一本化します
先日、ライターとしてのブログを開設しました。
大阪の史跡好きライター「醸工房」
それにともない伝説のライターブログは休止。
そう何本も書いてられないんで(^^ゞ
最初は、醸工房は毎日更新しないつもりだったんですよ。
でも、性格的に、やるとなったら毎日なんですよね(^^ゞ
とかやってるうちに、「大阪」「ライター」のキーワードで検索すると、醸工房が上位にヒットするようになってきました。
ラッキー!!
……ということで、こちらに力を集中しようと思います。マル。
いや実は、仕事が結構忙しくなってきまして(#^.^#)
もちろんこの状態が続くとは限らず、一時的なものになるかもしれませんが、こちらの長文ブログはちょっとしんどくなってきました。
ので、基本的に、大阪の史跡好きライター「醸工房」に一本化しようと思います。
とはいえ、あちらのブログはそうそう長くダラダラと書けません。
写真も1点としています。
……ということで、
「だらだら書きたいねん」
「写真いっぱい載せたいねん」(←こういう日、多いです(^^ゞ)
というときには、こちらで更新しようかな、と思ってます。
……いやね、今日こちらで書こうと思ってたネタがあったんですよ。
でも面白すぎて、「やっぱり商売に関係する方のブログに書きたい」と。
なんか、このブログの立場が中途半端でしょ?
それなら「写真ブログ、ときどきダラダラブログ」として残すのが有意義かなと思った次第でございます。
大阪の史跡好きライター「醸工房」
それにともない伝説のライターブログは休止。
そう何本も書いてられないんで(^^ゞ
最初は、醸工房は毎日更新しないつもりだったんですよ。
でも、性格的に、やるとなったら毎日なんですよね(^^ゞ
とかやってるうちに、「大阪」「ライター」のキーワードで検索すると、醸工房が上位にヒットするようになってきました。
ラッキー!!
……ということで、こちらに力を集中しようと思います。マル。
いや実は、仕事が結構忙しくなってきまして(#^.^#)
もちろんこの状態が続くとは限らず、一時的なものになるかもしれませんが、こちらの長文ブログはちょっとしんどくなってきました。
ので、基本的に、大阪の史跡好きライター「醸工房」に一本化しようと思います。
とはいえ、あちらのブログはそうそう長くダラダラと書けません。
写真も1点としています。
……ということで、
「だらだら書きたいねん」
「写真いっぱい載せたいねん」(←こういう日、多いです(^^ゞ)
というときには、こちらで更新しようかな、と思ってます。
……いやね、今日こちらで書こうと思ってたネタがあったんですよ。
でも面白すぎて、「やっぱり商売に関係する方のブログに書きたい」と。
なんか、このブログの立場が中途半端でしょ?
それなら「写真ブログ、ときどきダラダラブログ」として残すのが有意義かなと思った次第でございます。
スポンサーサイト
私が好きだったこと
タイトルは、なんのインスパイアかわからないでしょうね。
私もどんなストーリーだったか忘れましたもん。
でも確か映画化されてたはずだから、知ってる人も多いんだろうか?
宮本輝さんの中編小説に「私たちが好きだったこと」ってのがあったんですよね。
それがなんとなく印象に残ってて、こういうタイトルに(笑)
男女4人が同居して、恋して喧嘩してなんたらかんたらな話だったと思うんですが(^^ゞ
覚えてないってことは、あんまり共感しなかったんでしょう。
ただ、昨日寝る前に読んだ物語に、
「すっきやわぁ」
と感じ、
「あぁ、私が好きなのはこういうところか」
と思ったもので、それをネタにしようか、と。
そしたらこのタイトルが浮かんだので使った、と。
ただそれだけの、なんの意味もないことなんです。
すいません(^^ゞ
さてさて。
昨日読んだ物語というのは、『妖異博物館』に載っているごくごく短い逸話です。
ありがたいことですが、仕事が立て込んできまして、昼間はゆっくり本を読んでられないんですよ。
なので寝る前が読書タイム。
短い随筆を集めた『妖異博物館』はもってこいなんですよ~。
お薦め!!
さてさて、そのお話はこんな内容です。
セリに、ものっそ古い枕が売りに出されてます。
でもその枕、油でベタベタだっていいますから、髪の毛につける椿油かなんかでしょうか?
そんなもんでだれも値をつけず、セリが成立しない。
そこにやってきたのが、大阪雅楽頭という呑気ものです。
草履とりを連れて見物していましたが、お酒に酔ってたもんで、ついつい横から割って入り、
「お~い五文をつけるぞ~!!」
と(笑)
当時の五文っていったら200円くらい?
早起きは三文の徳とか二束三文とかいう言葉がありますから、大した値段じゃないでしょう。
でも、草履とりは大迷惑ですよ。
昔の枕って木製で重いでしょう?
