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先週観た映画「告白」における熱血先生のセリフ
「先生はちゃんと見てるからな」
を思い出しておりました。

「見てるからな」
ってセリフ、私も言われたことがあります。

高校時代、私はひじょうに中途半端な立ち位置におりました。

成績はだいたいずっと中の上って感じ。
でも声がでかいんで、目立つんですよね。
それに「中の上」のくせに、学年で一人だけ満点をとったりするのは、どういったタイミングの悪さなんでしょうか(^^ゞ

そんなこともあって、人前に出ることが多く、結構たくさんの先生や生徒に名前を覚えてもらってたと思います。

学校一「恐ろしい」と思われていたH先生にも、「目をかけられて」おりました(笑)
この先生、数学Bが担当でして、学年で一人だけ満点をとったテストが、この数学Bだったんっすよ(^^ゞ
でも、そんなに熱心に勉強をする気がない私に対して、多少イライラしてはったみたいです。

そして、ある朝、私が制服のカラーをはずしているところに遭遇したんですわ。
理由は忘れたんだけど、通学途中に汚しちゃったんですよね。
で、洗って干してたんです。
でも、どんな理由があっても、これは校則違反。
H先生は怒ります。

そしてそのとき、私はなんだかすごく急いでました。

そういう場合、どうしますか?

相手は学校でも有名な怖く、うるさく、くどい先生です。
自分のやった校則違反は、理由もあるし、些細なこと。
しかも超急いでいます。



はい。



すたこらさっさと逃げました(笑)

「今日の数学Bの授業では大変だろうなぁ」
と思いましたが、背に腹は代えられない程度に急いでたんですよ。

「後で聞きます、後で!!」
といって走り出しました。

幸い、私の全速力にH先生はついてくることができず、廊下の向こうで怒鳴ってはったのを覚えてます。

ところがその日の数学Bの授業ではまったく何も起こらず、
「?????」
て思ってたんですよ。

が、放課後になって、私は呼び出されました。
H先生ではなく、担任の教師から。

この担任。リーダーの教師でしたが、英語の実力がないのは、私の目でさえ明らかでした。
うちの学校は英語教育で有名な学校なのになんでこんな教師が英語を教えているかというと、答えは簡単、父親が学校のエライさんなんですよね。

しかも、言うことが薄っぺらい。
大阪の高校は私立・公立に関わらず、差別に関する授業があるのですが……その歴史や由来などに知識がない人間が何を言っても説得力がありません。
いくら口先できれい事を並べたって、彼自身がその問題に「興味がない」ことはバレバレですから。
なのに熱く語るんだもんなぁ。

「薄っぺらいこと極まりない」
そう思ってました。

結局ね。
学生が一番嫌うのは、「やる気のない先生」なんだと思います。

教える実力があって、知識がある先生であれば、多少きびしかろうが、冷たかろうが、それなりに尊敬するもんじゃないかと思います。

……というわけで、この担任は、クラスのみならず学校中の生徒のほとんどから、大変嫌われていました。
多分、「伝説の教師」レベルの嫌われ方だったと思います。

そんな担任から私は呼び出されましてね。
いきなり、
「誰に何を言われても気にするな!!先生はお前のことを見ているからわかる!お前は本当にいい奴だ!!」
などと言われて、
「見ないでください!!!」
と答えた私が、恩知らずだとも言えないような気がするのでございます。

結局、数Bの先生は、私に言っても無駄と思い、担任を怒鳴りつけにきたようですね(^^ゞ
まぁ、その点に対しては申し訳なかったと思うのですが……。


さて。
実際、この担任教師は私を本当に「見て」たんでしょうか?
見てはなかったと思う。
「見てるつもり」なだけで。

「見る」
ってなんなんだろうかと思うんですよ。

現在、私を一番見ているのは多分、チュリーでしょう。
本を読みながら、ふと籠の方に目をやると、籠の側面にはりついて、
「じと~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ」
と、暑苦しい視線をなげつけてきやがってます。

だからかどうかはわかりませんが、最近ではどうやら、私の足音を聞き分けているらしい様子があります。

掃除中、一階を掃除しているとき、チュリーは大変静かにしています。
しかし、階段の下あたりを通るたび、
「チャ~!!チャ~~!」
と大音声になる。

同じように、私が家を出ていくとき、チュリーは大人しく……というか、恨めしそうにしています。
が、家の前まで帰ってくると、
「ヂャ!ヂャ!!!」
とひどく騒いでいることがしばしば。

だけど、私が調子の悪いときはわかるらしく、騒ぐことはせず、ただただジリジリッと見てくれてます。

「見る」ことと「相手を理解する」ことが、ある程度繋がってるんでしょうね、彼の中では。

だけど、「見る時間」がすなわち「理解の深さ」につながらないこともよくありますやんか。
多分、そういう相手に見られるのを不快と感じてしまうのではないかと思います。

だって、そういう人って、往々にして、「こんだけ見てるんだから、あんたのことを一番わかってるはずだ」みたいな、理解不能なロジックの展開をしはりますやん?


私はここのところ、毎日ベランダで10~30分ほどの時間を使ってしまいます。

今、ベランダには、ガジュマル、大葉、百合、そして10種類ほどの多肉植物があります。

ガジュマルや大葉、百合は毎日水をあげれば良いのですが、多肉はやりすぎるといかん。
湿気すぎるよりは、乾きすぎる方が良いと言われています。

でもね~、多肉の種類によっては、水が少ないと色が悪くなるものもあるんで、乾いてないかどうか確認しないと、しばらく悲しい姿になってしまう。

だから毎朝、ベランダで、土の様子と植物の様子をチェックするわけですわ。

だけどこれがねぇ、ほんま試行錯誤で。

「あぁ~~~~~~~~、やばいっ!!」
となることがたびたびあるんですわ。

そういうときにね、ふと肩を落としてしまうんですよ。

「これで『見てる』って言えるんかいな」
ってね。

いやはや、「見る」ってのは、難しいことだとしみじみ思うのであります。
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プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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Mail:norichan★norichan.jp
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