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IDOL

以前も書きましたが、私は中学生のころ、「ものみの塔」の王国会館に通っておりました。

きっかけは、父方の叔母の影響。
彼女は大病のあと、エホバの証人になりました。

とするとご想像がつくかもしれませんが、叔母の子ども三人は、やっぱりエホバの証人なんですよ。

長女であるいとこは音大を出た後、ピアノの先生をやりながら、外国を転々としてます。
どの国にも信者さんがいてるので、下宿をさせてもらえるみたいですね。
ものっそ真面目な人でね。
多分活動もきちんきちんとこなしてるんじゃないかな。

長男・次男は割合とアバウトな性格で(^^ゞ
結構、規則を破ってるらしいとからしくないとか聞きました(笑)

エホバの証人は、聖書の「原理主義」的な考え方をしぃはりますよね。
すべてが聖書に集約されてるって感じ。

彼らの特徴として、「輸血拒否」「授業において格闘技には絶対参加しない」などが有名ですが、私が会館に通ってたとき、一番しんどいなと思ったのは、「偶像崇拝の禁止」でした。

それはいとこ(長女)のこの言葉からも感じられるかもしれません。

「のりこちゃん、IDOLっていうのは偶像の意味なんだよ?だからアイドルのファンになるのは偶像崇拝と同じだよ」

あぁ、しんど(^^ゞ

当時私が誰のファンだったかはっきり覚えてませんが、ちょっと前までたのきんのマッチが好きだったため、なんとなく責められているような気になっちゃいました。

でもさでもさ。
エホバにしても、アッラーにしてもさ。
「エホバ」という名前や、「アッラー」という名前がもう、「偶像」じゃないかなぁなんて思うんですよ。

「エホバ」じゃなく、人間が作った「エホバ」という存在、その名を崇拝してるんじゃないのん?
などと言いたくもなります。

人間ってのは、自分たちを作り出した力に、自分たちを守っている力に、なにかしら具体性を持たせたい生き物なんじゃないかと思うんですよ。
ただ「そこに存在しぃはる」ではなんとなく頼りない気がしてしまうっていうかさ。

だから、聖書でも、
「エホバはこんなことをされた、こんなことを言われた」
なんて、人間の言葉で語ろうとするわけなんじゃないのかな。

神の文法と人間の文法は違うと思うんだけどな。

そんなことを考えたら、偶像を作り、そこに神を観ようとする宗教観も「アリ」じゃないかなぁなんて思ったりします。

古代日本人は、海や山や巨石……大いなる自然に神を見、畏怖しつつ崇拝しましたが、それってすごく自然なことだと思います。

そして、時代がくだり、今私たちは、山や岩などの自然だけでなく、鏡やら玉やら、あるいは漂着した木切れやらを、「ご神体」と呼んで拝んでいるということになるのでしょうが。
それは「偶像崇拝」になるんでしょうか?


遠距離恋愛の恋人同士がさ。
「これを私だと思って大事にしてくれる?」
という感覚。
これって、私はすっごく可愛らしいことだと思うんです。

「ご神体」や「仏像」を拝むのってそれとすごく似てませんか?

偶像崇拝をダメっていう感覚って、なんかすごく頑なだと感じるなぁ。

なんてことをね。
「イースター島完全ガイド」
を読みながら考えていたのでした。

イースター島のモアイがなんなのかは多分諸説あるという状況でしょうが、島を守る守り神であろうという説が一番強力であろうと思います。

モアイは有力な先祖を模して作られ、アフと呼ばれる祭壇の上に祀られたとする説ですね。

現存するモアイのほとんどには目がありませんが、モアイが作られた当時には、サンゴと赤い石で作られた目があったそうです。
モアイ像は目が入ることにより「マナ(精霊の力)」が宿るとされてたんだとか。

だから、後世部族間の戦争が盛んになったとき、人々は真っ先に、敵のモアイの目を壊したんですね。
そうすればモアイはもう、なんの力も持たなくなるわけですから。

そういう感性を否定できないなぁ、私。
っていうか、そういう感覚はすごく「肌に合う」と思います。

形を作って、そこに力のある魂・精霊・ご先祖を召喚し、祀る……。

ごくごく自然な感覚じゃないかな~なんて思うのでございます。

モアイに対する信仰が衰退した後、イースター島では、「鳥人」の儀式が始まったそうな。
それは、軍艦鳥を、創造神「マケマケ」の化身と見、軍艦鳥の最初の卵を手に入れようとする儀式なわけですが。

軍艦鳥は、イースター島から少し離れたモツ・ヌイと呼ばれる小島に営巣し、卵を産みました。
そしてモツ・ヌイへの海路は波が厳しく、鮫も多いってことで、ある種の「隔て」があったわけですよね。

つまり、神に近づくためには試練が必要だという感覚があったんだろうと思いますが、それってすごく自然よね?
この場合、「軍艦鳥」は「偶像」的な存在じゃないでしょうか。

なんていうかかんていうか(笑)

「偶像崇拝」
ってすごく人間らしい信仰の形じゃないかな~~~~~~~などと思ったのでした。
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プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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