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感情移入

寂しがり屋で、あなたがちょっと側を離れただけで、近所迷惑なほど大声で呼び続ける。
しかも、すごい甘えん坊。甘えたいときには、思う存分相手をしてもらわないと怒る。
そのくせ、乱暴者。気に入らないとすぐに暴力をふるう。

……こんな人を、愛せますか?

本当はすごく強くて俊敏なんだけど、あなたを傷つけることを何より恐れて、自分の考えをあまり出さない。
怒られるとすぐしょげる。
そのくせ、拗ね方は子どもっぽく、わざと体を壊すようなことをする。

……こういう人と、一緒に暮らせます?


「無理」


そう言われる人が多いと思いますが、
「いや、これ、うちのあほ鳥と、あほ犬の話しやから」
と言われたら、
「な~んや、鳥と犬なら納得。可愛いや~ん?」
という反応も返ってくるんじゃないでしょか。

いや、実際可愛いんですが(笑)

結局、どんな人格も、どんな行動も、その人の生い立ち、事情などを知れば、
「絶対許せない!!」
ってことはなくなってしまうよなぁと、時々思います。

かと言って、ややこしい人と付き合うのはとても疲れるので、
「許せない!ってわけじゃないけど、付き合いたくない」
ってことの方が多いですが(^^ゞ

距離さえおけば、「断罪!」とまでは思わないことがほとんどです。

誰が見たって悪人という人がいたとしても、彼の生い立ちを事細かに知れば、微塵も同情できないってことはないように思います。
もちろん、だからって法を犯していいとも思いません。
畢竟、法を犯すということは、「誰かに途方もない迷惑をかけること」ですから。
ただ、そうなるに至った経緯について、まったく理解できないとも思わないだけ。
それが行動となるかどうかは、別の話しです。

ってことで、昨日、映画「悪人」を観たんですよ。

ここんとこ、ライターとしてボランティアの仕事にかかりっきりでして。
ボランティアですからもちろんギャラはありませんが、仕事をしていくうちに、明らかに知名度は上がってます。
それに何より、勉強になる。

ってことで、かなり必死!でやってます(笑)

でも、「待ち時間」ってのもあり、家を長時間空けることもできないんで、録画して溜まってるのを、さっさと観ちゃおうと思ったわけですね。

「悪人」は、なぜだか旦那が予約録画した映画です。
ラブストーリーで寝てしまう旦那が何を思って録画したんだか(^^ゞ
それに、あらすじを観るだけでも、「あ、絶対、『わかりやすいハッピーエンド』じゃないな」とわかります。
旦那は絶対途中で寝る。
間違いなく寝る!

正直、私も、「進んで観たい内容じゃないな」と思います。

が、深津絵里が出てるんですよね~~~~~~~~~~~~……。

ってことで、観ずに消すってこともできず置いてあったんですよ。
で、昨日、観てみたわけです。

感想としては、
・深津絵里はどんな役をやっても可憐♪
・岡田将生の顔、綺麗過ぎ
・樹木希林の存在感は半端ない

そして何より、
モロ師岡、かっこい~!!!!!

ぐらいしかなかったんですけどね(^^ゞ

ただ、この映画。
登場人物のすべてに、感情移入可能なんですわ。

幼稚な全能感を振り回し、自分の弱さや欠点を他人を笑うことで胡麻化そうとする「増尾圭吾」は、この映画中多分、最悪の「悪人」なのでしょうが、彼を見て、心の底から軽蔑できる人間が、どれほどいるでしょう?

突然キリストが表れて、
「あなたたちの中で、自分の弱さを自分より弱い人を笑うことで胡麻化したことがない人だけが、彼にブーイングしなさい」
と言ったなら、ほとんどの人が黙るんじゃないかなぁ。

とはいえ、多くの人が、そういう体験を、小学生のときに済ませてると思いますけどね(^^ゞ
少なくとも、小学校3~4年生のときの私は、妙~に強がって、それがうまくいかないと、人を馬鹿にすることで胡麻化してたという自覚があります。
もしくは、「あのブドウは酸っぱいに違いない」と、澄ました表情をしてみせてました。

怖いんですよね。
自分の弱さを認めることが。

まぁそれも、「誰だって一つぐらい弱いところがあるわけだし、自分に弱いところがあるのも当然だわな」と気付けば終わりですが。
そして、大学生になってまでそれに気付けない「増尾」はあまりにもガキっぽいのかもしれませんが。
彼を、「根っからの悪人」と言える人も、そうそういないんじゃないでしょうか。

そして、主人公をバカにする態度をとり、増尾に冷たくされたところを見られると逆上、自分の優位を声高に言い立て……つまり、主人公が自分より格下なのであると執拗に言い募り、あげくの果ては、相手の親切と気弱さ、社会的地位の低さ、そして無知をたてに、
「襲われたって言ってやる!」
と暴言を吐いた「石橋佳乃」にしてもですね。

殺されて当然な悪人ではあり得ませんよね。
確かに、考えなしだよなとか、薄っぺらいプライドがために人を傷つける人には近寄りたくないとか思うけど。

自分の存在許可を確認するために、自分に親切にしてくれる人をわざと傷つけ、
「それでもあなたを大切にしたい」
という言葉を引き出そうとしたことがない人は、幸せだと思う。

少なくとも私は、彼女を責められません。
いつもあの調子なんだったら、好きにはなれないけど、ああいう局面で、ああいうセリフを言っちゃう気持ちは……あの若さならば……理解できます。
まぁ、それ以前の行動には、共感できませんけどもさ(笑)


そして、主人公二人ですよね。

地味な人生に閉そく感を覚え、出会い系で知り合った男に生まれて初めて心を許し、彼が殺人犯だと知ると、出頭しようとする男をとどめ、一緒に逃亡生活を始める「馬込光代」については……。
深津絵里が演じたら、なんでも可愛いからなぁ(^^ゞ

でも、私ならば、順当に、
「あなたの罪は重くないと私は思う。だから償ってきなさい。待ってる」
って、出頭させるかなぁ?

……すんませんなぁ、面白みのない人間で(^^ゞ
でも多分、相手にどれほど惹かれてても、一緒に逃げるという選択肢はなかろうと思います。
結局、真っ当に生きるのが一番の近道だってことは、割と幼いころから知ってた気がする。
知っててできないってことはありますが、こういう大きな分かれ道では、「明らかに近道」な方を選ぶ程度の賢明さは……あったと思うなぁ、多分。
いや、そうでもないか?そうでもないかも。
あ~、どうだろ。
う~ん、どうでしょう?
む~~~~~~~~~……………ほ、……保留。

さてさて。
生きている実感がなく、「出会い」に救いを求め、無知故にどうしたらよいかわからなくなり、混乱の中で人を殺してしまった「清水祐一」については……私の場合は、いくら混乱しても、人を殺すということはいくらなんでもなかろうと思いますが、それは私に腕力がないからで、いわば「過剰防衛」的な事態により殺人ということならば……う~ん、やっぱ、ないか(^^ゞ
「人を殺す」って行動には、かなりでかいストッパーが働くもんな、普通。
殺人でなくとも、法で禁じられていることを犯す際には、かなり高いハードルを越えることになると思います。

……ということで、結局役中で一番感情移入できないのは、やっぱり、「法を犯した人間」ってことになるんですね。
結果的に。

ただ、私が若い頃、清水祐一が間近にいたとして、妻夫木聡と同様の容姿であったなら(ここ最重要)、惚れた可能性はないとは言えないよね~なわけで。
ならばやっぱり、どこかに感情移入できる余地があるんでしょう。

そんなことを考えたとき、「罪人」はいても「悪人」はいない……なぁんていう、古臭~いテーゼに行きついてしまうわけで。

であればこそ、「罪」の線引きの難しさを感じ、そういう意味では日本の法律は、よく出来てるよなぁと感心しもするのでした。

しかしまぁ、「悪人」の感想を総括してしまえばですね。

ちょっと、モロ師岡のファンになりました。
って話しなのでした。

多分、普段演じているおちゃらけた役のイメージが強いから、余計にかっこよく感じるんでしょうね。



というか。


あの作品中、もっとも「真っ当な人」だったからかもしれません。
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のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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