FC2ブログ

ニュースを読んでいて、ちょっと考えてしまいました。
これ↓↓↓

「ハンデ越えて笑わせたい」河内長野の劇団、初の単独公演 大阪

大阪の障害者施設が、劇団を起こしてるそうなんですね。
その台本は、「笑わせるもの」なのだけれど、誰も笑ってくれない。
感想を見ると、「頑張っていて感動した」というものばかり。

……という記事。
劇団員さんたちは、「笑ってもらえないのは自分たちに腕がないから。笑ってもらえるように頑張る」と意気込んではるってことで、多分近い将来、本当に、心から観客を笑わせることができるようになるんだろうなぁと思うのですが……。

昔、大阪にある障害者施設のイベントレポートをレギュラーでいただいてたことがあります。
橋下知事に変わってから、イベントレポートのお仕事自体がなくなっちゃいましたが(^^ゞ

まぁ、それはともかく、その施設は、厚生労働省と大阪府が資金を出し合って作った、なかなかに画期的な施設で、バリアフリー施設としてもかなり先進的ではないかと思われます。
そこには舞台があって、障害者が参加する劇団やダンスチームなどが発表したり、芸能人のコンサートを開いたりできるようになってるんですね。
舞台に登ったことはないから、舞台上のことはよくわからないけど、観客席は、たとえば、盲導犬を連れた人が座り易いスペースがあったり、聴覚障害のある人のために字幕が流れたりと、感心するような工夫がされてたりします。

で、私の仕事は、芸能人のコンサートレポート&インタビューと、障害者が参加する劇団やダンスチームの発表会のレポートがだいたい半々ぐらいってところでした。
でもね、これがなんというか、なかなか難しい仕事だったんです。
というのも、観ていて言える感想は「楽しそう」ってことに集約されちゃうから。
10とか20とかいう団体がそこで発表するのに、すべてのレポートに「楽しそう」しか書かなかったら叱られますよね(^^ゞ

でも、例えば、「一生懸命頑張ってました」っていう言葉で表現したとしたら、どう思いますか?

褒め言葉ですよね。
褒め言葉です。
決して悪意を持って発する言葉じゃあない。
でも……。

以前、「アウトサイダーアート」の展示会をテレビで放映していました。
アウトサイダーアートというのは、本来、いわゆる芸大を卒業していたり、偉い画家さんに師事していたりするアーティストではなく、独学でアートを目指している人の作品を指すそうですが、その展示会に出品していたのは、すべて知的障害のある人でした。

山下清画伯や……こう言ってはなんだけど、多分ジミー大西も。
知的障害のある人が描く絵は、構図や色彩が、理屈では思いつかないようなものだったりするようで。
私は芸術はまったくわからないけれど、単純に「あぁ、綺麗だな」と思ったりします。

小林秀雄は「ゴッホの手紙」の中で、山下清の絵とゴッホの「麦畑(だっけ)」と比較し、
「色彩が綺麗なだけで、思想がない」
と言ってたけど、絵に思想が必要かどうかは個人の好みだもんね。
「綺麗ならいいじゃ~ん」
っていう人も多いと思う。私は、思想があって暗い絵より、綺麗で明るい絵の方が好きだわ。

彼らの絵は、「障害があるのに頑張っている」などと称されるものじゃありません。
誰が描いたものかなんて関係なく、綺麗な絵です。
それなら、その絵をレポートするのは他の仕事と比べて難しいってことはないんですよ。思ったまま書けば……いや、読んでる人にある程度その場の情景がわかるように書けばってことですが、それはまぁ、私は一応ライターなんで……OKなんです。

でも、決してうまくはない、「楽しそうに頑張ってる作品」をどう表現すればいいのか。

「頑張ってて偉いなぁ」
と思う自分の心に、おかしな優越の心はないのかと考えると、もうわけわかんなくなっちゃうんですよ(^^ゞ

上記記事の劇団も、笑えるお芝居のはずなのに誰も笑わない。
関係者の一人は、
「一生懸命やっている障害者を笑ってはいけない、という心の壁があるのかもしれない」
と分析し、だからこそ、その壁を乗り越える技術を身につけようと頑張ってはるようです。

でももし、観客たちに、本当に、「一生懸命やっている障害者を笑ってはいけない」という思いがあるのならば、もしかしたらそれこそが差別なんじゃないかと……。

一体。
「笑う」
というのは、なかなかに難しい感情です。

ある吉本の芸人さんは、
「笑われるな。笑わせろ!」
と後輩を叱咤しぃはると聞きますが、多分正しくは、
「嗤わせるな。笑わせろ!」
なんじゃないかと思います。

「嗤う」は、嘲笑するの意味ですね。
バカにして笑うことを「嗤う」と書きます。

そもそも「笑う」には、「花がほころぶ」の意味があります。
花がほころぶのは単なる事象。
そうなる原因はそれぞれの人の心の中にあります。

バカにして笑うのか、心底おかしくて笑うのか、おかしみを理解して笑うのか、それはそのときどきによって違うでしょう。

例えば、「ユーモア」って言葉がありますが、よく似た言葉に「ウィット」「エスプリ」ってのもありますよね。
その定義はよくわからないんだけど、ユーモアとウィットの違いの最たるものに、「自分をバカにできるかどうか」ってところがあるんじゃないかとか思ったり。

とすると笑いと「バカにする」ことは、やっぱり繋がりがあるんですよね。
だから難しい。むずかしい。

屈託なく笑うためには、自分の品性に自信を持てるようにならなきゃダメかもしんないですね。
それがもう、難しいったら(^^ゞ


おととい、チュリーを肩に乗せながら、低周波治療器で肩こりをなんとかしてたんですが、気づいたら、コードがボロボロになっておりました……。
もうかなり古くなっていたし、前々から欲しい低周波治療器があったし、一応へそくりがたまったし……ってことで昨日新しいのを買ったんですが、これが塩梅いいんですよ。

今朝はなんかすごいスッキリして目が覚めちゃいました。
ってことで今日は、昨日までダラダラやってた仕事を完成させて、その後はまた低周波三昧です。
よっしゃ、一日はじめま~す!!
スポンサーサイト



プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

HP:http://www.norichan.jp/
Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
カレンダー
10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -