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ギブ&テイクの成り立たない場所

昨日は、都祁で打ち合わせでした。

そもそも私たちが都祁の畑に通うようになったのは、後輩に誘われたから。
後輩は、ある大学の学生さんに誘われたんだそうです。

そもそも、NPOが、大学生を巻き込んで、都祁の風土を発信していこうというプロジェクトを組んでいたようです。
その一環として、畑仕事に取り組むこととなり、畑主さんの畑が選ばれた、と。
そこに私たちも混じり、いつの間にやら私たちの方が熱心に通うようになっていたわけなんですね(^^ゞ

とはいえ、ものすごくキツイ言い方をすれば、学生さんたちのやる気はほとんどゼロに見えました。
中心となって動いている三回生の学生たちはともかく、二回生の子たちは……特に男子大学生は……本当に何もしない。
私たちが初参加したバーベキューでも、火をおこすために仰ぐ作業を他の男子全員がやっている中、「敵意を持たれないための笑顔」を浮かべて座っていたのがすごく印象的でした。

イラッ!とした私が、仰いでいたうちわを渡し、
「あなたも参加する!!」
と背中をたたくと、やっぱり件の笑顔を浮かべながら、トロトロと仰いでいましたが……。

悪気があるわけではなく、多分そういう性分なんでしょうね。
彼については、いつ見てもそういう感じでした。

農作業についても、言われるまでぼんやりしている。
私たちが、
芋を掘ったり、野菜を洗ってたりしても、手伝おうともせずやっぱりぼんやり。
主役はあんたらやろがと思いつつ、当時は何がどうなっているのかわからなかったので、特に口出しはしてませんでした。

NPOも、滅多に顔を見せることはなく。
畑を少し借りて野菜を作っていましたが、ほとんど世話をしにくることはなく、雑草が生えて大変だと畑主さんは困っておられました。

しかしそのうち、学生さんたちはまったく来なくなり、
「関わるのをやめたんだな」
と納得していました。

が。

今年の初め、都祁へ行くと、畑主さんが、
「NPOが、とんでもない計画書を持ってきたから見て」
と見せられたんですよ。

その内容は、
・畑主さんの畑を使って農業体験をする
・一般参加者をつのって、畑主さんの畑で収穫体験祭りをする
・費用は、収穫した野菜を学生さんたちが学祭で売る(?)

いや、まじで「?」がついてたんですよ。
思わず、吹きました。

畑主さんは、
「こんなん絶対受けられへん!」
とおっしゃってましたし、こんな都合の良いこと本気で言ってるとは思わなかったんで、
「そうですよね~」
で済ませてたんですよ。

だって去年の畑賃料はもちろん、畑主さんが拠出した肥料代だの堆肥代だの、一切支払われてないんですよ?????

そしたらですね。
金曜日の晩、後輩からメールが入りました。

「明日、学生さん・NPO・畑主さんの三者で今年の計画が話し合われます。畑主さんが孤立していて不安です。できたら参加してください」

って内容でした。

思わず呆れましたが、とりあえずNPO法人について調べたり、税理士として設立にかかわった友人やら、ジャーナリストの知人たちに意見を求めました。

意見はさまざまでしたが、人に意見を聞いているうちに、自分自身もいろいろ考えるようになってくるわけです。

最初は、
「どれだけの負担をかけられているか数字化し、それを支払ってもらえないなら断ると言えば簡単だよな」
と思ってたんです。

が。

畑主さんは、高齢の独居老人です。
彼が最初に畑を貸したのも、一人暮らしの寂しさが間違いなくあったと思う。

学生さんたちが来なくなってしまったから心を閉ざしておられるけれど、もしまた来てくれるようになったらそりゃ間違いなく喜ばれるだろうって。

断ってしまって良いものだろうか?

また、一人暮らしの今後を考えると、NPOとの関わりは絶たない方がいいのでは?
……まぁこれについては、税理士の友人に話すと、
「どんな活動してんの?」
「ホームページを見る限りは、祭りについて学生さんたちにレポート書かせたりしてる。あと陵灯会やってるなぁ」
「ふ~ん……その団体、将来性ないで。どんだけのNPOがとん挫してると思う?そのNPOはアテにしたらあかん」
とあっさり否定されましたが(笑)

ただ、学生さんたちのご縁を切っていいのかどうか悩んでたわけですよ。
いろいろと。

そして話し合いです。

まずショックだったのが、
「体調が悪い」
と言っていた後輩の様子でした。
10キロ痩せたあげく、顔色が真っ青なんですよ。

他人のためばっかり頑張る人間が、しんどい思いをするってのはあまりにも理不尽。

さて。
NPOと学生さんたちの関係は、NPO側が主導のようでした。
それが、学生さんたちに主体性がないからなのか、NPOが強引なのかはわかりません。

最初に、学生さんたちには、
「第三者が去年のあなたたちの態度を見ていて、こんな計画は信じられません。物事はなんでもギブアンドテイク。畑主さんの好意を期待するなら、きちんと労働しなくてはダメです。私がOLをしていたときあなたたちが新入社員として入ってきたら、怒鳴り散らしますよ。自分たちから『次は何をしたらいいですか?』『何かできることがありませんか?』と積極的に参加していたならば、この計画書もわかります。でもまったくそうじゃなかったでしょ?」
と怒りました。

