右脳と左脳
昨日はカメラ教室でした。
……とは言っても、「実験的なもの」なんですけどね。
先日行われたフリーランスの集まりで、一人のカメラマンさんに、自分の写真を見せ、
「どうですか?」
と意見を求めたところ、後日、
「カメラ教室を開くつもりでいるんですが、どういう風に教室を進めるかなど試行錯誤の段階なので、モニターやりませんか?」
と声をかけてもろたんです。
ラッキー。
やっぱりプロに教えてもらうと全然ちゃいますからねぇ……。
と言いつつ、自分の仕事の方は、誰からも教わらずにここまで来ちまいましたが(^^ゞ
昨日教えてもらった内容は、おおまかにいえば、「カメラの仕組み」「ピント」「被写界深度」についてです。
自分では、そのどれも、ある程度理解してたつもりでしたが、実際にカメラを使って教えてもらうと、納得のできかたが随分ちゃうんですよ~これが。
面白い。
カメラの仕組みは、ピンホールカメラからですね、やっぱり。
「ピンホール」を「レンズ」に変えたことにより、取り込める光の量が格段に増え、撮影に時間がかからなくなったこと、その代わり、「ピントを合わせる」という作業が発生してしまったこと。
考えてみたら当然のことなんだけど、改めて認識。
そして、ピンホールカメラのことを考えれば、「被写界深度」のことも理解しやすいんです。
が、これはまた後ほど。
ピント合わせについては、
「レンズ」「結像面」と平行に、ピントが合う面がある……ということを意識しろと教わりました。
……なんのこっちゃらわからん?
「結像面」ってのはつまり、所謂、CCDとかですね。
普通のカメラならば、レンズと平行になってるので、とりあえず、レンズと平行でかつ面状に、「ピントが合う領域」があると考えれば良いと思います。
これも、当然わかってたことではあるんですが、改めて言われると、意外と意識してなかったことに気付きますですわ。
なるほどね……。
「面状」っていう考え方は、ちょっとした目からウロコでした。
で、被写界深度。
この言葉を聞いたことがある人は、ある程度、写真の知識がある人だと思います。
私は昨日まで、「被写体深度」と勘違いしてた(笑)
つまり、凹凸のある被写体を撮影する際、ピントが合っていない部分がどれだけボケているか~……ということを表す言葉だと考えればいいです(←大雑把すぎ?)
中心だけバッチリ写っていて、周囲はぼ~んやり……っていう写真がありますよね。
例えば、こんなん↓
これは、ピントの合う範囲が狭いわけですね。
だから、「被写界深度が浅い」と表現します。
関係ありませんが、最近、料理写真でもこういうのが増えてません?
中心の皿はピントバッチリなのに、周囲がぼやけてる。
周囲の料理がよくわからん。
読者にしてみたら、すべての料理をしっかり見せて欲しいのに、すっげぇ不親切だと思う。
……という話を先生にしたら、
「カメラマンは料理紹介するときにそういう写真を撮りたいわけじゃないんだけど、仕事をする際、どういう場面で使う写真なのか説明してもらえないことがものすごく多い。周囲をぼやかした料理写真は、『ムードを伝えたい』というときに撮るんだけど、それを料理紹介のコマに使われたりするんだよね~」
と言うてはりました。
なるほどね……。
そういう「情報の不足」は、私もよくわかります、ハイ。
閑話休題。
反対に、後ろまでくっきりな写真は、「被写界深度が深い」と言いますね。
この被写界深度をどうやって調節するかと言うと、「絞り」なんです。
絞れば絞るほど、光の方向は一定に近づきますよね。
だから、ボケにくくなる。
これは、ピンホールカメラの穴が小さければ小さいほど、くっきり鮮明に写るということに通じる……と考えたら、むちゃくちゃ理解しやすい(私はね)。
こういうようなことをですね。
実際にカメラといろいろなレンズを使って、見せていただきました。
そういったことを体感すると、納得でき方がかなり違います。
先生は、「理屈で説明するのでなく、実際に見てもらって体で覚えてもらうのが一番」と考えてはるみたいです。
が。
私はむちゃくちゃ理屈っぽい人間なんですよね。
「え~?!そうですくわぁあ?私はなんでそうなるかわからなかったら納得できませんよ~~~~~~」
と言うたら、困った表情をされました(笑)
なので、教えてもらったことを、私がまとめることに。
教室を開く際、生徒さんに配るテキストになればいいかな~と思ったんですが……。
これが難しい(^^ゞ
どうしても、固い言い方になってしまう。
例えば、
「結像面には、撮影した対象が、点対称となって写る」
こういう言葉に慣れている人ならば、
「そりゃそうやろ」
とすぐ理解できると思うんですけどね……。
生徒さんは、普通のおばちゃんも多くなりそうだとのこと。
こういう言葉を聞いただけでアレルギー反応を起こす可能性もあるとかなんとか(^^ゞ
う~ん。
なのでまぁ、テキストは補助として使うということにして、とりあえず配ればいいんじゃないかなとも思ってます。
私みたいな人間は、こういうテキストをもらって、そこに自分なりの理解を書きこむという形がなければ、理解度が低いですからねぇ。
不特定多数の人に教えるなら、「右脳的アプローチ」「左脳的アプローチ」の両方があった方がいいよね?
どうかなぁ(^^ゞ
私は昨日、実際にいろいろ見せていただいて、右脳的に理解した後、自分の言葉でテキストを作り、左脳的に理解したんで、かなり身についたと思う。
……多分(^^ゞ
最後に先生から、
「とにかく、露出をいろいろ変えて、写真を撮りまくってきなさい」
という宿題をもらったんで、近いうちに花でもなんでも撮ってきます。
先生曰く、
「新しいレンズを買ったら、露出はもちろん、ピントやら、何やら変えてとにかく撮りまくり、そのレンズのクセを体に叩き込む」
んだそうですわ。
「だってそうしとかないと、現場で動けないでしょ?」
なんだって。
プロってそういうもんなんですね。
私の仕事は機械を使わないもんね。
とすると、いろいろなものをいろいろに表現してみたり、いろいろな言葉を使ってみたりすることが重要なのかもね。
頑張ろ。
絞りを変えて撮影する方は、近いうちに。
もうすぐ旦那の仕事もひと段落なので、どっかへ行って撮ってきたいと思いま~す♪
……とは言っても、「実験的なもの」なんですけどね。
先日行われたフリーランスの集まりで、一人のカメラマンさんに、自分の写真を見せ、
「どうですか?」
と意見を求めたところ、後日、
「カメラ教室を開くつもりでいるんですが、どういう風に教室を進めるかなど試行錯誤の段階なので、モニターやりませんか?」
と声をかけてもろたんです。
ラッキー。
やっぱりプロに教えてもらうと全然ちゃいますからねぇ……。
と言いつつ、自分の仕事の方は、誰からも教わらずにここまで来ちまいましたが(^^ゞ
昨日教えてもらった内容は、おおまかにいえば、「カメラの仕組み」「ピント」「被写界深度」についてです。
自分では、そのどれも、ある程度理解してたつもりでしたが、実際にカメラを使って教えてもらうと、納得のできかたが随分ちゃうんですよ~これが。
面白い。
カメラの仕組みは、ピンホールカメラからですね、やっぱり。
「ピンホール」を「レンズ」に変えたことにより、取り込める光の量が格段に増え、撮影に時間がかからなくなったこと、その代わり、「ピントを合わせる」という作業が発生してしまったこと。
考えてみたら当然のことなんだけど、改めて認識。
そして、ピンホールカメラのことを考えれば、「被写界深度」のことも理解しやすいんです。
が、これはまた後ほど。
ピント合わせについては、
「レンズ」「結像面」と平行に、ピントが合う面がある……ということを意識しろと教わりました。
……なんのこっちゃらわからん?
「結像面」ってのはつまり、所謂、CCDとかですね。
普通のカメラならば、レンズと平行になってるので、とりあえず、レンズと平行でかつ面状に、「ピントが合う領域」があると考えれば良いと思います。
これも、当然わかってたことではあるんですが、改めて言われると、意外と意識してなかったことに気付きますですわ。
なるほどね……。
「面状」っていう考え方は、ちょっとした目からウロコでした。
で、被写界深度。
この言葉を聞いたことがある人は、ある程度、写真の知識がある人だと思います。
私は昨日まで、「被写体深度」と勘違いしてた(笑)
つまり、凹凸のある被写体を撮影する際、ピントが合っていない部分がどれだけボケているか~……ということを表す言葉だと考えればいいです(←大雑把すぎ?)
