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かわや考

昨日は落語会へ行ってきました。

笑福亭純瓶さんは、もう中堅~ベテランの域に達してはると思うのですが、出会った6年前と変わらず、ものすごくまじめに落語に取り組んではる方で、落語会を主催しぃはる度に、丁寧な案内のメールをくれはります。
返事を出すと、これまた丁寧なお礼が届き、落語会の後に感想を送ると、やっぱりまた誠実な返事がきます。

真面目で一生懸命な方なんやと思います。
そんな人ですから、語る落語も安定していて、面白い(という言葉はプロに対して失礼にあたるかと思いつつも……)。

ってわけで応援してますし、案内メールが届けば、なるべく行くようにしてるわけです。

昨日は、怪談とコラボレーションした話し会でした。
一緒した友人は、発掘調査の仕事の後、娘さんの食事の用意だけしてかけつけたってことで、やっぱ忙しいみたい(^^ゞ

わたしゃうっかり、
「怪談とコラボしてる」
ということを、友人に伝え損ねてたんですが、幸い、
「怪談もあるって聞いてなかったけど、サプライズや~ん。面白かったわ~」
とプラスに受け止めてくれたんで良かった(笑)

昨日のプログラムは、まず、
純瓶さんの挨拶。

そして、「日本妖怪研究所」所長である亀井氏による古典怪談。
純瓶さんの落語「夢八」。

ここで中入りとなりました。

そして後半は、純瓶さんによる、身近に起きた「本当にあった怖い話」の語り。

最後に、お二人による、対談で、〆となったわけです。

夢八っていう落語は初めて聞いた(^^ゞ
多分、長い落語をはしょってはったんだと思います(主人公の八っつぁんが、いつでも夢を見てしまうという前ふりが、まったく使われてなかった)が、首吊り死体が歌にあいの手を入れるという、斬新(?)な話でして(^^ゞ
「らくだ」に通じるものがある、ちょいとブラックな話でしたが、さすが上方落語で、単純に笑える部分もあるんですよね。

一緒した友人は、「落語は初めてやねん」と言うてましたが、ちゃんと笑う場所で笑ってたし、
「落語も面白いなぁ」
と言うてたんで、誘って正解(#^.^#)
落語って、最近の下手なお笑よりはずっと笑えるんですよね。

さて、というわけで。
「日本妖怪研究所」所長さんの語られた古典落語についてです。

江戸時代には百物語が流行ったということで、さまざまな怪談集が残っているようです。
「兎園小説」なんかはそのたぐいに入るんでしょうか。

根岸某の書いた「耳袋」もその一つになると思います。

ここまでは、有名だし、東洋文庫などで比較的簡単に手に入るんで読んだんですが、吉川弘文堂の「江戸時代随筆大成」の一覧を見ると、ほんまに山ほどの随筆集がでてるみたいですね。

昨日語られた古典怪談は、ある「書物奉行」、鈴木白藤の息子、鈴木桃野が書いた「反古のうらがき」の中から選ばれた一遍でした。

タイトルは、「金弥・銀弥」。
調べてみたら、ネットでも読めますね。
いや~、ほんま最近はネットが便利になりましたわ~~。
作者のトップページはこちら↓↓↓
http://home.att.ne.jp/red/sronin/koten.htm

この物語の中で、銀弥ちゃんは、金弥ちゃんがどうやら妖しいモノであるということに気付き、その後病にかかってしまいます。
そしてとうとうモノノケにとり殺されてしまうというわけですが……。