その上油でベタベタだってんですから、持ちづらいことこの上ない。
つぅか気持ち悪いよね(^^ゞ
誰の髪の毛の脂かわからないのがぎとぎとについた枕なんですから。
お酒から覚めた雅楽頭、
「こんなものどうするんです?」
と家の人に詰め寄られ、
「使えばいいじゃない」
と答えたはいいが、やっぱ気持ち悪い(笑)
油のギトギトした部分を削らせるんですね。
で、やっとなんとか使えるようになったけど、木くずが邪魔でしょ?
「油が沁みてるからよく燃えるだろう」
とワクワクしながら燃やしたところ、ものすごい香がして、大阪の街中に漂ったそうな。
実はこの枕、伽羅の木でできていたことがわかって、雅楽頭、慌てて天皇に献上したそうです。
ただそれだけのことなんですが、なんかいいと思いません?
雅楽頭がなんにも考えてないところが、すごく、いい(笑)
以前にも何度か書いたんですが、私がすごく好きな話に、グリムの「三人の糸繰り女」というお話があります。
怠け者の娘の母親、見栄っ張りだったもんで、
「うちの娘はものすご~く働き者で、糸繰りばっかりやってるんですよ!」
と近所で吹きまくります。
それを聞いた女王様、
「そんな働き者なら、王子の嫁にしたいわ」
と娘を呼び寄せ、倉いっぱいの綿(羊毛かも)を見せ、
「これを全部紡ぎ終わったら、王子と結婚させますからね」
と言います。
普通の娘なら、王子と結婚できるとなったら奮起すると思いません?
でもこの娘は「王子との結婚」なんて餌には釣られません。
「働くのいや~」
とゴロゴロして過ごします。
そこへやってきたのが、三人の糸繰り女ですよ。
一人はくちびるがだら~んと垂れ下がり、一人は親指がしゃもじのよう、もう一人は脚がペダルのような魔女でした。
三人は、
「結婚式に、私たちを叔母だと言って呼んでくれるなら、代わりに糸繰りをやってあげるよ」
と言い、娘は一も二もなく承諾します。
そして娘は王子の嫁に。
結婚式にはもちろん、三人の魔女を呼びます。
でも、糸繰り女たちを見た王子は驚愕。
「あの~、なんでそんな唇に?」
「これはね~、糸を繰るために綿を舐めすぎたからこうなったんだよ~」
「ひ、ひぇ~~……あなたはなんでそんな指に?」
「糸を繰りすぎたからかねぇ」
「ほぇ~~~~~……あなたの足もやっぱり、糸繰りのせいで?」
「んだんだ。糸繰り器のペダルを踏みすぎたねぇ」
「ひょひょ~~~~!!!!!」
ということで王子様は、
「君はいつまでもきれいでいてほしいから、もう絶対糸繰りしちゃダメッ!!!」
と新妻に命令したのでした。
差別を含む物語になるのかもしれませんけどね(^^ゞ
娘があまりにも何も考えてないので、小気味いいでしょ?
雅楽頭も怠け者の娘も、自分が得をしようとか、お金持ちになろうとか全然考えてないんですよ。
ただ、楽したいとか楽しみたいとかそれだけで生きてる。
そして、ふりかかった幸せを失うこともなんとも思ってません。
だから雅楽頭は、せっかく手に入れた高価な伽羅の塊をあっさり献上しちゃったし、怠け者の娘は醜い魔女を「叔母」として平気で紹介できたわけです。
一つ間違えば、「こんな醜い女たちの姪を妻にしたくない」と王子が言い出す可能性もあったわけですからね。
だけど娘はそんなことちっとも心配してないわけです。
「何も考えてない」ってことはつまり、「何にもこだわらない」ということかもしれません。
こだわらない生き方って難しいでしょ(^^ゞ?
ディオゲネスは「こだわらないで生きよう」と、みすぼらしい器一つで生活してたって言われてますよね。
でもある日、水を汲もうとして器を川に落とし、慌てて拾おうとして自己嫌悪に陥った、と。
「あぁ私は器にこだわっていた。水なら手のひらに汲めばいいのに」
と言ったとか。
……あほやね、この人(笑)
「こだわらないことにこだわってる」
ことに気づいてない(笑)
その点、この雅楽頭と怠け者の娘は、ほんと~~~~~~~~~~~~~~~~~~にっ!!こだわってないでしょ(笑)?
こういう生き方って、憧れます(#^.^#)
私もどんなストーリーだったか忘れましたもん。
でも確か映画化されてたはずだから、知ってる人も多いんだろうか?
宮本輝さんの中編小説に「私たちが好きだったこと」ってのがあったんですよね。
それがなんとなく印象に残ってて、こういうタイトルに(笑)
男女4人が同居して、恋して喧嘩してなんたらかんたらな話だったと思うんですが(^^ゞ
覚えてないってことは、あんまり共感しなかったんでしょう。
ただ、昨日寝る前に読んだ物語に、
「すっきやわぁ」
と感じ、
「あぁ、私が好きなのはこういうところか」
と思ったもので、それをネタにしようか、と。
そしたらこのタイトルが浮かんだので使った、と。
ただそれだけの、なんの意味もないことなんです。
すいません(^^ゞ
さてさて。
昨日読んだ物語というのは、『妖異博物館』に載っているごくごく短い逸話です。
ありがたいことですが、仕事が立て込んできまして、昼間はゆっくり本を読んでられないんですよ。
なので寝る前が読書タイム。
短い随筆を集めた『妖異博物館』はもってこいなんですよ~。
お薦め!!
さてさて、そのお話はこんな内容です。
セリに、ものっそ古い枕が売りに出されてます。
でもその枕、油でベタベタだっていいますから、髪の毛につける椿油かなんかでしょうか?
そんなもんでだれも値をつけず、セリが成立しない。
そこにやってきたのが、大阪雅楽頭という呑気ものです。
草履とりを連れて見物していましたが、お酒に酔ってたもんで、ついつい横から割って入り、
「お~い五文をつけるぞ~!!」
と(笑)
当時の五文っていったら200円くらい?
早起きは三文の徳とか二束三文とかいう言葉がありますから、大した値段じゃないでしょう。
でも、草履とりは大迷惑ですよ。
昔の枕って木製で重いでしょう?
その上油でベタベタだってんですから、持ちづらいことこの上ない。
つぅか気持ち悪いよね(^^ゞ
誰の髪の毛の脂かわからないのがぎとぎとについた枕なんですから。
お酒から覚めた雅楽頭、
「こんなものどうするんです?」
と家の人に詰め寄られ、
「使えばいいじゃない」
と答えたはいいが、やっぱ気持ち悪い(笑)
油のギトギトした部分を削らせるんですね。
で、やっとなんとか使えるようになったけど、木くずが邪魔でしょ?
「油が沁みてるからよく燃えるだろう」
とワクワクしながら燃やしたところ、ものすごい香がして、大阪の街中に漂ったそうな。
実はこの枕、伽羅の木でできていたことがわかって、雅楽頭、慌てて天皇に献上したそうです。
ただそれだけのことなんですが、なんかいいと思いません?
雅楽頭がなんにも考えてないところが、すごく、いい(笑)
以前にも何度か書いたんですが、私がすごく好きな話に、グリムの「三人の糸繰り女」というお話があります。
怠け者の娘の母親、見栄っ張りだったもんで、
「うちの娘はものすご~く働き者で、糸繰りばっかりやってるんですよ!」
と近所で吹きまくります。
それを聞いた女王様、
「そんな働き者なら、王子の嫁にしたいわ」
と娘を呼び寄せ、倉いっぱいの綿(羊毛かも)を見せ、
「これを全部紡ぎ終わったら、王子と結婚させますからね」
と言います。
普通の娘なら、王子と結婚できるとなったら奮起すると思いません?
でもこの娘は「王子との結婚」なんて餌には釣られません。
「働くのいや~」
とゴロゴロして過ごします。
そこへやってきたのが、三人の糸繰り女ですよ。
一人はくちびるがだら~んと垂れ下がり、一人は親指がしゃもじのよう、もう一人は脚がペダルのような魔女でした。
三人は、
「結婚式に、私たちを叔母だと言って呼んでくれるなら、代わりに糸繰りをやってあげるよ」
と言い、娘は一も二もなく承諾します。
そして娘は王子の嫁に。
結婚式にはもちろん、三人の魔女を呼びます。
でも、糸繰り女たちを見た王子は驚愕。
「あの~、なんでそんな唇に?」
「これはね~、糸を繰るために綿を舐めすぎたからこうなったんだよ~」
「ひ、ひぇ~~……あなたはなんでそんな指に?」
「糸を繰りすぎたからかねぇ」
「ほぇ~~~~~……あなたの足もやっぱり、糸繰りのせいで?」
「んだんだ。糸繰り器のペダルを踏みすぎたねぇ」
「ひょひょ~~~~!!!!!」
ということで王子様は、
「君はいつまでもきれいでいてほしいから、もう絶対糸繰りしちゃダメッ!!!」
と新妻に命令したのでした。
差別を含む物語になるのかもしれませんけどね(^^ゞ
娘があまりにも何も考えてないので、小気味いいでしょ?
雅楽頭も怠け者の娘も、自分が得をしようとか、お金持ちになろうとか全然考えてないんですよ。
ただ、楽したいとか楽しみたいとかそれだけで生きてる。
そして、ふりかかった幸せを失うこともなんとも思ってません。
だから雅楽頭は、せっかく手に入れた高価な伽羅の塊をあっさり献上しちゃったし、怠け者の娘は醜い魔女を「叔母」として平気で紹介できたわけです。
一つ間違えば、「こんな醜い女たちの姪を妻にしたくない」と王子が言い出す可能性もあったわけですからね。
だけど娘はそんなことちっとも心配してないわけです。
「何も考えてない」ってことはつまり、「何にもこだわらない」ということかもしれません。
こだわらない生き方って難しいでしょ(^^ゞ?
ディオゲネスは「こだわらないで生きよう」と、みすぼらしい器一つで生活してたって言われてますよね。
でもある日、水を汲もうとして器を川に落とし、慌てて拾おうとして自己嫌悪に陥った、と。
「あぁ私は器にこだわっていた。水なら手のひらに汲めばいいのに」
と言ったとか。
……あほやね、この人(笑)
「こだわらないことにこだわってる」
ことに気づいてない(笑)
その点、この雅楽頭と怠け者の娘は、ほんと~~~~~~~~~~~~~~~~~~にっ!!こだわってないでしょ(笑)?
こういう生き方って、憧れます(#^.^#)
健康器具
今朝のニュースですが。
美顔器:「ドクターシーラボ」に措置命令 広告表示めぐり
個人的に、「余分な脂肪を分解」っていうフレーズを見るだけでも怪しいと思ってしまう(笑)
化粧品とか健康器具のPRサイトを見ると、たいがい
「科学的根拠は?!」
という疑問を持ってしまうのは、私だけでしょうか。
「コラーゲンが通常の100倍!」
とか、
「アミノペプチドの働きで、お肌がプルプルに!」
なんてことが書いてあるんですが、コラーゲンが100倍入っていたら、何がどう作用して、どういう風にいいのかさっぱりわからん。
アミノペプチドが何をして、どういう理由でお肌がプルプルになるのかもわからん。
なんと申しましょうか……。
「言いたい放題」
っていう気がするんですよね(^^ゞ
それはダイエットにも言えることです。
上記「余分な脂肪を分解」っていう言葉、脂肪が分解されたらどうなるの???
私の浅いあさ~い知識では、経口摂取した脂肪は、脂肪酸として血中に蓄積されるんですよね?
で、ある程度の期間、それが使われなければ脂肪になる、と。
脂肪を分解するとしたら、脂肪酸になるんでしょう。たぶん。
で、血中に溶け出す。
……なんかさ~~~~~~~~~~~~……。
血がドロドロになって危険な気がするんですけど(^^ゞ
でもって、血中の脂肪酸は、しばらくするとまた脂肪になる、と。
これでなんのダイエット???????????????
注射で脂肪酸を分解するというふれこみの「メソセラピー」ってのがあります。
ちょっとした打診があったので調べてみたのですが、読んでみると、
「分解された脂肪酸は、尿として排出される」
って書かれてたりする。
いや……そんな話、初めて聞いたんですけど、ほんまにそんなことってあるん??????
もしそうなら、誰も太らないと思うんですけど????????????
あやし~~~~~~~~~~~~~、あやし~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
こういうのっていっぱいありますよね。
デトックスブームのときには、
「うそ~ん」
っていうデトックス機器があちこちで見られたし。
でも、信じてる人が多くてびっくりしたんですけどね(^^ゞ
「なんか変!」
って思わないんだろうか。
正直なところ、
「変じゃないのか?」
とも思わずに、信じてしまう人の方が怖いなと思ったりしますが、そういう人が多いのをいいことに、え~加減なPR広告作ってる会社も信用できぬ。
……でもそうなると、ほとんどの健康器具メーカーが信用できないんですよね(^^ゞ
どうすりゃええんでしょ。
ってことで今日はここで!
どっか出かけようと思ってるんですが、どこに行くのか未定~。
調べなきゃね。
美顔器:「ドクターシーラボ」に措置命令 広告表示めぐり
個人的に、「余分な脂肪を分解」っていうフレーズを見るだけでも怪しいと思ってしまう(笑)
化粧品とか健康器具のPRサイトを見ると、たいがい
「科学的根拠は?!」
という疑問を持ってしまうのは、私だけでしょうか。
「コラーゲンが通常の100倍!」
とか、
「アミノペプチドの働きで、お肌がプルプルに!」
なんてことが書いてあるんですが、コラーゲンが100倍入っていたら、何がどう作用して、どういう風にいいのかさっぱりわからん。
アミノペプチドが何をして、どういう理由でお肌がプルプルになるのかもわからん。
なんと申しましょうか……。
「言いたい放題」
っていう気がするんですよね(^^ゞ
それはダイエットにも言えることです。
上記「余分な脂肪を分解」っていう言葉、脂肪が分解されたらどうなるの???
私の浅いあさ~い知識では、経口摂取した脂肪は、脂肪酸として血中に蓄積されるんですよね?
で、ある程度の期間、それが使われなければ脂肪になる、と。
脂肪を分解するとしたら、脂肪酸になるんでしょう。たぶん。
で、血中に溶け出す。
……なんかさ~~~~~~~~~~~~……。
血がドロドロになって危険な気がするんですけど(^^ゞ
でもって、血中の脂肪酸は、しばらくするとまた脂肪になる、と。
これでなんのダイエット???????????????
注射で脂肪酸を分解するというふれこみの「メソセラピー」ってのがあります。
ちょっとした打診があったので調べてみたのですが、読んでみると、
「分解された脂肪酸は、尿として排出される」
って書かれてたりする。
いや……そんな話、初めて聞いたんですけど、ほんまにそんなことってあるん??????
もしそうなら、誰も太らないと思うんですけど????????????
あやし~~~~~~~~~~~~~、あやし~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
こういうのっていっぱいありますよね。
デトックスブームのときには、
「うそ~ん」
っていうデトックス機器があちこちで見られたし。
でも、信じてる人が多くてびっくりしたんですけどね(^^ゞ
「なんか変!」
って思わないんだろうか。
正直なところ、
「変じゃないのか?」
とも思わずに、信じてしまう人の方が怖いなと思ったりしますが、そういう人が多いのをいいことに、え~加減なPR広告作ってる会社も信用できぬ。
……でもそうなると、ほとんどの健康器具メーカーが信用できないんですよね(^^ゞ
どうすりゃええんでしょ。
ってことで今日はここで!
どっか出かけようと思ってるんですが、どこに行くのか未定~。
調べなきゃね。
オマージュ
『メキシカンハットダンス』
どんな曲かご存知でしょうか?
「知らん」
なんて言わないで、考えてみてくださいよ~。
だって、もしあなたが関西以西在住で、30代以上なら、絶対知ってるはずなんです。
知らない?
でも、これと聞き比べたらわかりますよね(笑)
探偵ナイトスクープで話題になったのですごくよく覚えてます。
「パクリだはないのか?」
という質問に対してキダ・タローは、
「引用や!!」
と言い張ってました。
「メキシカンハットダンスは有名だから、アホの坂田の登場に使ってもすぐわかるだろう」
と、この曲を使ったところ、ほとんどの人が知らなかったため、大阪の人たちはこの曲を「アホの坂田のテーマソング」と思い込んでしまったという話でした。
……まぁ、これはわからんでもない(^^ゞ
ていうか、私にも似たような経験、ありまくりですもん。
たとえば昨日、こんな文章を書きました。
「彼(聖マルコ)はエジプトはアレクサンドリアで殉教したのですが、その後ヴェネツィアの商人により、肉を一ポンド切り取られてしまう……ではなく、遺骨を運ばれ、ヴェネツィアの守護聖人となったのですね。」
これも、シェイクスピアの「ヴェニスの商人」を知らない人が読んだらなんのこっちゃわからんでしょうね。
とはいえ、日本人の8割以上は知ってるだろうと踏んでます。
でも実際どうなんだろう(^^ゞ?
もし知らない人が多いなら、私はその人たちを無視した文章を書いてしまったわけで、個人的なブログなら許されても、仕事上なら、
「NG!」
と返ってくるだろうと思います。
……ので、仕事ではこういうこと、やりません。はい。
でもまぁこれは、「わかるだろう」と思ってやってしまった真似なので、失敗は失敗でもまぁ救いがあるかな、と。
問題は「わからないだろう」と真似する場合。
最近、文学賞が「パクリだと後でわかった」という理由で取り消しになるパターン、いくつか見かけました。
……真似したり、引用したりしたくなる気持ちはわかるんだけどね~……。
昔、ものすご~く物知りだと思ってた人がいました。
それほど親しいわけじゃなかったけど、
「本当のカレーの作り方、知ってる?」
などと聞いてくるんですよ。
私は当時、活字中毒だったので、相当量の本は読んでたはずですが、偏ってる……というか、小説しか読まない人間だったので、カレーの作り方などはよく知りませんでした。
なので聞いてみると、
「まずは玉ねぎをじっくり炒め、カレー粉を混ぜてまた炒め、野菜を……」
というもの。
今なら、
「つまりインド風カレーなわけね?」
とわかる程度の知識でしたが、当時は日本風カレーが「カレー」な時代でしたから、
「へぇええ」
と感心したものですよ。
が。
その後に、伊丹十三のエッセイを読んだら、その人から聞いた知識が全部載ってた(笑)
「あっさいな~」
って感じですよね(^^ゞ
まぁ、それは別にいいんです。
いいんですが……。
澁澤龍彦って有名人?
三島由紀夫をして、
「この人がゐなかつたら、日本はどんなに淋しい国になるだらう」
と言わしめた博識の人。
……っていうか、サド裁判の人って言った方が有名か。
今ある日本のサド文学は、この人が紹介(翻訳)したものがほとんどじゃないでしょうか。
というわけで、私はこの人の翻訳で、「ジュスティーヌ」や「ソドム」を読んだのでしたが、訳者については特に意識してませんでした。
その後、プリニウスについて調べてたとき、澁澤龍彦が「私のプリニウス」っていうエッセイを出していることを知り、その後彼のエッセイにちょっとハマりました。
なんせ博覧強記。
いろんな本が引用されて出てくるんですよ。
毒薬について、秘密結社について、その知識の豊富なことは、好奇心刺激されまくりましたよ。
が。
その後、彼の短編小説を読んで、
………………………………………………………………………………………………………………………
と、三点リーダ1万個ぐらいつけたくなりました(笑)
だってさ。
サドの世界をまるまる踏襲してないか、これ(^^ゞ?
……てな内容だったんですよ。
タイトル忘れちゃったんですが、いろいろな小説家の幻想短編小説を集めたアンソロジーみたいな本でした。
美しい乙女の髪を手ぬぐい代わりにするとか、まるきしサドの世界じゃん。
う~む。
でもまぁ、オマージュかもしれません。
それに、エッセイは面白いから、いっか、と思ってました。
が!!
おとといから、柴田宵曲の『妖異博物館』を読んでるんですけどね。
見たことあるんですよ。
読んだことあるんですよ。
知ってるんですっ!!!!!!!!
そう。
テーマの選び方といい、その内容といい、澁澤龍彦の『東西不思議物語』にあまりにも似てる……とうより、『東西不思議物語』が、『妖異博物館』に似てるんですようおうおうおうおうおう(T_T)
柴田宵曲が『妖異博物館』を出したのは、昭和38年。
『東西不思議物語』は、昭和50年。
……なんて年代を比べなくても、どちらが「日本における妖異」に詳しいかはわかっちゃいます。
それぐらい歴然としてます。
ふぅ。
まぁ、擁護すればですね。
『東西不思議物語』は、毎日新聞の日曜版に連載されたもので、他のエッセイ集に比べると、かなりとっつき易い内容となっています。
また、短い文章で、「ほぅ!」と思えるような知識が詰め込んである。
つまり、澁澤龍彦の本分とは違ったのかもしれないなとも思います。
でもさぁ。
う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん。
なんだろう、なんだろう、なんだろう……。
すごくひっかかる。
なんかひっかかる。
そういう人に対して、三島由紀夫が……ってところに引っかかりを感じまくるのであります。
なんだかな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。
どんな曲かご存知でしょうか?
「知らん」
なんて言わないで、考えてみてくださいよ~。
だって、もしあなたが関西以西在住で、30代以上なら、絶対知ってるはずなんです。
知らない?
でも、これと聞き比べたらわかりますよね(笑)
探偵ナイトスクープで話題になったのですごくよく覚えてます。
「パクリだはないのか?」
という質問に対してキダ・タローは、
「引用や!!」
と言い張ってました。
「メキシカンハットダンスは有名だから、アホの坂田の登場に使ってもすぐわかるだろう」
と、この曲を使ったところ、ほとんどの人が知らなかったため、大阪の人たちはこの曲を「アホの坂田のテーマソング」と思い込んでしまったという話でした。
……まぁ、これはわからんでもない(^^ゞ
ていうか、私にも似たような経験、ありまくりですもん。
たとえば昨日、こんな文章を書きました。
「彼(聖マルコ)はエジプトはアレクサンドリアで殉教したのですが、その後ヴェネツィアの商人により、肉を一ポンド切り取られてしまう……ではなく、遺骨を運ばれ、ヴェネツィアの守護聖人となったのですね。」
これも、シェイクスピアの「ヴェニスの商人」を知らない人が読んだらなんのこっちゃわからんでしょうね。
とはいえ、日本人の8割以上は知ってるだろうと踏んでます。
でも実際どうなんだろう(^^ゞ?
もし知らない人が多いなら、私はその人たちを無視した文章を書いてしまったわけで、個人的なブログなら許されても、仕事上なら、
「NG!」
と返ってくるだろうと思います。
……ので、仕事ではこういうこと、やりません。はい。
でもまぁこれは、「わかるだろう」と思ってやってしまった真似なので、失敗は失敗でもまぁ救いがあるかな、と。
問題は「わからないだろう」と真似する場合。
最近、文学賞が「パクリだと後でわかった」という理由で取り消しになるパターン、いくつか見かけました。
……真似したり、引用したりしたくなる気持ちはわかるんだけどね~……。
昔、ものすご~く物知りだと思ってた人がいました。
それほど親しいわけじゃなかったけど、
「本当のカレーの作り方、知ってる?」
などと聞いてくるんですよ。
私は当時、活字中毒だったので、相当量の本は読んでたはずですが、偏ってる……というか、小説しか読まない人間だったので、カレーの作り方などはよく知りませんでした。
なので聞いてみると、
「まずは玉ねぎをじっくり炒め、カレー粉を混ぜてまた炒め、野菜を……」
というもの。
今なら、
「つまりインド風カレーなわけね?」
とわかる程度の知識でしたが、当時は日本風カレーが「カレー」な時代でしたから、
「へぇええ」
と感心したものですよ。
が。
その後に、伊丹十三のエッセイを読んだら、その人から聞いた知識が全部載ってた(笑)
「あっさいな~」
って感じですよね(^^ゞ
まぁ、それは別にいいんです。
いいんですが……。
澁澤龍彦って有名人?
三島由紀夫をして、
「この人がゐなかつたら、日本はどんなに淋しい国になるだらう」
と言わしめた博識の人。
……っていうか、サド裁判の人って言った方が有名か。
今ある日本のサド文学は、この人が紹介(翻訳)したものがほとんどじゃないでしょうか。
というわけで、私はこの人の翻訳で、「ジュスティーヌ」や「ソドム」を読んだのでしたが、訳者については特に意識してませんでした。
その後、プリニウスについて調べてたとき、澁澤龍彦が「私のプリニウス」っていうエッセイを出していることを知り、その後彼のエッセイにちょっとハマりました。
なんせ博覧強記。
いろんな本が引用されて出てくるんですよ。
毒薬について、秘密結社について、その知識の豊富なことは、好奇心刺激されまくりましたよ。
が。
その後、彼の短編小説を読んで、
………………………………………………………………………………………………………………………
と、三点リーダ1万個ぐらいつけたくなりました(笑)
だってさ。
サドの世界をまるまる踏襲してないか、これ(^^ゞ?
……てな内容だったんですよ。
タイトル忘れちゃったんですが、いろいろな小説家の幻想短編小説を集めたアンソロジーみたいな本でした。
美しい乙女の髪を手ぬぐい代わりにするとか、まるきしサドの世界じゃん。
う~む。
でもまぁ、オマージュかもしれません。
それに、エッセイは面白いから、いっか、と思ってました。
が!!
おとといから、柴田宵曲の『妖異博物館』を読んでるんですけどね。
見たことあるんですよ。
読んだことあるんですよ。
知ってるんですっ!!!!!!!!
そう。
テーマの選び方といい、その内容といい、澁澤龍彦の『東西不思議物語』にあまりにも似てる……とうより、『東西不思議物語』が、『妖異博物館』に似てるんですようおうおうおうおうおう(T_T)
柴田宵曲が『妖異博物館』を出したのは、昭和38年。
『東西不思議物語』は、昭和50年。
……なんて年代を比べなくても、どちらが「日本における妖異」に詳しいかはわかっちゃいます。
それぐらい歴然としてます。
ふぅ。
まぁ、擁護すればですね。
『東西不思議物語』は、毎日新聞の日曜版に連載されたもので、他のエッセイ集に比べると、かなりとっつき易い内容となっています。
また、短い文章で、「ほぅ!」と思えるような知識が詰め込んである。
つまり、澁澤龍彦の本分とは違ったのかもしれないなとも思います。
でもさぁ。
う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん。
なんだろう、なんだろう、なんだろう……。
すごくひっかかる。
なんかひっかかる。
そういう人に対して、三島由紀夫が……ってところに引っかかりを感じまくるのであります。
なんだかな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。
金獅子
ニュースを読んでいたら、第13回ベネチア・ビエンナーレ建築展で、伊東豊雄さんらによる作品(団体名かも?)「日本館」が金獅子賞を受賞したという記事を見つけました。
一緒に掲載されていた写真は、なんだかよくわからないものでしたが(^^ゞ
なんにせよ、うれしいニュースですよね。
ただ。
ふと思ったんですよ。
「金獅子って何?」
って。
金獅子賞といえばすぐに思い出すのが、ヴェネツィア国際映画祭じゃないですか?
ベネチア・ビエンナーレ建築展も、映画祭も、「ベネチア」という共通項がある。
っていうか、ベネチアにライオンなんかいるか??アフリカだけやろ???
……と、調べてみたら、ライオンってインドにも分布してるんですね。
象も、アフリカゾウとインドゾウがいるし。
遠い昔、大陸はアフリカとインドに分裂したんでしょうかねぇ?
……とはいえ。
ベネチアにライオンは生息してません。
なのになんで獅子やねんっ!!!
と、ぶ~ぶ~つっこみながら調べてみたら、キリスト教の聖人・マルコが関係してくるんですね。
マルコは「マルコによる福音書」の著者です。
……ってそのままですが(^^ゞ
新約聖書には福音書が4つありまして、「マタイによる福音書」「マルコによる福音書」「ルカによる福音書」「ヨハネによる福音書」がそれです。
このうち、マタイとヨハネは、キリスト十二使徒のひとりなんですよね~。
マルコとルカは主にキリストの死後に活躍した……はず。
私の記憶が正しければ。
ってことで、マルコはキリストより少し若いんでしょうね、きっと。
彼はエジプトはアレクサンドリアで殉教したのですが、その後ヴェネツィアの商人により、肉を一ポンド切り取られてしまう……ではなく、遺骨を運ばれ、ヴェネツィアの守護聖人となったのですね。
そういや、ヴェネツィアには、サン・マルコ広場とか、サン・マルコ大聖堂とかあったなぁ。
……もう20年ぐらい前に旅行したんですよ。
大聖堂はすごくきれいだと思った。
けど、マルコの福音書との関係なんて知らずに済ませてしまいましたわ。
ちゃんと予習してから行けばよかった。
ちぇ。
後悔先に立たずですが、今からでも、ヴェネツィアとマルコの関係がわかってよかった。
でも、マルコはわかっても、金獅子がわかりませんよね。
実はですね。
マルコが福音書の著者であることが関係あるようです。
エゼキエル書には、ケルビムの四つの顔として、「人間」「獅子」「牛」「鷲」が挙げられています。
ケルビムが何かと言われたらよくわからないんですけども、天使の階級?一種?
まぁなんかそんな感じです。
私のイメージでは、エデンにだれも入らないように、怖い顔をしている天使ですが(笑)
で、四人の福音書の著者が、それぞれケルビムの顔にあてはめられてるわけですね。
すなわち、
マタイは人。
マルコは獅子。
ルカは牛。
ヨハネは鷲。
などというように(なんか例外もあるそうな)。
ってことで、マルコは獅子。
それも、翼のある獅子で表現されることが多いんですって。
とするとこれから、キリスト教圏で、翼のある獅子を見たら、
「あ、マルコのことだ!!」
ってわかりますね。
めでたしめでたし。
でもね。
他の宗教圏内ではそうとも限らないんで、注意が必要なんですよ~。
たとえば、ギリシャ神話には「グリフォン」というキマイラが登場します。
その姿が、「鷲の翼(上半身)」「ライオンの体」なんですよね~(^^ゞ
あぁ、ややこしや。
キマイラではありますが、ゼウスの馬車を曳く、聖なるキマイラですから、神々しく描かれておりますし。
それを見て、
「あ、マルコだ!!」
と勘違いしたら、何がなんだかわからなくなること必至ですので、ご注意を(笑)
しかしまぁ……。
西洋の絵って、キリスト教を知らないと理解できないものが多いじゃないですか。
「人(天使)」「ライオン」「鷲」「牛」
の四つの顔はあちこちに出てくるから、覚えておくと便利ですよね。
今日は、ちょっと勉強になりましたね?
ねね??
一緒に掲載されていた写真は、なんだかよくわからないものでしたが(^^ゞ
なんにせよ、うれしいニュースですよね。
ただ。
ふと思ったんですよ。
「金獅子って何?」
って。
金獅子賞といえばすぐに思い出すのが、ヴェネツィア国際映画祭じゃないですか?
ベネチア・ビエンナーレ建築展も、映画祭も、「ベネチア」という共通項がある。
っていうか、ベネチアにライオンなんかいるか??アフリカだけやろ???
……と、調べてみたら、ライオンってインドにも分布してるんですね。
象も、アフリカゾウとインドゾウがいるし。
遠い昔、大陸はアフリカとインドに分裂したんでしょうかねぇ?
……とはいえ。
ベネチアにライオンは生息してません。
なのになんで獅子やねんっ!!!
と、ぶ~ぶ~つっこみながら調べてみたら、キリスト教の聖人・マルコが関係してくるんですね。
マルコは「マルコによる福音書」の著者です。
……ってそのままですが(^^ゞ
新約聖書には福音書が4つありまして、「マタイによる福音書」「マルコによる福音書」「ルカによる福音書」「ヨハネによる福音書」がそれです。
このうち、マタイとヨハネは、キリスト十二使徒のひとりなんですよね~。
マルコとルカは主にキリストの死後に活躍した……はず。
私の記憶が正しければ。
ってことで、マルコはキリストより少し若いんでしょうね、きっと。
彼はエジプトはアレクサンドリアで殉教したのですが、その後ヴェネツィアの商人により、肉を一ポンド切り取られてしまう……ではなく、遺骨を運ばれ、ヴェネツィアの守護聖人となったのですね。
そういや、ヴェネツィアには、サン・マルコ広場とか、サン・マルコ大聖堂とかあったなぁ。
……もう20年ぐらい前に旅行したんですよ。
大聖堂はすごくきれいだと思った。
けど、マルコの福音書との関係なんて知らずに済ませてしまいましたわ。
ちゃんと予習してから行けばよかった。
ちぇ。
後悔先に立たずですが、今からでも、ヴェネツィアとマルコの関係がわかってよかった。
でも、マルコはわかっても、金獅子がわかりませんよね。
実はですね。
マルコが福音書の著者であることが関係あるようです。
エゼキエル書には、ケルビムの四つの顔として、「人間」「獅子」「牛」「鷲」が挙げられています。
ケルビムが何かと言われたらよくわからないんですけども、天使の階級?一種?
まぁなんかそんな感じです。
私のイメージでは、エデンにだれも入らないように、怖い顔をしている天使ですが(笑)
で、四人の福音書の著者が、それぞれケルビムの顔にあてはめられてるわけですね。
すなわち、
マタイは人。
マルコは獅子。
ルカは牛。
ヨハネは鷲。
などというように(なんか例外もあるそうな)。
ってことで、マルコは獅子。
それも、翼のある獅子で表現されることが多いんですって。
とするとこれから、キリスト教圏で、翼のある獅子を見たら、
「あ、マルコのことだ!!」
ってわかりますね。
めでたしめでたし。
でもね。
他の宗教圏内ではそうとも限らないんで、注意が必要なんですよ~。
たとえば、ギリシャ神話には「グリフォン」というキマイラが登場します。
その姿が、「鷲の翼(上半身)」「ライオンの体」なんですよね~(^^ゞ
あぁ、ややこしや。
キマイラではありますが、ゼウスの馬車を曳く、聖なるキマイラですから、神々しく描かれておりますし。
それを見て、
「あ、マルコだ!!」
と勘違いしたら、何がなんだかわからなくなること必至ですので、ご注意を(笑)
しかしまぁ……。
西洋の絵って、キリスト教を知らないと理解できないものが多いじゃないですか。
「人(天使)」「ライオン」「鷲」「牛」
の四つの顔はあちこちに出てくるから、覚えておくと便利ですよね。
今日は、ちょっと勉強になりましたね?
ねね??