FC2ブログ

月と太陽

太陽と月、どちらが大事ですか?

……こう聞かれたら、現代人の多くは、
「どっちも大事だけど、どちらがより大事かと言えば太陽じゃないかな」
と答えると思います。

ハウステンボスに「もしも月がなかったら」というパビリオンがありました。
もともとは愛知万博で発表されたものみたいですが……。

それによれば、月の引力は地球に大きな恩恵と安全を与えてくれているとのこと。

自転軸の安定や、ちょうど良い自転速度は月があるからこそのことだそうな。

それになにより、夜の闇の中で、月の灯りがどれほど私たちを安心させ、そしてまた癒してくれるか。
中学生のころ、家族でキャンプに出かけたとき、月が隠れている間は本当の真っ暗闇でした。
ほんと、自分の手が見えないほどの闇。

雨が止み、雲が切れ、月が顔を出したときの安心感。
あれは忘れられません。

でも、太陽はもっと根源的な存在です。
太陽がなければ、地球上のエネルギーはあっという間に枯渇してしまうでしょう。
地球の温度は下がり、水は凍り、作物は枯れはて……。
人間が生きていくことはどうしたって無理な環境になってしまうに違いありません。

ですから、「どちらかを選ばなくちゃいけないならば太陽」ってなると思うんですよね。
科学的な知識があれば、やっぱりそうなっちゃうと思う。

でも、昔の人たちはどうでしょう?
知識がなければ?

……それはもう、いろいろな考え方があるだろうと思います。

日本神話においては、天照大神と月読命、そして素戔鳴尊は、「三貴神」と呼ばれますが、その中でも天照大神は別格でしょう。

記紀神話の中で、月読命はほとんど言及されていません。

とはいえ、研究者の中には、これは「月読命を奉祀していた部族が、朝廷とあまり相容れなかった」ことが原因だと考える方もおられるようです。
とすれば、日本の古代民族の中には、月こそが一番大切な天体であると考える部族がいたということにもなる……かもしれません。

古代、広い大西洋を旅して、日本にたどり着いたと言われる縄文人にとって、太陽・月、そして星という天体は、どれもひとしく大切な存在だったと思います。
磁石を持たない人たちは、これらがなければ、方位を知ることはできなかったでしょうから。

もしかしたら海洋民族にとってはむしろ、太陽より月や星の方がありがたい存在だったかも。

なにしろ太陽は熱いっすからね(笑)
夜になればほっとしたかもしれません。

昼間の太陽は、だいたいどこらへんにあるかわかりますが、夜の月は、雲に隠れてしまえばどこにあるのかさっぱりわかりません。
そういう意味では、太陽が空にあるよりも、月が顔を出していることの方が重要事項であったかも。

……そんなことを考えたりします。

くわしいことはわからないのですが、韓国人の後輩から、
「韓国では兄と妹が、それぞれ月と太陽になったという話がある」
と教えてもらったことがあります。

なんでも、原初の兄と妹がいたという話です。
どちらかが月、どちらかが太陽にならなければならないという話になったとき、妹は、
「顔をじろじろ見られるのはいやだわ」
と太陽になることを希望するんだそうな。

これはなかなか面白い発想ですよね。
確かに太陽をじろじろ見る人はあんまりいませんから。
それに比べて月はそりゃもうじろじろと(笑)

この話の場合、太陽も月も等価に見られているような気がします。

ギリシャ神話でも、アポロとディアナのどちらが重要神かと言われると、どちらとも決め難いような。
最高神は雷を武器とする全能の神・ゼウスですしね。

さてさて。
昨日、「古代マヤ・アステカ不可思議大全」という本が届きまして、読んでたんですが、マヤの神話でも……面白いんですよ。

マヤにおける神の時代、フンアンプーと、イシュバランケーという英雄兄弟が存在します。
彼らは、悪神を退治し、この世を安定させ、死者の国とこの世の区別をつけます。
そして最終的に、フンアンプーが月に、イシュバランケーが太陽になるんですね。

ちなみに、フンアンプーは「漁師」の意味。
イシュバランケーは「小さいジャガー」の意味だとか。

ここでも、海の民が月を大切にしていたことがうかがえる……かも??

マヤ神話は「ポポル・ヴフ」という集大成が存在するようですが、中央公論から出てる日本語訳は今絶版中みたい(^^ゞ
まぁ多分、多分、多分、たぶん……そのまま絶版にはしないと思うので、再版を待とうと思ってますが……。
去年「2012」が大ヒットしたんじゃなかったっけ?
そのときが再版のチャンスだったんじゃないのかなぁ。
それとも映画の大ヒットを受けて、売り切れちゃったとか?

まぁ、マヤには行く予定が今のところむわったくないんで、そのうちに。

そうそう。
リグ・ヴェーダ賛歌では、太陽(昼の女神)よりも月(夜の女神)の方が、愛されているようでした。
夜の女神は人々を癒すためにやってくるのです。

眠りと闇によって。
たぶん。

また、戦闘に明け暮れた部族にとって、闇は敵だったでしょうね。
そんな中、月はひじょうに大切な存在だったはず。

とはいえ、月を「闇を照らす光明」と見るか、「夜の象徴」と見るかで考え方は違ってきそう。

フランス語で「月」は「ルナ」ですが、ルナって言葉にはあんまり良い意味がないみたいですもんね(^^ゞ
「ルナティック」と言えば、精神錯乱のことだそうで。

また、ギリシャ神話のヘカテも、暗いイメージがつきまといます。
彼女は月の支配者であり、また冥府の女王でもあると考えられているんですよね。
そうそう、魔術の女神でもあったはず。

冥府の王といえばハデスでしょ!……と言われる方も多いと思いますが(^^ゞ
ギリシャだって、いろいろな部族がいたわけで、それぞれの部族が冥府の神やらなんやらを想像してたでしょうから、一柱だけじゃないのでございます。
月の女神もディアナでもあり、ヘカテでもあり。
太陽神はアポロでもあり、ヘリオスともされますよね。

ま、神話があんまりにも統一されてしまったら、なんか不気味っすわ。
宗教色が濃くなりすぎちゃう気がする……ってまぁ、神話は宗教と無関係ではありませんけども。

だけども、「満月」に、明るいイメージを持つ人たちもいるでしょう。

証城寺の狸は、月夜になると腹鼓を打ったらしいですが……。
狸が陰気に腹鼓を打ってる姿って、なんか想像しづらいでしょ(笑)?
多分、そりゃぁ楽しそうにお腹をポンポコさしてたんじゃないでしょうか。

月の兎だって、めでたいから餅をつくんですよね?

だからなんだというわけじゃありませんが。

月と太陽をどのように見るか……。
ここにはすごく大きな民族性が表れるような気がしたのでございます。

ただそれだけなんですけどね(笑)

今朝は、鍋を磨いてたら、あっという間に時間が経っちゃいました(^^ゞ
いや~、ちょっと前にさんまのかばやきを作ったら焦げちゃって(>_<)
どうしてもとれないんでしばらく放置してたんですが、こないだテレビで塩水を入れて熱するとはがれるってやってたんで、試したんですよ。

おかげさんで、スッキリサッパリ綺麗にはなりませんでしたが、かなり綺麗になりました。
あぁ気持ち良いこと。

ってことで、今日もスッキリいきましょう!!!!!
スポンサーサイト



プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
カレンダー
04 | 2010/05 | 06
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -