スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

複合要素

私が漫画というメディアが苦手なのは、変に賢こぶってるわけでは決してなく、単純に苦手だと感じる漫画が相当数あるからなのでございます。

とすれば、好きな漫画家さんの漫画は当然好きなわけで、漫画が嫌いってわけじゃないんですよ。

ただ、
「面白いから!」
と強く勧められて読んで、最後まで読み通すのが苦痛だという場合があるので、人から勧められた漫画はなるべく読まないようにしております(^^ゞ

でも、なんででしょうね?
今まであんまり深く考えてなかったんですが、最近、ちょっとしたきっかけで「ベルサイユのばら」を読み直してわかりました。

漫画って、大きな二つの要素で成り立ってるでしょう?
絵の美しさ(見易さ)と、ストーリーテリングのうまさ。

いや、違うな。
最低でも三つの要素が必要ですね。
絵の美しさ、ストーリー、ストーリーテリングのうまさ。

でも、「良い漫画」と呼ばれてるものの中には、絵が美しいけれど、ストーリーはどこかで見たようなものだったり。
ストーリーは面白くてもストーリーテリングが下手すぎる(失礼)ものが結構多いんじゃないか……と。


諸星大二郎という漫画家さんをご存知でしょうか?
私はひそかに、
「ビッグマイナーとは、吾妻ひでおより、諸星大二郎にふさわしいコピーだよな」
と思ってます。

つまり、知ってる人は「あの人はすごい!!」と絶賛するけど、知らない人はさっぱり知らないという(^^ゞ

しかも、知らない人は、その絵をみても、ストーリーを聞いても、
「見たことも聞いたこともない」
と答えるでしょう(笑)

テーマがマニアックすぎるってのもあるけど、なにより絵が………………………下手…………………………
いや、下手っていうと語弊がありますね。
ただ、一般受けする絵柄じゃあない。

ってかねぇ、ときどきむちゃくちゃ雑いと感じることがあります(^^ゞ
「魔障ケ岳」なんかでは、「これ、下書きでしょ?下書きのまま印刷したの?」っていう回もあった。

噂ではありますが、彼が集英社の新人漫画賞で、毎回、「アイデア」「ストーリー」は最高評価され、「絵」は最低評価されている人がいて、それがのちの諸星大二郎となったという話を聞いたことがあります。

さもありなんと思う(^^ゞ

漫画の場合「ネーム」と呼ばれるものがあって、この段階では、絵のうまい下手はあまり関係ないはずだと思うんですが、なぜか「絵だけで乗り切ってるなぁ」と感じてしまうものが結構あるのはなんでなんでしょうか。

それで私は「漫画」と聞くと、思わず身構えてしまうのでございます。


さて。
漫画の場合は、「ストーリー」「ストーリー運び」「絵」という少なくとも三つの要素が必要だと思うのですが、それはどんなメディアでも同じだと思うんですよ。

たとえばライターの場合は、「読みやすい文章」「知識(好奇心)」かと思います。
たとえば、取材の際、取材対照の話にどれだけ興味を持てるか、そしてそれを補てんする下知識があるか、で、読者へのアピールはかなり違ってくると思うんですよ。
普段から、いろいろなものに好奇心をもって調べておくという作業は、結構大事か、と。

小説家さんの場合は、「読みやすい文章」「ストーリー創出力」「ストーリーテリングのうまさ」なんでしょうか?

……ね?
気づきません?

どれかが非常に優れてても、どれかが欠落している「プロ」も結構いてはりませんか?

小説家の場合、ストーリーには好き嫌いがありますよね。
私がすごく印象に残ってる言葉に、「額縁だけあって、絵が入っていないような小説」という小説評があります。
サマセット・モームの「人間的要素」という小説の中にあるセリフです。

短大時代、英文で読まされたので、正しく理解しているかどうか自信がありません(^^ゞ
ただこの言葉は、サマセット・モーム自身の思いが表れているんでしょうね。

「雰囲気だけはある。でも中身がない小説が多すぎる!」
って。

この言葉を聞いたとき、真っ先に浮かんだのが、キャサリン・マンスフィールドだったんですが……(^^ゞ
彼女の作品は、好きだという人はものすっごく好きだと思う。
そして私はそうでもありません(笑)
わかりやすいものの方が好き。

ただ、彼女の小説を「中身がない」と言うのは間違いだろうと今は思います。
彼女には伝えたいメッセージがあり、それをするために絶妙な場面を切り取り、表現しておられるのでしょうから。

要は好き嫌いなんですよね。

でも、ストーリー云々以前に、文章下手すぎなんじゃ!!(←ほんと失礼なこと言ってすいません)
……と言いたくなる作家さんも……いてはると思うんすわ(>_<)

漫画の場合は、ストーリーとストーリーテリングさえよければ、絵が下手でも全然平気なんですけど、小説の場合、文章下手だと読めません(^^ゞ
これも好みの問題っすね。

なんかこう、そういうことを考えると、世の中っていろんな要素でできあがってるんだと思いますね(笑)

昨日、「帝都妖怪新聞」なる本を読みました。
つまり、主に明治時代、新聞に掲載された妖怪話を集めたものです。

たとえば、「○○村の△△の内儀が、狐に憑かれた」なんて話が載ってるんですけど、面白いのは、
「でもたぶん、これは神経症のなせるものだろう。この科学の世に、ばかばかしい」
と結論づけられているものがほとんどだということです。

文明開化の世に妖怪だとかお化けなんてことを信じてたら恥ずかしいという、記者の思いがひしひしと伝わってくるんですよ(笑)

でも、この時代よりさらに科学が発達した現代の人間なら、「科学は万能じゃない」という意識も強く持っていることでしょう。

以前も書きましたが、動物科学の分野では、まだ、「人間以外の動物には感情なんかない」という意見が主流のようです。
悲しいとかうれしいという感情はなく、生き延びるために本能的に行動しているだけだ、と。
でも、エラそうな学者さんがなんと言おうが、動物を飼ってる人間なら、「感情ないわけないやろ」と思うでしょ?

私もそう思います。

でもそれを証明しろと言われたら、
「直感的かつ本能的にわかるだけだ」
としか説明しようがない(^^ゞ

ただ、この「直感的かつ本能的」が科学を凌駕することだって、往々にしてあると思うんだな。

とまぁ、ここまでダラダラ書いてきて、
「だから、すべての要素を無視することなく大事に扱うべし」
なんて凡庸な結論に達する私って、文章下手(^^ゞ?

……どうしましょ(笑)
スポンサーサイト
プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
カレンダー
07 | 2012/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。