金弥ちゃんが初めて自分の妖しい正体を明かすのが、厠の中であるというところが面白いと思うんですよ。

厠の中にいた金弥を、銀弥は隙間から覗き見るわけですが、そこで見た姿というのが、恐ろしいんだかなんだかよくわからない。

金弥の顔は真っ赤に染まり、牙をむき、両手に火の玉を持ってお手玉をするようにもてあそんでいたっていうわけですから……。

う~~~~~ん、意味わからん(^^ゞ

しかしまぁ、怖いかどうかは別として、とにもかくにも金弥が自らの正体を、厠の中ではあらわにしたってところが面白い。

厠……トイレという場所は、家の中にある、もっとも身近な「異界」ではないかと思うからです。

子どもの頃、トイレに行くのが怖かった覚えがあります。

便器の中から手がでてくるだの、天井から化け物が降りてくるだの言われましたが、そんなことを言われなくても、なんだかトイレは怖かった。

トイレは原則一人で入る場所だから、それが怖かったというのもあると思うのですが、トイレには何かしら、「異界」の風があるんじゃないかと思えてならんのです。

本町七不思議とか、そういう「七不思議」のひとつにあった話のように記憶してるんですが、イマイチ自信がない中に、「未来の夫の顔を知る法」というものがあります。

なんでも、夜中に口に櫛をくわえ、一人っきりで厠にいき、肥壺を覗きこむと、そこに将来の夫の顔が映るってんですから……。

なんでそんな臭いところに将来の夫の顔を映さにゃならんのだと思いますが(^^ゞ
つまり、この中で、「肥壺」は、未来へ繋がる装置となっているわけですよね。

そのあたりが面白いと思うんですよ。

もっと面白いのはね。
私が小学生のとき、漫画雑誌「なかよし」に、この話が載ったんです。
いや、誰か漫画家さんが、漫画にしたっていうんじゃありません。

ほら、「読者からのおたよりコーナー」ってのがあるでしょ?
あそこに載ったんです。

「なかよし」って、低学年向けの雑誌ですよね。
当時、キャンディ・キャンディが大流行中で、私の学校でもむちゃくちゃ流行してたんですが、多分あの漫画を成人女性が読んで感動するってことはないんじゃないかなと言ったら怒られるかしら(^^ゞ

まぁそんなわけで、誰かの家に遊びに行けば、必ずと言えるほど、「なかよし」があり、そこに載っていたことは、必ずと言って良いほど話題になりました。

そんな中で、この古典にある「将来の夫を知る方法」も話題になったわけです。

その方法は、こんな風に紹介されてました。

「夜中の十二時ちょうど、櫛を口にくわえて一人でトイレに行き、トイレの鏡を見ると、将来の夫が映る」
と。

当時はまだポットン便所が主流でしたが、さすがにポットン便所を覗きこむってのは、ロマンのかけらもありゃしないと判断されたんでしょうね(笑)

でも、この話はクラスメートの中で話題となり、
「やってみた」
という子も出ました。

私は、怖がりだったし、だいたい夜中の十二時なんてのはおもっきり夢の中の時間だったんで、実行はしませんでしたが、この話はやたらと印象に残ってたわけです。

でも、この話を投稿したのが読者だったのか、それとも、なかよし編集部による話題作りだったのかは覚えてないんですよね。

もし、読者の投稿だとしたら、古典怪談にある占いを、現代風にアレンジしたのがどういう人かと興味を持っちゃいますけどね(^^ゞ

ただ、ここからわかるのは、江戸時代も今も、トイレという場所が、何かしら人を惹きつける、そして怖がらせる場所であるということです。

古事記の中では、厠は、男女の出会いの場所として描かれることがありますね。

例えば、三輪の大物主と玉依姫。
大物主は朱塗りの矢に化けて、川を流れ、厠で用を足している玉依姫の陰部に突き刺さります。

春山霞男も、思い人が厠にいるときにプロポーズしたんですよね(^^ゞ
シュールだわ。

つまり、トイレ、厠は、「自分の陰部をさらけ出す場所」でもあるんですよね。
そこから、「将来の夫」などという発想も出てくるのかも。
そして、「正体をあらわにする場所」という考えも生まれるんでしょう。

なるほどね。

どうでもいいですが、昨日の晩は旦那がおらんかったんですよ(^^ゞ
怪談をたっぷり聞いて寝た後、夜中にトイレへ行きたくなって目を覚ましたんですが(^^ゞ

いや~……朝まで我慢しちゃいましたよ。
わはははははははは!!!!!!
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プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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Mail:norichan★norichan.jp
(★を@に替えてください)

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