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古事記編纂1300周年

稗田阿礼が神話を収集して言葉にし、太安麻呂がそれを文字にして、古事記は編纂された……と、その序文は語ります。

そしてそれが朝廷に献上されたのが、西暦712年のことである、と。

つまり、今年は古事記が編纂されてからちょうど1300年ってことになるんですね。

そのせいか、あちらこちらで古事記にまつわるイベントが開催され、古事記にまつわる書籍が発売されています。
たとえばこの本↓↓↓
マンガ 遊訳 日本を読もう わかる古事記マンガ 遊訳 日本を読もう わかる古事記
(2012/07/02)
村上 ナッツ、つだ ゆみ 他

商品詳細を見る


昨日はこの本を出版した西日本出版の内山社長、そして漫画を描かれたつだゆみさん、編集者の親谷和枝さんの講演会があり、お邪魔してきました。

内山社長にはいつもいろいろお世話になってるんですよ。
社長って言うても、私的には、「気のいいおっちゃん」って感じなんですよね(^^ゞ

以前もどこかで書いたかもしれませんが、今出版社は大変みたいなんですよ。

ライターやカメラマンのギャラは私が仕事を始めたころに比べても、半分以下になってます。

そうなれば当然、質もさがるでしょうね。

すると読者は離れます。

そうするとまたギャラは下がる。

質が下がる。

読者が離れる。

悪循環ですよ(T_T)

でもそんな中、厳しい資金繰りでも、ギャラが安くても頑張ってる人たちがいます。
そういう本が注目されなくてはね。

この「わかる古事記」は、文章と漫画で古事記が物語られているので、軽く読みたいなら漫画だけを。
もう少し詳しく知りたければ文章を。
と、二通りの読み方ができます。

系図も詳しく描かれてるし、ゆかりの地MAPもすんごく充実してる。

入門書としてはもってこいじゃないでしょうか?

個人的には、ニニギが凛々しく描かれていること以外は、大満足の内容です(笑)
だってさ~、ニニギって女の敵やん?

強くて怖そうな男がいると聞けば、ウズメに
「おまえは美人だから、大男も何もしないよ~。お前が行って話聞いてこいよ~」
とか押し付けるしさ。

イワナガヒメには冷たいし。

あまつさえ、恋女房のサクヤヒメが一晩で妊娠したと聞くと、
「浮気しただろう!!」
と決めつける。

最悪!!!!!!!

そのニニギが凛々しく描かれてるなんて!!
やだやだ、やだっ!!

もっと間抜けなおぼっちゃまに描いてほしかった!!!!!!

こんなのニニギじゃないやいっ!!!!!!!!!!





……閑話休題。

とまぁ、そういうことで、昨日はこの本の制作裏話的な講演があったんですね。

私は少し遅れて到着したんですが、ほぼ満席。
一番前の一列だけが空いてたという(^^ゞ

みなさん、日本人ねぇ……。

私はたぶん、南洋のDNAが色濃いんで、そういうところでは遠慮しません。
一番前に座って、内山社長に手を振る(笑)

で、このとき繰り広げられていたお話は、天孫降臨についてでした。
0630_kojiki2.jpg

もう一度表紙を見てください。
マンガ 遊訳 日本を読もう わかる古事記マンガ 遊訳 日本を読もう わかる古事記
(2012/07/02)
村上 ナッツ、つだ ゆみ 他

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左下に天孫降臨の絵が描かれているのがわかりますか?

記紀に詳しい人なら、何か違和感を感じるんじゃないでしょうか?

そう。
13柱の神が描かれてるんです。

一般に、天孫降臨に付き従ったのは、アメノウズメやフトダマの神など、天岩戸で活躍した神々で、合計10柱のはず。

絵をもう一度みてみましょう。後ろの方、輿に載っているのはニニギですね。
そして先頭を案内しているのはサルタヒコでしょう。

13-2=11

……!!
11人いる!

ええ。
トヨウケ神の存在なんです。

古事記本文では、八咫鏡とオモイカネが伊勢に祀られていると説明したあと、付記的に「また、伊勢の外宮にはトヨウケが祀られている」と書かれてるんですね。

そんなわけで、トヨウケをここに描くかどうかすごくもめたんだとか。

作者のナッツさんは、
「天孫降臨につきそうのは天岩戸で活躍した神々だからトヨウケが入るのは絶対おかしい!」
と最後まで主張されたそうです。

が、編集さんと監修の村田先生は、
「描いておくべき」
というご意見で、多数決的に(?)、トヨウケも登場することになったようです。

が。
どう思います?
記紀に詳しいみなさん。

私はナッツさんが正しいと思う。

そもそも伊勢が天照大神の聖地となったのは、ヤマトヒメの時代です。
それまでは皇居内に、倭大国魂の神と共に祀られてたんですからね。

そして、伊勢神宮の説明によれば、天照大神が伊勢にお鎮まりになった後、トヨウケの神を招聘されたわけです。
どう考えても、ニニギの天孫降臨に付き従うのは変だと思うんだけどなぁ。

ただこの日、ナッツさんはいらしてなかったので、残念ながら、
「私はナッツさんに同意です!!」
ということができませんでした。

残念(笑)

その他、ルビのふりかたの工夫など、古事記に親しむ人間なら、
「そうなのよね~」
な話もあり、最後に、つださんのサイン会で締めとなりました。

「オオクニヌシの絵を描きます」
とおっしゃってるのに、
「スサノオがいいです~」
とわがままを言うやつ(笑)

0630_kojiki1.jpg

かっこいいでしょ?
私は、スサノオとか雄略天皇とか、やんちゃな男が好きなんですよね(^^ゞ

雨の中でしたがかなり盛況で、本の世界の未来はまだまだ明るいのかなと。
そんなことを思いながら帰ってきました。
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出版業界すばらしいです♪:南里

学生時代に
「赤本」と私たちの間で呼ばれていた
各大学別3年分の入試が掲載されている本の
裏表紙に書かれていたことを思い出しました
「いい本と出会えた時、
 あと3000年は生きたいと思う」

感動をする本に出会った時
「生まれてきてよかった」
とやはり思います

世に出して下さった方々
ほんとうにありがとうございます

おはようございます♪

学力低下の影響が大きいと思いますし
神話を学校で習わなくなったし
そして、自筆の「ふみ」が少なくなり
音声には優れていても
文体の尊さがなくなったことで
出版物に対するニーズは落ちているのでしょうね
にも拘らず、出版業界と新聞は
かなり母国語=日本語を大切にしてくれていると思います
1、縦書き
2、漢字仮名まじり文の言葉遣い
3、訓読みを際立たせること
これがとてもいいなあって思い
すばらしい営みだと思います

古事記に親しむ機会は
私たちが忘れようとしている
日本人の遺伝子を喚起してくれるように
ワクワクしてしまいます

縦書きの 我が母国語を 拝んでは
 魂の熱 言葉失う
”若旦那〜♪、なんり、深感恩

不況の中

質にかかわらず、そこそこ売れる本ってのがあるようです。

怪談、裏話などですね。
それらの本でも、しっかりと取材されて、誠実に作られたものはたくさんあります。
でもそうでもないものも(^^ゞ

どんなものでもそうなのですが、作り手がどれほど汗をかいたかで、できが違ってくると思います。

私たちライターは、「いっしょに汗をかいてくださる編集さん」と会えたら幸せなんですよね(#^.^#)

若旦那も良い本をいっぱい紹介してくださいね!!
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

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