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パワースポット

以前、ある神社の宮司さんが、
「テレビ局から『取材させてください』と連絡が入ったので、神社のご由緒や歴史についてかと思ったら、『パワースポットとして紹介したいので、パワーのある地点を教えて欲しい』と言われたんで断りましたよ~」
と、ほとほと困った表情で言うてはりました。

そのときは、「へぇ~」と思ったぐらいなんですが、その後本屋さんへ行ってびっくり。
「パワースポット特集」の本が集められたコーナーができてました。

流行ってるんですかね(^^ゞ

そういや私も、
「住吉大社に参拝したいので教えて欲しい」
というメールを、知らない方からいただきました。

なので、「この神社の創始はどうたら、ご祭神がどうたら」という返信を送りましたら、
「そんなことはどうでもいいんです。住吉大社は○原○之さんがお薦めしてたスポットなんで行きたいだけなんです。だから、どの場所が一番パワーに満ちているか教えて欲しいんです」
だって(^^ゞ

「知りません」

と返事しましたが(^^ゞ

流行ってるんですかねぇ。
パワーうんたら(^^ゞ

うちの旦那は車の運転がうまいんで、どんな場所にも連れていってくれるってことで、適当に山や川や海をぶらついていると、
「うわぁ、なんていい場所なんだろう」
って思うようなところは確かにあります。

あるけども、そういうのが「パワー」なんでしょうか?

多分、地球のどの場所も、ひとしくパワーを放出しているのだろうと思うんですよね。
ただ、それを人間が感じ取り易いか、感じ取りにくいかの違いじゃないか、と。

「お腐れ様」も、洗い流せば「尊い神」であることがわかるように。
多分、大和川も淀川も、パワースポットとしては優れた場所だったんじゃないかなぁ。
ならばそれを、「お腐れ様」から「尊い神」に戻すことを考える方が、「パワースポット巡り」より意味のあることのような気がするんだけども。

例えば、「あぁ、なんだかすごく力を感じるお社だな」と感じる神社って、氏子さんや神職さんが心を籠めて、毎日境内を清めておられたりします。
パワーがあるから、氏子さんたちがその神社を大切にするんじゃなく、氏子さんたちが大切にしているから、そのお社にパワーがあるんだと思うんですね。

ならば、自分の身近な場所を、「パワーのある場所」にした方がいいのにね(^^ゞ
どうも「パワースポット巡り」っていう発想が、「お安い」と感じて仕方ないんですが……。

とはいえ、私にとっても、「ここへ行くと元気がでる場所」はいくつかあります。

鮎の塩焼き屋台とか、おいしいカキフライを出してくれるトンカツ屋さんとか、おいしいカレーの店とか(笑)
あと、野鳥の多い公園もそうですね。
そしてもちろん、大自然の中にも、心が震える場所はあります。

だけど、私の「パワースポット」は、本に載るような場所じゃないなぁ(^^ゞ


さて。
昨日はまず、おとといに引き続き、バンの観察へ向かいました。

が、姿は見えず。
昼間は木陰に引っ込んでるのかも。

この池のほとりには小山があって、鷺たちの巣になっています。

0814okuda_5.jpg

鷺ってなんであんなに群れるんでしょうね?

うちの近所の古墳は、アオサギの寝床になっているようで、朝や晩には
「ギャァ」
という声で満ち溢れます。

アオサギは夜行性ではなく、夜は寝静まるはずなんですが、きゃつらよっぽど元気が有り余ってるんでしょう。
かなりおそくまで騒いでおります。

っるせぇよ(笑)

ここの小山の中でも、鷺たちが追いかけっこをしているようで、かなりわさわさ音がしています。

0814okuda_2.jpg

首の長いスラリとした姿は美しいと思うんだけど……。
鳴き声がもう少し清らかだったらねぇ(^^ゞ

バンの親子もこの林の中に潜んでるんだろうなと思うんですが、姿は確認できず。
あきらめて帰ろうとしたとき……。

「あれ?バン?!」
池の柵のあたりにく巣らしきものを作って座り込んでいるバンを見つけました。

0814okuda_1.jpg

バンは用心深い鳥として知られていますよね。
ついつい大声を出してしまったので、柵の中に逃げ込んじゃいました。ごめん(^^ゞ
せっかくなので巣を観察したのですが、卵がうみつけられている様子はありません。

