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黄泉帰りの地

説教節にある、小栗判官の物語をご存知でしょうか?

玉のような美貌を持ち、馬術や武術にはあふれんばかりの才能を、学問には博士たちも驚くほどの造詣を見せる、鞍馬山毘沙門天の申し子、小栗判官。

しかし、彼はその才能にみあっただけの人格は、有していませんでした。

彼が妻としたのは、横山家の娘、照手姫です。
横山は盗賊とも言われていますが、つまり、荒々しい男だったのでしょう。
掌中の珠ともいう娘を奪われて、怒り狂います。
そして、小栗を毒殺。

照手姫は流浪の身となり、各地をさまよいますが、その生来の美貌と、聡い人柄で、どこに行っても大切にされます。

一方小栗はというと、地獄を巡って、この世に送り返されてきます。
重篤な病を背負わされて。

そして、照手姫と小栗の再会。
姫は苦労をして、小栗を熊野の湯に連れてきます。

死体をも生き返らせるという熊野の湯は、小栗を癒し、ついにはこれを全快させたのでした。

この後小栗は前非を悔い、照手姫とともに神となるのですが……。

興味深いのは、「熊野の湯」でしょう。

そもそも、温泉は、死者をも生き返らせるものだと考えられていました。
「伊予国風土記」では、一度死んだスクナヒコナが、道後温泉に浸かって甦るという話が出てきます。

しかし、熊野の湯にはもう一つ、重大な意味があるんですね。
それは、熊野には黄泉への入り口があるという、昔ながらの伝承です。


さて、昨日、「紀州熊野は元気です!こんなにあったか♨田辺」と題された記者発表会に参加してきました。

ご存知の通り、今年9月紀伊半島を襲った台風12号による被害は、甚大なものでした。
川は決壊し町には水が。
土砂崩れによって崩落した道路もあったのです。

しかし、11月30日現在、紀伊はかなりの復旧を遂げつつあります。
特に田辺では、もうほとんど以前と変わらないと言って良い状況なのだとか。

しかしながら、風評被害などで、観光客は激減。
9月の観光客はゼロ、10月に入っても例年の1割、11月でもまだ2~3割というところだそうです。

復興には資材が必要ですよね。
観光客を呼び戻さなくては!

ということで、さまざまな企画が考えられているんです。
一つは、クーポンのプレゼント。
田辺市内限定ではありますが、各所で利用できるクーポン30000円分が抽選でプレゼントされます。
http://www.tb-kumano.jp/genki/cp.html

もう一つは、田辺に泊まった観光客に、ペア旅行や特産品があたるキャンペーン。
梅やミカンなど、魅力的な田辺産が揃っています。
http://www.tb-kumano.jp/genki/present.html

そして最後は、バスツアー。
宿泊費と食費込み、田辺市内の名所をバスで案内してくれて、一人たったの8500円。
この金額は民宿の場合で、ホテル泊を希望すると12000円となりますが、それでも激安です。
http://www.tb-kumano.jp/genki/tour.html

さっそく、クーポンに応募しましたよ。
もしかしたら、二番乗りかも!
「002」の通し番号が振られた応募完了メールが届きました(#^.^#)

黄泉の国の入り口、熊野を擁する田辺市は、その歴史に相応しく、災害から今、甦ろうとしているのですね(#^.^#)

そうそう。
甦りと言えば、2009年、田辺沖で座礁した、マッコウクジラのことも忘れてはなりません。
浅瀬に乗り上げて海に戻れなくなったマッコウは、なんと20日間も沖で動けなかったそうな。

その間、さまざまな試みがなされました。
沖外から、クジラの鳴き声を流して、呼び込む方法。
反対に、沖の内側から、クジラの嫌がる金属音を出して、海に追いたてる方法。

なんせ、体長20メートルもある巨大なクジラのこと。
近くに寄るだけでも危険。
餌を与えようにも、クジラを満足させようとすれば、一日何百キロものイカが必要です。
地方自治体がまかない切れるものではなかったのだとか。

