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子供のころに読む本

もうずっと昔のことですが、なにかのテレビに黒鉄ヒロシさんが出演されていて、

「僕が子供のころ、我が家には『子供が読む本』として江戸川乱歩全集があった。とんでもない親でしょ?」

とおっしゃってました。

黒鉄さんのご両親が、内容をご存知だったかどうかでその答えは違ってくるとは思うんですけどね。

結構
「江戸川乱歩?少年探偵団の?」
というイメージしかない方も多いんじゃないかなぁ?

でももし、自分も読んだことがあって、それを息子にも読ませてたのだとしたら、なかなか肝っ玉の太い親だとは思う(笑)

私が初めて江戸川乱歩を読んだのは、社会人になりたてのころでした。
新潮文庫から「江戸川乱歩傑作選」が出てたんですね。
今はいろんな文庫で読めるんだろうなぁ。
当時といえば、春陽文庫でほとんどの乱歩作品が読めましたが、今はどうなんでしょう?
あんまり本屋で見かけない気がする。

当時、読書好きの先輩とよく行動を共にしてたんですが、私が江戸川乱歩を読んでいると、
「のりこちゃんはどの作品が好きなの?」
と聞かれました。

「ん~、今まで読んだ中では、『芋虫』かなぁ。切ないですよね」
と答えると、
「そんなのりこちゃんは、『陰獣』も読まなくちゃだめっ!!絶対読まなくちゃ。読みなさい、読め!!」
と押し切られましたが……。

江戸川乱歩が描く女性は、みんな魅力的。
この人、三島由紀夫系?……と思ったけど、結婚なさってるんですね。
こりゃ失礼。

でもなんかざっと検索してみたら、
「子供のころに読み、衝撃を受けた小説」
として、陰獣をあげてる方、結構おられるみたい。

タイトルがアレだもんなぁ(^^ゞ

内容はさほどエロでもない……なかったと思うけど、確か。
とはいえ、これを基礎に「女性像」を描いてしまったら、普通~の女性じゃ凡庸に思っちゃうとは思うな(^^ゞ

で、昨日も校正などにとりかかってたんですが、目と肩が疲れてきたんで、寝転がりました。
眠いわけじゃないので、手持無沙汰になり、本棚から出してきたのが三島由紀夫の「岬にての物語」。
半自伝的小説だと思うのですが、冒頭で彼は、
「幼年期から少年期にかけての私は、夢想のために永の一日を費やすことをも惜しまぬような性質であった」
と告白してはります。

そのため、彼の父と祖母は、彼の周りにあるファンタジックな要素をすべて排除したのだ、と。
たとえば、千夜一夜物語やグリム童話など。
彼はそれを取り上げられたがために、
「ただ受容的にそれを読むのではなく、自ら創造しよう」
ってんで小説家になったんだそうですけどね(^^ゞ

それにしても、確かに、千夜一夜もグリムも、子どもが読む本じゃないとは思うわ。
親は内容を読んで、三島に与えていたのか?

現に三島も
「アラジンの不思議なラムプやシンドバッドの航海などによってではなく、シャーリヤル帝妃の不埒をえがいた均等風の一場面や黒島の王の物語の憂鬱な美によって少年を魅したのであるが」
と書いてはります。

千夜一夜って、しょっぱなに乱交シーンが描かれてるんですよね~……。
しかも、少年少女の心を刺激せずにはおかないあらわさで(笑)

かくいう私が子供のころに与えられた本は、
「世界童話宝玉選」という分厚い童話集でした。
佐藤春夫が子供のために選んだものばかりで、親が子に読み聞かせることを前提としていたようです。

なわけで、当然のことながら、性的な描写はありません。
残念(笑)

ただ私が今、世界の神話を比較して、
「あぁ~、日本で語り継がれてるこの昔話は、この国のこの伝説に影響されてるのかもな~」
なんて目で読むクセは、この本により培われたんじゃないかと思います。


……ということで、子どものころにどんな本を読むか、は、人生に大きな影響を与えるのではないかと思う次第。

それじゃ、どんな本を読んだらいいんでしょうね?