……男子学生は件の通りでしたね(^^ゞ
ただ、女子学生の一人は「ハッ」とした表情をして、「言っていただいて良かったです。甘えていました」と言っていましたし、その後もしっかり受け答えしていました。
いろいろと通じ合ってなかったものもあったってことでしょう。

ただ、なんというか、問題はね(^^ゞ
NPOは、どうしても収穫体験祭りをして、小さな子どもたちを呼びたいようなんすわ。

畑主さんは、
・収穫体験祭りをできるような良い土の畑は自分の商売に使いたいから、貸せない
・子どもたちの安全を確保するために監視員が充分必要だがどうするのか
・工具はどうするのか
・子どもたちが畑を荒らさないように監視する人はいるのか
・収穫体験祭りをするためにはかなり費用がかかるが、NPOから出してくれるのか
という懸念を以前から口にされていましたが、耳がお悪いこともあって、うまく話がかみ合わない。

そうすると、NPOは、都合の良いところばかり聞き取るわけっすね。

仕方なく、私が代弁。
そして、畑主さんに、
「結論として、畑主さんの畑で収穫体験祭りを開催するのは絶対無理なんですよね?」
「うん。絶対無理!」
ということだけは強調しました。

が、まだNPOの人たちは、
「また、お願いしに行くこともあると思うが」
というてはったんで、何を頼むつもりなのか(^^ゞ

ただやっぱり、畑主さんは、学生さんたちに対しては、歓迎の気持ちを持っておられるようです。
「もし、種撒きと収穫だけでも教えてほしいというんなら、来てくれてもいいんやで」
と言っておられました。

するとNPOが、なんと言ったと思います?
「誤解してもらったら困るが、農業体験は、彼らの活動の一部なんです。都祁の風土を発信するのが大きな目的。農業体験だけやらせるわけにはいかない。」

単なる一環のことで、無辜の農家にどんだけ迷惑かけとんねんっ!!!!!!!

そこで私が、
「でも発信する方法ならいろいろありますよね?種撒きと収穫だけならそれほど時間もかからないから、それだけ手伝わせてもらって、ブログなどで発信しては?」
と提案すると、学生さんたちはうんうんとうなずいていました。

ところがそこでNPOが、
「いや、収穫体験はしなくてはいけない」
と口を挟むんですよ。

「でも、計画書の活動目的には『田舎の風土を発信する』とありますし、先ほどNPOさんもそうおっしゃいましたよね?発信の方法は収穫体験だけじゃないのでは?」
と聞いたんですが、なんじゃかじゃ理屈をつけて、どうしても収穫体験祭りをしたいようでした。

「子どもたちは野菜がどうやってなっているか知らない。それを教えなければ」
とか言うてましたが……。

ねぇ、助成金もらうためでしょ(^^ゞ???
それはそれでいいよ。
団体の維持のためにはお金も必要でしょうからさ。

だけど、そのために、畑主さんに迷惑かけようってのがどうなの?

しかし、
「○○(畑主さんの名前)さんに迷惑をかけるわけにもいかない」
という言葉は、なんとか引き出しました。

ただ、横に座っていた女性(彼女は何がどうなっているかよくわかっていないようでした)が、
「収穫体験なんかやるとなったらすごく大変だし、○○さんに頼みたい……」
とポロリとこぼし、代表者の男性が、手で制する場面もありましたし、どうも、畑主さんを喰い物にする……と言ったら言葉が悪すぎるかもしれませんが……つもりだったのではないかという不信感はあります。

ただし、今回の話し合いは、
「録音します」
と宣言して録音してありますから、言質は取れていますし、これ以上畑主さんに無理を言わないと思いたい。

代表者(?)の男性が、収穫体験祭りにこだわっていることや、また畑主さんに頼りたがっている風なのは気になりましたが、もう一人の男性はお金にこだわっている様子もなく、本気で学生さんたちに都祁の風土を学んでもらいたいようでした。
話ぶりも誠実だし、彼だけは、畑主さんの畑へやってきて、草むしりを手伝ったりしていたそうです。

だから、このNPOが悪質な団体とも思えません。
畑主さんとの関係にも、いろいろすれ違いがあったようでもあります。
……代金を一銭も支払っていない事実は変わりませんが、いちおうそれにも事情があったようです。

とはいえ、団体の構成員の多くが、「おいしいところは自分たちが、しんどいところは他の人に」という体質なのだとは思います。
そんなことに巻き込ませたくないってのよ。

ということで、なんか張り詰めていたらしく、妙~に疲れました(^^ゞ
今日は午前中にやることやったら、昼から寝ます(笑)
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のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
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