ところが、19日目のこと。
自然にクジラは外洋を目指します。
そしていつしか湾の外へ。
元気な姿で元の世界に戻っていったのです。

これもまた、「甦りの地」に相応しい出来事だと言えるでしょうね。

そもそも「よみがえり」は「黄泉帰り」。
黄泉から帰ってくることを指しました。

かのクジラは、なんらかの用事で黄泉を目指したのかもしれません。
そして、もとの世界に帰ったのです。
であれば、20日後のクジラは、すっかり甦り、生まれ変わったものだったかもしれません。

さて。
記者発表会では、田辺のゆるキャラ(???)も紹介されました。
1130_tanabe5.jpg

田辺市生まれとされる武蔵坊弁慶をイメージした、たなべぇ。
……まぁ、これは可愛いし、ゆるキャラを名乗っても許す。

そして、熊野の神使い・八咫烏をイメージした、八咫之助。
う~ん、つり上がった目といい、獰猛そうなクチバシといい、市長の身長を悠に超すでかい図体といい!!
……………………………………………………………………………………………







ど、ど、ど、どこがゆるキャラやねん!!!

……まぁ、いいんですが(笑)

平安時代、熊野詣でをした女性たちの衣装を着た女性たちは、本当に可愛らしいですね(#^.^#)


宴は乾杯で始まります。
1130_tanabe1.jpg
もちろん、コップの中は梅酒ですよ。

次々と用意されるのは、田辺の特産品です。

1130_tanabe9.jpg
しらす丼。
獲れたての、しっとりしたしらすが海苔の風味とよく合います(#^.^#)

1130_tanabe7.jpg
茶粥。
熊野本宮の「音無茶」で炊かれているとか。
田辺自慢の梅干しと一緒にすれば、お腹いっぱいでも入ります(笑)

1130_tanabe10.jpg
これ、なんだかわかりますか?
わかめじゃなく、「ひろめ」だそうです。
わかめより大きくて、お湯に浸けた途端、パッと華やかな緑色を発色します。

免疫力アップの効能を期待できる「フコイダン」の含有量は、わかめの数倍だそうですよ!

1130_tanabe8.jpg
紀州といったらめはり寿司ですね。
真ん中のものは、さんま寿司のようです。

そのほかにも、紀州産の食材を使ったご馳走が並んでいました。
1130_tanabe4.jpg

田辺牛のソテーはむちゃくちゃおいしかったなぁ(#^.^#)

梅酒や、梅ワインもズラリと並んでいます。
1130_tanabe6.jpg

備長炭も有名ですね(#^.^#)
1130_tanabe3.jpg
ご飯と一緒に炊き込むと、おいしいそうですよ~!

和歌山ってね。
海産物の宝庫である上に、紀伊山地由来の山のものも豊富なんです。
ひょっと入った食堂で、てきと~に選んだメニューでも、まずはずれなく、うまいですよ。

舞台の上では、観光協会の皆さんがアピールをなさっていましたが、この頃には、多くの方がいい気分になっていたと思います。

そして、和太鼓の披露。
1130_tanabe2.jpg

奥熊野太鼓だそうですが、法螺貝を使うのが特色でしょうか?

お開きになったのは、20時前。
2時間弱の宴でしたが、田辺市の多くのものに触れられたような気がします。

特に、産業部長さんから教わった、マッコウクジラの話しはとても興味深く、「黄泉帰り」の話しとからめて、どこかで記事にできないかなと思ってます。

課題としては……。
そうですね。
例えば、キャンペーンの告知はありましたが、どこから申し込めるのか、もらった資料のどこにも書いてない(^^ゞ
検索しても出てこない。
かなり調べてやっと上記URLを見つけることができました。
……これではちょっと、PRとしては弱いんじゃないかなぁ(^^ゞ

ゆるキャラの由来についても、もっとアピールした方がいいと思う。
名前で検索しても、キャラの紹介がヒットしないんですよ。

そのあたり、ネット対策の強化を望みますが、全体としては、いかにも和歌山らしい、和気あいあいとした雰囲気の記者発表会だったと思います。

私個人は、よく和歌山に向かいますからね。
近いうちに、またお邪魔しようと思います(#^.^#)
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のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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