これ、結構難問だと思うんですわ。

まずなんの目的で本を読ませるかってことが大きい。

わたしの場合、絵本ではなく分厚い童話集、しかもルビがふってあるとはいえ相当な漢字数が使われている本をあてがわれたため、3歳になったときはひらがなはもちろん、いくつかの漢字も書けたと聞きました。

それはまぁ、小学校にあがってしばらくは有利に働くでしょうから、文字を早く覚えさせたいなら、小学生でも読むに堪える程度の本を与えろと言えるかもしれません。

三島の親のように、子どもを夢想家にさせたくないというのなら、科学の本がいいのかなぁ。
でも、それでも危険分子ははらんでると思うんです。

子供のころ、家には、「子供図鑑」的な本がありました。

1巻が動物図鑑
2巻が植物図鑑
3巻が……忘れた(^^ゞ
そして5巻あたりが天体図鑑で、6巻は古代の動物図鑑、7巻は恐竜図鑑とかなんとか、そんなんでした。

そして私が熱心に読んだのは、5巻でしたね。

星の神話などがいくつか載っていて、乙女心がくすぐられたものですよ。

わたしにとっての「星」は、夜に空を見上げれば目に飛び込んでくるあの小さな光ではなく、どこか異国で繰り広げられるお姫様と王子様の物語を暗示する、どこか不思議なところにあるものでした。

だから、プレヤデスがスバルのことだとかそんな現実的なことは一切知らず、知ろうともせず、ただただ「星」と言えば、ロマンスを連想してましたから(笑)

どんな本を与えようが、その子が持っている性向の中で一番強いものが勝つのかもですね。

ならばです。
なるべくたくさんの本を読んだ方がいいんじゃないかな。

本を読むことは、自分以外の誰かの人生を追体験することでしょ?
本を読めば読むほど、いろんな人生を生きることができるわけですよ。
う~ん、贅沢。

ここのところかかりっきりだった機関紙が、たぶん今日中に校了します。

かなり疲れたんで、今日はなんか文章のきれいな本でも読みます~。
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伝記がいいと思います:南里

伝記がいいと思います

貧しい生活の中
お母さんの笑顔が何よりもほしかった
ひとりの子供は
大きくなって
たいへん有名な喜劇王となりました
「生きていくには
 少しのパンと勇気さえあればいい」

幼少時に
迫害を受けたり
悲観にくれたり
苦労を重ねた経験の多い
先達の話は
逆境に対する勇気をくれ
立志を促してくれます
ほんとうにありがとうございます

おはようございます♪

現実にこの世を生き抜いた人物の話は
心に多大な栄養を与えてくれます
みな、早い時期に
自分がいかに生きるかという
志を打ち立て
寝食を忘れ、未来の世の捨て石とならんと
すさまじく生きた魂の記録が
大きな未来へと私たちを
導くということを想います

遥か先と思っていた
自分の人生の閉じ方も
そんなところから
大いに学んでいるようにも
思います

子どもたちには
伝記から、生き方・立志について
伝え
自らは、子供たちへつなぐ
大きな未来への架け橋を強固にすることを
学びたいと思います

先達の はるかな想い 現代に
 生きる心に 宿り目覚めん
”若旦那〜♪、なんり、深感恩

No title

わたし、伝記はあまり読まなかったんです。
ヘレン・ケラーぐらい?
確かに、
「こういう人になりたい!」
と思える目標があれば、強く生きられるかなと思いますね。

なるほど、なるほど。

参考になりますね~(#^.^#)


としたら、だれの伝記を読むのが一番でしょう?

若旦那はチャプリン?

私なら……う~~~~~~~~~ん……。
やっぱ、マザーテレサかなぁ(^^ゞ?
ありふれすぎかしら。
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

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