中心だけバッチリ写っていて、周囲はぼ~んやり……っていう写真がありますよね。
例えば、こんなん↓
これは、ピントの合う範囲が狭いわけですね。
だから、「被写界深度が浅い」と表現します。
関係ありませんが、最近、料理写真でもこういうのが増えてません?
中心の皿はピントバッチリなのに、周囲がぼやけてる。
周囲の料理がよくわからん。
読者にしてみたら、すべての料理をしっかり見せて欲しいのに、すっげぇ不親切だと思う。
……という話を先生にしたら、
「カメラマンは料理紹介するときにそういう写真を撮りたいわけじゃないんだけど、仕事をする際、どういう場面で使う写真なのか説明してもらえないことがものすごく多い。周囲をぼやかした料理写真は、『ムードを伝えたい』というときに撮るんだけど、それを料理紹介のコマに使われたりするんだよね~」
と言うてはりました。
なるほどね……。
そういう「情報の不足」は、私もよくわかります、ハイ。
閑話休題。
反対に、後ろまでくっきりな写真は、「被写界深度が深い」と言いますね。
この被写界深度をどうやって調節するかと言うと、「絞り」なんです。
絞れば絞るほど、光の方向は一定に近づきますよね。
だから、ボケにくくなる。
これは、ピンホールカメラの穴が小さければ小さいほど、くっきり鮮明に写るということに通じる……と考えたら、むちゃくちゃ理解しやすい(私はね)。
こういうようなことをですね。
実際にカメラといろいろなレンズを使って、見せていただきました。
そういったことを体感すると、納得でき方がかなり違います。
先生は、「理屈で説明するのでなく、実際に見てもらって体で覚えてもらうのが一番」と考えてはるみたいです。
が。
私はむちゃくちゃ理屈っぽい人間なんですよね。
「え~?!そうですくわぁあ?私はなんでそうなるかわからなかったら納得できませんよ~~~~~~」
と言うたら、困った表情をされました(笑)
なので、教えてもらったことを、私がまとめることに。
教室を開く際、生徒さんに配るテキストになればいいかな~と思ったんですが……。
これが難しい(^^ゞ
どうしても、固い言い方になってしまう。
例えば、
「結像面には、撮影した対象が、点対称となって写る」
こういう言葉に慣れている人ならば、
「そりゃそうやろ」
とすぐ理解できると思うんですけどね……。
生徒さんは、普通のおばちゃんも多くなりそうだとのこと。
こういう言葉を聞いただけでアレルギー反応を起こす可能性もあるとかなんとか(^^ゞ
う~ん。
なのでまぁ、テキストは補助として使うということにして、とりあえず配ればいいんじゃないかなとも思ってます。
私みたいな人間は、こういうテキストをもらって、そこに自分なりの理解を書きこむという形がなければ、理解度が低いですからねぇ。
不特定多数の人に教えるなら、「右脳的アプローチ」「左脳的アプローチ」の両方があった方がいいよね?
どうかなぁ(^^ゞ
私は昨日、実際にいろいろ見せていただいて、右脳的に理解した後、自分の言葉でテキストを作り、左脳的に理解したんで、かなり身についたと思う。
……多分(^^ゞ
最後に先生から、
「とにかく、露出をいろいろ変えて、写真を撮りまくってきなさい」
という宿題をもらったんで、近いうちに花でもなんでも撮ってきます。
先生曰く、
「新しいレンズを買ったら、露出はもちろん、ピントやら、何やら変えてとにかく撮りまくり、そのレンズのクセを体に叩き込む」
んだそうですわ。
「だってそうしとかないと、現場で動けないでしょ?」
なんだって。
プロってそういうもんなんですね。
私の仕事は機械を使わないもんね。
とすると、いろいろなものをいろいろに表現してみたり、いろいろな言葉を使ってみたりすることが重要なのかもね。
頑張ろ。
絞りを変えて撮影する方は、近いうちに。
もうすぐ旦那の仕事もひと段落なので、どっかへ行って撮ってきたいと思いま~す♪
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