お書きいただいたように、単なる「意見」なんですよね
だから、「ない」と仮説を立てる科学者の意見は、
子供や、そして私みたいな人には聴かせたくないんですね

ウミガメが出産の時に
「涙をながす」
という事実に対して
脳の中で
人が泣いている時にでるような
喜びの脳波や、痛みに絶える脳波が
検出されたら、きっと信じてくれると思うんです

(バラに「愛している」と毎日伝えると
 トゲがなくなるというのも、ありますよね)

そのウミガメもきっと喜んでいるんだという
人の想像を
そんな精神世界から引っぱり出して
現存させてみんなが納得でき
そして、やっぱり私たちと同じ仲間なんだ
共に生きているんだという感動を生む
ということを科学は引き起こすことも
可能なんだと思いました

科学は、この想像の世界を
現存に値するところまで
人の英知と努力と良心で以て
美を実現させるための
たった一つの方法にすぎないということも思いました

科学がすべてではないが
科学は夢を育くむためのもの
なんだと思ったんです

ちょっと興奮気味です♪

美を求む
 良心以て 努力して
  英知を活かし 感動・涙
”若旦那ん〜♪、なんり、深感恩

No title

チームワーク。
まさにその通りだと思います(#^.^#)

たとえば漫画なら、「原作者と絵担当」なんていう分担の方法がありますよね。
小説だってしかり。
ライターでも、インタビュアーと、文章起こしを分けておられる場合もあります。

そうやって、得意分野を認め合い、伸ばし合うことができるのも、人間だからこそですよね(#^.^#)

それを「美しい」と思える感覚もまた、人間だからじゃないかと思います。

そして、「科学が美(夢)をはぐくむためのもの」というのは、本当にそうであってほしいと思います。
否定するための科学じゃなく、伸ばすための科学であってほしいですね。
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

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