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解釈の問題

高校時代、「愛読書は旧約聖書」という子がいました。

一応、キリスト教(イギリス国教会)系の学校だから、週に一度は宗教の授業があったし、毎朝礼拝があったから、生徒はみなそれなりに聖書を読んではいるんだけど、通して何度も読むのは珍しいことだったように思います。

私は、一応通して読んだけど、細かいことや前後関係は忘れてるなぁ(^^ゞ

出エジプトあたりは、何がどうで、誰がどうだったかってことがすっぽり抜けております(笑)

ただ、キリスト教のわかりやすいのは、「聖典」が、旧約・新約聖書という比較的手に入れやすい書物だからかなぁとか思います。
ユダヤ教になると、旧約聖書のほかに、タルムードなんてぇ日本ではまだ翻訳されてない(多分)聖典もあるし、仏教にいたると……いろんな人が、いろいろに解釈しすぎて、もう何がなんだか(^^ゞ

というわけで(?)、コーランを読み始めました。
岩波文庫から、全訳がでていて手に入れやすいんですよね。

ただ、どうもよくわからないのが、今の聖典はどういう順番に並んでいるのか。
内容は、ムハンマド(マホメット)の預言を集めたものとなってるんだけど、最初に来るのが「牝牛」と題された預言なんですよ。
これは、多分、かなり後記の預言っぽい。

「私の預言に対して、『今までの預言と矛盾している』などと言う不敬の輩がいるが、そうではない。アッラーの言葉は解釈が無限大なのだ」
みたいな言い訳(?)があったりして(笑)

今年は、8月22日からが、ラマダーンの月だそうな。

うちの父親は、定年前3年間ほど、インドネシアに赴任していて、
「ラマダーン月は配慮が必要」
なんてことを言っていたと思う。

ラマダーンってのは、いわゆる断食月なんだけど、なにしろ一か月にわたる断食の儀式のため、まったく食べないってわけにはまいりませぬ。

「太陽の出ている間だけ」断食するんですね。
とすると、緯度の高い国に住むムスリムほど大変だってことになりますわね(^^ゞ
日が長い分、何かを食べても良い時間が少ない。

で、このラマダーンは、太陰暦(イスラム暦)で決められるため、毎年少しずつずれが生じます。
冬にあたればいいけど、夏だったら日が長いから、やっぱし大変。

マホメットの時代も、この儀式については
「大変すぎる!!」
と不満を言う人が多かったようです。

そんなわけで、アッラーは、マホメットの口を通じて、こんなことをおっしゃってます。

「(この断食のつとめは)限られた日数の間守らなければならぬ。但し、汝らのうち病気の者、また旅行中の者は、いつか他の時に同じ数だけの日、断食すればよい。また断食をすることが出来るのにしなかった場合は、貧者に食物を施すことで償いをすること」

う~む……(^^ゞ
これじゃあ、金持ちは断食やりませんよね。
実際、ラマダーン月になると、旅を繰り返して断食を避ける富豪なんてのもいてはるようですわ。
なんじゃそりゃ。

また、面白いのはそれに続く言葉。

「断食の夜、汝らが妻と交わることは許してやろうぞ。彼女らは汝らの着物、汝らはまた彼女らの着物。アッラーは汝らが無理しているのを御承知になって、思い返して許し給うたのじゃ」

多分、多分、多分ですが。
最初、マホメット(アッラー)は、「ラマダン月は妻と交わってはならぬ」と預言してはったと思われます。
でも、あまりにも反発がひどかったんで、
「思い返して許し給う」
たってことなんでしょうね。

まだ読み始めたばっかですが、こういう、「思い返し」は、随所にあるようで。
そのために、
「神の言葉なのに、なぜ時代によって変わってくるんだ!!」
という反発もあったようです。
そりゃそうだよね(^^ゞ

橋本治の「宗教なんて怖くない」という本には面白いことが書いてありました。
つまり、
「宗教とは、ismである」
と。

「~ism」ってのは、「~主義」を表す接尾語ですよね。

だから、たとえば仏教徒は、「ブディスト」と呼ばれます。
「仏教主義者」ですね。

イスラム教徒は「ムスリム」だけど、これは「神(アッラー)に帰依するものという意味で、「リム」がismにあたるかどうかは不明(^^ゞ
なにしろアラビア語だし。

読んだ本を全部置いておくと本棚がえらいことになってしまうんで、時々人にあげたり捨てたり、ブックオフに売ったりするんですけど、これまたときどき、
「置いときゃよかった」
と後悔しますわ。

あぁ、この本は置いて置きゃよかったなぁ。

ま、とにかく、橋本治は、「神様だとか信仰心だとか言うからややこしいけど、宗教ってものの本質は、~主義ってやつなんだよ!!」と書いてはりましたんですわ。
それが、コーラン読むと、実感としてものすごいよくわかる(笑)

コーランは、「マホメット主義とは何か」が書かれてるものだと思って読むと、わかりやすい。

ただ、最初の方を読んだだけで、首をかしげちゃう部分もあります。

よく、イスラム教は女性蔑視の宗教だなんてことが言われます。

実際、イスラム世界では、父親が娘を売っちゃうことが許されてるようで、ときどきニュースで見て度肝を抜かれますよね。

だけど、コーランを読み始めると、「女性を軽視してよい」なんてことは書かれてないんですよ。
ただ、「あぁ、当時はすごい男性社会だったんだな」とは思う。
だけどそれは、一昔前の日本と、さほど変わりないような気がしたり(^^ゞ

女性は、「男が養う者」という感覚があったことはわかりますわ。
男が一方的に離婚を申し立てることは、なんらアッラーの心に背かないようで。

だけど、
「女が離婚を望むときは、許してやんなさいよ。離婚してやんなさい。それが広い心ってもんでしょ」
「あと、離婚手当ははずんでやんなさいよ。精いっぱいの手当てを出したげなきゃだめです!!」
なんてことも書かれていて、
「女には自由がない」
ってことはないよなぁと思う。

なのになぜ、イスラム世界では、女性は夫以外の男性には顔を見せないとか、処女じゃなくてはならぬとか言う風になっちゃってるんでしょ。

そのひとつの理由は、やっぱりコーランにあるようです(笑)

上に、「時代によって、マホメット(アッラー)の言うことは変遷している」と書きましたが、女性に対する考え方も、後期にはかなり差別的なものになってきているんだとか。
私はまだそこまで読んでないけど、
初期~中期には、
「男女は平等」
とおっしゃっていたアッラーが、
後期には、
「本来、男と女には優劣をつけて作った」
と言うことになってしもてるようで(^^ゞ

これは、当時のイスラム社会が、男社会であったからであると考えられているようです。

ま、女としてはありがたくない話ではありますが(^^ゞ
ただ、だからと言って、
「女をモノ扱いしても良い」
なんてことではないと思うんですがね。

つまり結局、解釈の問題か、と。

ラマダーン月に旅を続けて、断食をしないような人間は、どんな律法も自分の都合の良いように解釈するでしょうね。
そして力を持った人間の中にもそういう輩がいるってのは、これはもうどの国でも同じかもしれません。

決して、力のある人間すべてがそうではなくても、まじめな人ほど、激しく自己主張したりしないため、ふまじめで自分のことしか考えてない人間の思う通りになっちまうってようなことはあるんでしょう。

信仰心の問題かもしれません。

「本当にアッラーがおられる」
と思ってるなら、都合の良いように解釈して神の不興を買うより、我慢してその律法にしたがう方を選ぶだろうなぁと思うしね。
どうなんでしょ。

とはいえ、コーランを読みかけて、「アッラーは本当に存在するんだ」という気持ちには、今のところ至っておりません(笑)

あ、そうそう。
昨日、散歩で歩いていたら、近所の奥さんと会いました。
彼女は、某政党絡みの宗教の信者ですが、強引に布教するなんてことがないため、仲良くさせてもらってます。

でも、今回は言われましたねぇ。
「のりちゃん!!!!!!!今回の選挙、お願いねっ!!!!!!!!」
って。

でも奥さんもはっきりと
「公○党に入れてね!!」
とは言わなかったし、
私も、
「○明党には絶対投票しませんから、ご安心を!!」
とは言わない(笑)

ただ、「理解しました(でも入れません)」と答えるだけなんですが。

普段はあまり何も言わない人が、こういうことを言ってくるってことは、結構せっぱつまってるんだろうな。

今回は不利だって言われてるもんなぁ(^^ゞ

ちなみに、ほんま蛇足ですが、なぜ、今回の選挙で公○党に不利と言われているかご存知ですよね。

つまり、○明党に投票するのは、その支持母体である(この言い方がまた、なんか誤魔化しを感じてとってもやだわ)創○学会の信者さんなわけですよね。
彼らは、選挙前になると、「公○党に投票してね!!」運動をしぃはりますが、その効果は非常に限定的だと思われます。

とすると、投票率が上がれば上がるほど、投票した中の、○価学会信者のパーセンテージが下がり、○明党候補者は当選しにくくなるというわけです。

反対に、投票率が下がると、創○学会信者のパーセンテージは上がり、公○党候補が大量に当選するというわけですね。

ですから、カルト宗教に国をのっとられたくなければ、選挙に行きましょうね(笑)
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プロフィール

のりちゃん1968

Author:のりちゃん1968
大阪生まれ、大阪育ちのおばちゃんです。
40の大台を超えて、ますますおばちゃんに磨きがかかってます。

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Mail:norichan★norichan.jp
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