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インスパイア

昨日、一番気になったニュースは、これでした↓↓↓
「アルプスの少女ハイジ」原作に盗作?疑惑

私は、「アルプスの少女ハイジ」は、アニメで見ただけで、原作を読んだことがないし、ドイツ語の「アデレード」とどれだけストーリーが似てるかわからないんで、なんとも言えませんが……。

「神話は崩壊した」
と言われるところを見ると、「ハイジ」はスイスの人たちに大変愛されるキャラクターなんですね。

で、これを調べてて初めて知ったんですが、「それからのハイジ」は、別の作者の手による続編だったんですね。
知りませんでした。

小学校のときに「それからのハイジ」だけは読んだんですよ。
ペーターとの恋愛要素が入ってくるんですが、ハイジのキャラクターが、なんかこう、「アルプスの」と違うような気がしてました。
作者が違ったからなのかなぁ?
どうなんだろ。

違う作者が、「ハイジ」の続編を書くのは、「オマージュ」ってことになるんでしょうか?
少なくとも、「盗作」とは呼ばれないですよね。

しかし、盗作と、「インスパイア」「オマージュ」とはどこでどう線引きをするんだろうといつも思います。

例えば、「アホの坂田」のテーマ曲は、「メキシカン・ハット・ダンス」とそっくりだというのは結構知られてますよね。

特に大阪では、「探偵ナイトスクープ」でとりあげられたんで、知ってる人が多いと思います。

「アホの坂田のテーマ」の作曲家であるキダ・タローは、
「盗作じゃなくて引用だ!」
と言い張ってはりましたが(^^ゞ



確かに、小説の世界では、古典を下敷きにした小説ってのも結構ありますよね。

芥川龍之介の「藪の中」が、今昔にある「大江山」を下敷きにしているのは有名な話でしょう。
谷崎の「少将滋美紀の母」も、藤原時平による、妻強奪事件を下敷きにしてるし。

ハイジは、「下敷きにした」のとは違うのかなぁ?
なんとなく、「神話は崩壊した」などという騒ぎ方が、奇妙な気がしてしまいます。

フレーズの盗作の問題も難しいものがありますよね。

槇原敬之による、松本零士のフレーズ盗作事件も、結局槇原氏の勝利になりました。

実際は槇原敬之が、松本氏のフレーズをどこかで聞いて、それを使った可能性もないとは言えないと思うんですけどね。
でもそれを「盗作」というのには、なんとなく違和感がありました。

とはいえ、「表現」というのは個性じゃないですか。
誰かに、明らかに真似をされるのは、場合によっては少し不快感があるかもしれないなとも思うんですよね。

以前、ある人と一緒に出かけ、それをブログに書いたことがあります。
そのときに、私が使った、あるフレーズ。
それは、特段凝ったものではなかったけども、私個人的には「創作したつもり」の表現だったんですよね。

いや、「創作」とは違うな。
なんてんだろ。
表現には「気付き」が必要ですよね。
その「気付き」というものは、個性だと思うんですよ。

同じものを見ても、「気付く人」もいれば、「気付かない人」もいる。
何に気付いて、何に気付かないかは、個性じゃないですか。

で、その一緒に出かけた人が、ブログを見て、そのフレーズについて、
「ほんとその通りだよね!!」
とコメントをくださり、その直後……。

自分のブログでまったく同じフレーズを使ってはったのを見たときには、「ギョ」としちゃいまして(^^ゞ

多分、その人は、私の表現を気に入ってくれはったんですよね。
それは嬉しいことのはずなのに、なんとなく……。
不快?違和感?
う~ん、よくわかりませんが、嬉しくはなかったなぁ(^^ゞ

誰かの「気付き」をそのまま真似るってのはなんだか……。
う~ん……。
うまく言えないけど、変な気分になったんです。

だから、槇原氏と松本氏の問題において、松本氏の気持ちがわからんわけじゃない。
ただ、槇原氏が、本当に松本氏のフレーズに影響を受けたのかどうかが問題ですよね。

でも、無意識に何かに影響を受けるってこともあるし。

この手の問題は難しいなぁと思います。

最近一部が休刊したというニュースを見ましたが、私が小学生のころ、小学館の学年誌をときどき読んでいました。

当時はいろいろと配慮がなかったんですよね。
大人が子どもに対して、暴言を吐くなんてことは普通にありました。
多分当時は、それが「暴言」だなんて誰も思わなかったと思う。

でも、今思えば、それは明らかに暴言である……ということは、いっぱいあったと思います。

さて。
学年誌の……確か、「小学五年生」だったと思うんですが、詩のコーナーがありました。
読者が投稿してきた詩を、詩人が選んで載せ、解説をするというような内容で、見開き一ページほどだったか。

ある月、こんなワンフレーズが載せられました。
「チョウチョウは ねむるとき はねをたたんでねむります。
だれのじゃまにも らない あんなに小さな虫なのに」

もちろん、投稿者の住所の一部と名前も掲載されました。

そしてその次の月、
「あれは盗作だった!!」
という、詩人先生の大憤慨の文章が掲載されたんですね。

詩人先生は、確かこんな文章で、盗作の非を責めておられました。

「この投稿者の詩は、もっと長いもので、このフレーズの後、『なのに人間は戦争を起こし』というような内容が続いていました。私はその部分はちっとも良いと思わなかった。このフレーズだけがいいと思ったのです。そしてその良いと思ったフレーズはまるまる盗作でした」

プロの詩人であるまど氏と、投稿者の詩をつらつらと比較して、
「この投稿者の詩は全然ダメ!」
ということまで書いてはりました。

私はそれを読んだとき、「この詩人先生は、自分の勉強不足を棚にあげてみっともないなぁ」と思ったものです。

この詩は、まどみちおさんの、「チョウチョウ」という詩の一部です。
確かに、投稿者は、フレーズまるごとを引用したわけで(^^ゞ
褒められたことではないと思う。

思うんだけども……。

この詩人先生の、投稿者に対する一方的な非難は、ものすごく醜く感じました。
なんていう詩人だったっけなぁ。
なんにせよ、この非難は、暴言だったと思う。

ハイジの物語が、盗作か、引用か、オマージュか……。

「アデレード」を読まない限りわからない、いや読んだって、人によって意見が分かれそうな気がします。

だけど少なくとも、「ハイジ」は、長く世界中で愛されてきた物語なわけで。
つまり、完成された素晴らしいストーリーであるってことですよね。

それを「盗作だからダメ」って言うのは、ものすごくヒステリックな意見な気がするなぁ……。

さぁ、どうなるんでしょうね?
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プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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Mail:norichan★norichan.jp
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