0814okuda_3.jpg

親鳥(?)も、巣を気にする様子を見せず、蓮の中をウロチョロ泳いでます。

0814okuda_4.jpg

しっかし(^^ゞ
この場所、岸からすごい近いから、人がたくさん通ると思うんだけど……。
落ち着いて抱卵できるのかねぇ。
ちょっと心配。

でもまた様子を見に来ようと思います。
脅かさないようにね(^^ゞ

前の巣が水没したことから学んだのか、今度は水面よりかなり高いところに営巣してますね。
今度は平穏のうちに子育てまで完了しますように。

私たちがいつまでもそこにいると、バンが落ち着かなかろう……と、そこを立ち、昼ごはん、そしてその後は桜井の方面に向かいました。

私がご朱印を集め始めたので、
「それならまず法起院に行かな」
と旦那が主張したんですわ。

法起院は、徳道上人が創立したお寺なのですが、徳道上人は、西国三十三ヵ所を定めた方ですよね。

伝説では、徳道上人は一度亡くなったとされます。
しかし、閻魔大王から、

「最近さ~、地獄に来るやつが多くて大変なのよ~。猫の手も借りたいくらい。なんとかしてくんないかなぁ。
そうそう。観音様の霊場を33か所周ったら罪が消えて極楽に行けるって言うじゃない?
徳道ちゃんさ~、その33か所の霊場を決めて、そこを周るようにたくさんの人に薦めてくんないかな~。
ね、お願い、ね、ね!!」

と頼まれるんですねぇ。
いやはや、閻魔様もよっぽど困っておられたと見える。

で、徳道上人は息を吹き返し、33の霊場を定めたのでありました。

それが、西国三十三ヵ所なわけです。

法起院は、徳道上人が、「よし、霊場を決めるぞ」という志を起こした場所だとされておりまして、だからこそ、西国三十三ヵ所巡りをする人は、まず最初にこのお寺に参詣すべきだと旦那が主張するわけなんですね。

ですからこの寺院のご本尊は観音様ではなく、徳道上人の像なのだそうで。
「三十三か所」には入らず、「番外」となってます。

旦那の主張を受けて、まずここへ参拝。
その後長谷寺へ向かいます。

旦那は「長谷寺にはもう納経した」とのことなんで、私一人で入山。
旦那もご朱印帳を持っているらしいんですが、どこへ行ったかわからないんですよ、今(^^ゞ
困ったやつ。

長谷寺の境内は結構広いです。
山門から本堂までの階段は、399段っていうから、
「さほど広くないんじゃないの?」
って思うでしょ?

違うんです。
段のひとつひとつがかなり広いの(^^ゞ
だから、400段弱とはいえ、かなり長い階段になってしまいます。

段差は低いし、歩幅に合わないんで、すごい登りづらい(T_T)

とはいえ、段差があまりないので、体力はほとんど消耗しません(でもしんどいと言う人もおられるようなので、参詣の予定で体力に自信のない方は、普段から階段を使うなどして準備しておくのが良いかも)。
でも、汗は出ます(^^ゞ

本堂へついたときには顔中汗まみれっすわ~(>_<)

そしたらなぜかタイミング良く、激しい雨が降り出したんで、「雨に濡れた顔を拭く人たち」にまぎれることができました(笑)
「いやん雨に濡れちゃったわ」なフリをして汗を拭き、本堂へ。

ここでびっくりしたのがですね。
若いお兄ちゃんお姉ちゃんが多かったことだったんですよ。

もちろん年配の方もおられますが、比率としては、若い人たちの方が多いぐらいかも。

掌をご本尊に向けて、
「すごいパワー!」
とか言うてはる人もいてはりましたんです、ハイ。

長谷寺の観音様のお貌は、私も好きです。
いかにもどっしりとしていて、安定感があります。

そういうのが、「パワー」なのかなぁ?

どうも「パワー」という言葉の意味をはかりかねるんですが、そういうのは個人的な感覚なんでしょうね、多分。

「へぇええええ」
と、半分わかったような気分になりながら階段を降り、すぐに迎えにきてくれた旦那の横に座って、
「ふぅううううううむ」
とうなっちまいました。


パワーって……なんなんですかね(^^ゞ?


確かに、そこに行くと元気がでる場所というのは、私にもあります。
ありますが、それはものすごく「個人的な感覚」な気がするんですよ。
決して、テレビや雑誌で、「ここがパワースポット」と紹介できるようなたぐいのものではないような気が。

自分にとってのパワースポットは、自分の足で探すしかないんじゃないのかなぁ?

……ということで、私は休みのたびに、旦那と一緒にあっちこちへ出かけたいなと思うのであります。
私は旦那と一緒の方が、「パワー」をダイレクトに感じられる気がするんですよね。

でも、旦那はどうなんだろ。
私と一緒に出かけることで、元気になるのかしらん(^^ゞ
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プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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